イーグルスファンコミュのドラ１早川隆久、先輩投手の極意学ぶ…岸のカーブ、松井のスライダー、涌井の制球力、則本の奪三振力を深掘り

【楽天】新人７選手が東日本大震災の被災地訪問で決意新た　
自身も被災したドラ１早川「勇気を与えられる選手に」

楽天の新人７選手が２１日、２０１１年の東日本大震災で甚大な被害を受けた
宮城・名取市閖上を慰霊のため訪問した。

市内にある震災復興伝承館では当時の状況や、震災後１０年の歩みなどを記録した
映像や津波による被害規模を表した資料などを見て、現実を目に焼き付けた。
震災メモリアル公園では日和山に登り、慰霊碑に献花を行った。

自身も故郷・千葉で被災した経験を持つドラフト１位・早川は
「実際にこのような経験をして、自分も被災した経験があるなかで、
心を締め付けられるような感じがあった。なかなかできない経験だった」と
神妙な面持ちで語った。

当時小学６年生だった早川は「あと数日で卒業式というところで、３・１１が来た。
実家の前が海だった。下校中の時に、いとこが自分を（車で）拾ってくれて
自分はぎりぎり津波の被害を受けなかったんですけど、
もし、自分がそのまま家に帰っていたら状況は変わっていたかなと思う」と明かした。

「２０１３年の優勝というのは、東北の皆さんに勇気を与えたという言葉を聞いて、
自分たちもプロ野球選手として勇気を与えられるようになりたい。
自分も２０１３年に優勝を見ていて、スポーツが地域の皆さんに与える力は
すごく大きいと感じた。
自分もそういう力を与えられるような選手になっていければ」と決意を新たにしていた。

楽天新人7選手が東日本大震災の被災地訪問　ドラ2高田「甘い考えだった」

楽天の新人選手7人が21日、東日本大震災の被災地を訪問した。
　名取市閖上の名取市震災復興伝承館などを訪れ、名取市震災メモリアル公園では
献花し、黙とうして犠牲者の冥福を祈った。

ドラフト2位・高田孝一投手は初めて被災地に足を運び
「地震の規模、津波の高さであったり範囲、被害が僕が思っていたよりもとても
ひどくて深刻なものだったと感じた」と話した。

震災当時は小学校6年生。神奈川県に住んでおり「震度5で、とても大きな
地震だったのでビックリした記憶がある」。
実際に自分の目で被災地を見て回り「数年経っていればある程度、
復興は進んでいるのかなと甘い考えだった。
正直まだ復興は100％出来ていないと思った」と話した。

震災から10年の節目に楽天に入団。「少しでも元気だったり希望を与えられるような
プレーをして、優勝だったり日本一に（チームを）導けるよう精一杯頑張りたい」と
誓った。

ドラ１早川隆久、先輩投手の極意学ぶ…岸のカーブ、松井のスライダー、
涌井の制球力、則本の奪三振力を深掘り

楽天のドラフト１位・早川隆久投手が２０日、１軍スタートの春季キャンプで
名だたる先輩投手の武器を深掘りし、極意を学ぶ考えを示した。
則本昂や涌井、岸、松井らに「自分からも聞ける場面があれば積極的に聞いて
参考にし、プロで生きていくための材料にしたい」と目を輝かせた。

まず岸からは宝刀・カーブを学ぶ。
投げ方だけでなく「自分はカーブの割合が多くないので割合を増やすための使い方を
学びたい」。
松井からはスライダーの感覚に加え「真っすぐの強さやチェンジアップの抜け感も
左投手では変わってくるかなと思う」と同じ左腕だからこそのヒントも探る。

球種以外でも血肉としたいことは多い。
昨季最多勝を獲得した涌井からは制球面や球への力の伝え方とともに
「ポーカーフェースで、どんなメンタルでマウンドに立っているか知りたい」。
則本昂からも、奪三振の極意を吸収したい意思を以前から示している。

この日は仙台市内で行われた新人合同自主トレに参加。
春季キャンプは無観客開催となるが「キャンプを乗り越えて、
どのように選手が変わってくるのかというのもファンの方に楽しみにしてもらえれば」と
うなずいた。