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デイサービスでテーブルゲームコミュのヴィラ・パレッティ

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『ボトルチップス』の時も書きましたが、
バランスゲームというのは認知症の高齢者の方々と遊ぶには
ルールも簡単で最強の品だと思います。

そのなかでも最高峰なのは、
外国産ですが
ZOCH社【ヴィラパレッティ】だと思います。
確かに2002年ドイツ年間ゲーム賞というのを獲っていて
大人が遊んでも楽しいゲームに仕上がっています。
本当のルールであれば
2〜4名までで遊びます。

ただ、正規のルールを無視すれば6人ぐらいまで遊べます。

ゲームしながらみんなで作っていく建物は圧巻で、
他のテーブルの方々からもやっぱり目をひく代物です。
建物が不安定にあって崩れた時の迫力は最高です。
(心臓の悪い人は遊べませんが)

正規のルールであれば、
みんなで、まずすべての柱を
丸いゲームボードの建築現場に無作為に建てます。
そしてその上にへんてこな形の板を載せます。
それから、自分の受け持つ柱の色を順々に決めていきます。
(各自が持つ柱の構成、太い円柱1本、六角柱1本、細い円柱3本)
最後に柱の色を選んだプレイヤーからスタートです。
手番では自分の受け持つ柱を一本選んで、上の階に上げていきます。
柱にはそれぞれ点数があります。
太い柱3点、六角柱2点、細い柱1点。
太い柱ほど、上の階に上げれば点数が入るようになっています。
ゲームが進むと
どんどん上階に柱が移動し、上階を支える床が少なくなってきます。
床から柱を引き抜くためのフックのなどもあるのですが
柱を引き抜くことが難しくなってきます。
このとき、手番のプレイヤーはさらに上階の柱の上に
一回り小さいへんてこな形の新しいフロアを置いていいか
みんなに提案することができます。
反対者がいれば、反対者は手番の者の代わりに
床を支える柱を抜かなくてはなりません。
抜くことが成功すれば、
手番プレイヤーの柱をゲームから除外することができます。
提案をみなが受け入れた場合は、フロアの新設が行われ
またその上に柱を積んでいきます。
ただし、新設されると今までの得点はチャラになります。
ゲームの終わりは、建物が崩れた時、
崩した人以外で、一番得点した人が勝利…。

以上がだいたいのゲームの流れですが
認知症の人だと、自分の色の柱の色を忘れてしまうことなどあるので、
細かいルールでやらず
ただ、色も決めずにただ手番では柱1本、上にあげるというルールでも
十分楽しめると思います。
なにより、みんなである一つの物を作りあげているんだという
利用者さんたちの集中した意識が『ヴィラパレッティ』に投影されて
見えてくるので、とても感動します。

ただ舶来品なので値段が高いです。6千円します。
これは職場のみんなを説得して私もなんとか買ってもらったのですが
職場で購入する前に、自腹でまず自分の「ヴィラパレッティ」を買って、
それを遊んだら利用者さんの反応がとても良かったので
なんとか会社に購入許可がおりました。

とすると、どんなに良いものでも
こんなに高価だと
ここで紹介するのも申し訳ないような気持ちもしてきます。
ケアワーカーなど薄給なので、自腹で買うなど飛んでもないとも思います。
私が自腹で買ったのはたまたまボードゲームを趣味としているからです。

それなら、安上がりに自作してしまうのがいいかも知れません。
ホームセンターに行くと、
ラワン材やラジアーター棒というのが安く手に入ります。
手間は掛かりますが、それらを鋸で切って作るのです。
塗料は百円ショップで売っております。
似たようなものはできると思います。

しかし、実をいうと
あまり自作というのは本当は勧められることではないです。
みんながボードゲームの真似して自作していたら
ボードゲームが文化として広がらないではないかという懸念もあります。

ただ、そのような自作した物がきっかけとなって
本物のヴィラパレッティが各地のデイで置かれるようになれば
すばらしいことだと思います。

やっぱり高齢者の方も自作品よりも
ドイツの舶来品だと知ると
妙に納得してくれると思いますし…。


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