イーグルスファンコミュの楽天ドライチ・小深田の1年目、オコエ、辰己と比べてみると……

楽天岸−ロッテ種市ほか／４日予告先発
＜セ・リーグ＞
巨人田口麗斗−中日吉見一起（東京ドーム＝14時）
ヤクルト小川泰弘−DeNA中川虎大（神宮＝18時）
広島遠藤淳志−阪神岩貞祐太（マツダスタジアム＝14時）
＜パ・リーグ＞
日本ハム加藤貴之−ソフトバンク和田毅（札幌ドーム＝14時）
楽天岸孝之−ロッテ種市篤暉（楽天生命パーク＝14時）
西武松本航−オリックス田嶋大樹（メットライフドーム＝18時）

則本昂大、開幕３連勝へ「７回まで投げきる」

楽天は今日３日、本拠地でロッテを迎え撃つ。
先発は６月１９日のオリックス戦（京セラＤ）で２年ぶり６度目の開幕投手を務めた
則本昂大。
２枚看板の一角は、ここまで２戦に登板し２勝０敗、防御率１・２９と絶好調。
自身開幕３連勝をかけ、真っさらなマウンドに上がる右腕に意気込みなどを聞いた。

　―今年のロッテ打線の印象は？

「打線のつながりがあると思うので（前回登板の）日本ハム戦と同じく、
打線のつながりというものをできるだけ切ってやっていけば、
チャンスは出てくると思う。
要所、要所で状態のいいバッターが多いので、そのバッターを抑えてやっていけたら」

―６月２６日の日本ハム戦に続き、このロッテとの同一カード６連戦でも、
４戦目の登板になる。
各チームとも、基本的に４戦目は開幕投手を務めた投手が登板することになる。
エース級の投手が激突する４戦目への意識はあるか？

「チームの状態がいいので、その流れを切らずに週末を迎えられたら。
土曜日、日曜日と中継ぎをしっかりとつぎ込んで勝てるように（自分が）
長いイニングを投げることができれば。先発の役目として７回までは投げきりたい」

―涌井は「則本昂には負けたくない」と闘志を燃やしている。
涌井とはどんな話をしているのか？

「投げ終わったタイミングで成績とか、その試合の総括ではないですけど、
客観的に見て（それぞれの投球が）どうだったというところも話せるので。
その中でお互いに高め合えているのかなと思います」

―チーム内に競い合う存在がいることは大きい？

「競い合える選手が多ければ多いほどチームは強い。
もっともっといろんな選手と競い合える状態に持っていけたら、
もっともっと勝てると思う。チームとしてそういう環境作りができたらと思います」

楽天ドライチ・小深田の1年目、オコエ、辰己と比べてみると……

楽天のドラフト1位ルーキー・小深田大翔が、6月30日のロッテ戦（楽天生命パーク）で
プロ初ヒットをマークした。
開幕一軍をつかみ、代走や守備固めで出場を続け、自身8試合目での初ヒットとなった。
過去の楽天のドライチを調べてみると、野手で1位指名されたのは
2016年入団のオコエ瑠偉（高卒）、19年の辰己涼介（大卒）、
そして小深田（社会人卒）の3人のみ。
いずれもルーキーイヤーに開幕一軍を果たしている。
では3人の開幕直後の成績はどうだったのだろうか。

オコエは球団史上初の高卒野手開幕一軍を果たすと、開幕戦で代走にてプロデビュー。
2戦目には初打席、初出塁、初盗塁をマークした。
4月14日にチーム事情から二軍落ちとなるも5月29日には一軍昇格。
すると31日にプロ初安打（13打席目）、6月18日にはプロ初本塁打を放っている。
こちらも高卒ルーキーとしては球団初の1年目での本塁打となった。

辰己は開幕2戦目の3月30日に守備固めでプロ初出場。
翌31日にはプロ初スタメンでプロ初安打、初打点、初盗塁をマークする
メモリアルな1日に。初安打は2打席目と早々に結果を残している。
しかし、その後は打撃が低迷し4月22日に二軍降格。
それでも5月3日に再昇格すると6日にプロ初本塁打を放った。

では小深田はどうか。開幕戦の守備固めでプロデビューを果たすと、
2戦目の6月20日に代走で出場し、プロ初盗塁。
30日には8打席目にして初安打を放っている。

打撃にはあまり期待されていない印象を受ける小深田だが、その印象は打席結果よりも
むしろ、起用法にあったようだ。
開幕から10戦目までの出場に焦点を絞ってみると、オコエは9試合連続出場で
スタメン1試合、辰己が7試合出場でスタメン6試合、
小深田は8試合出場でスタメン出場なしとなる。

俊足と堅守を武器とする小深田は、足から得点機を作り、守り勝つ野球を目指す
三木肇監督の野球を最も体現しているといえるだろう。
オコエや辰己とは違う存在感を放ちながら、チームの勝利に貢献しているのだ。
三木野球において、守備・走塁のスペシャリストがどれほど重要なポジションを
占めるのか、小深田の成績、起用法には今後も注目していきたい。
オコエ、辰己はともに、開幕から1カ月以内に二軍を経験しているが、
小深田はいかに――。



楽天が選手らに新型コロナの感染予防の徹底を呼びかけ

東京を中心に新型コロナウイルスの新規感染者が多く確認されていることを受けて、
楽天は監督、コーチ、選手、スタッフにあらためて感染予防の徹底を呼びかけた。

三木肇監督は「2日の（ロッテ戦の）練習前に、全員が集まって球団の方から
そういった話をしてもらった。
一人の人間として感染をしないように、より注意してやっていこうと。
これまでもみんなしっかりと理解して取り組んできた。（感染者が）増えている中で、
この時期をしっかり乗り越えようという話だった」と明かした。