イーグルスファンコミュの今江敏晃新監督がフェニックス・リーグ視察で２軍選手に訓示「壁を乗り越えてアピールしてほしい」&今江敏晃新監督「サンドウィッチマン」特別コーチ要請も　仙台秋季Ｃでファンサービス拡充

今江新監督「第2の今江」育てる　黒川、武藤、平良「強化指定選手」に

宮崎の夏のような日差しの下、必死にアピールする若武者たちにかつての自分を重ねた。
楽天・今江新監督がフェニックス・リーグの日本ハム戦を視察。
「黒川、武藤、平良あたりはそろそろ出てきてほしい」と同リーグに参戦中の若手を
「強化指定選手」とした。
　若手の台頭がチームのカンフル剤になることを誰よりも知っている。
自身は高卒4年目の05年に正三塁手の座をつかみ、
日本一を達成した日本シリーズでMVPを獲得。
今季は1軍に配置転換された5月下旬まで2軍打撃コーチを務め、
3選手の能力を把握する指揮官は「プロの世界で下積みしてきた。
きっかけをつくってやれれば」と期待する。

高卒4年目の左打ちの黒川は非凡な打撃センスだけでなく、闘志を内に秘めた
強いキャプテンシーも持つ。同じく高卒4年目の左打ちの武藤は走攻守そろった
リードオフマン候補。社会人から入団1年目で指揮官と同じ右打ちの
内野手の平良は1メートル70と
小柄ながらパンチ力が魅力だ。

内部昇格により抜てきされた40歳の若き指揮官は練習前には選手たちを集めて訓示。
「1軍と2軍には大きな壁がある。その壁を乗り越えていかないと。
そのために何をしないといけないか、探すことが必要」と説いた。
その後はコーチ陣や選手と積極的にコミュニケーションを取り、
試合はバックネット裏から鋭い視線を送った。

今江監督は「1軍も2軍もみんなで1年間戦っていかないと絶対に勝てない」と力を込める。
2年連続4位に終わったチームを立て直す――。
宮崎を1泊2日で訪れた強行軍は、そんな思いの表れだ。




今江敏晃新監督がフェニックス・リーグ視察で２軍選手に訓示
「壁を乗り越えてアピールしてほしい」

◆フェニックス・リーグ楽天１―６日本ハム（２２日・アイビー）

楽天・今江敏晃新監督が宮崎で開催中のフェニックス・リーグを視察し、
２軍の選手たちに訓示を行った。

試合前練習に選手、スタッフの前で就任を報告した指揮官は
「みんなの頑張っている姿はわかっている。何とか１軍に来てほしいという気持ちは
大いにある」と熱弁。
今季はシーズン途中で２軍打撃コーチから１軍打撃コーチに配置転換され、
１軍と２軍との間に「大きな壁がある」と指導者目線で実感したという。
「そこの壁をしっかり乗り越えて、結果を出していかないと１軍では難しい。
このフェニックスと秋季キャンプはすごく大事になってくる。
しっかり自分をアピールしてしっかりやってほしい」と呼び掛けた。

また、今季は２軍で指導していた大卒５年目の小郷と高卒８年目の村林がブレイク。
「僕は高卒４年目で（ロッテで）レギュラーを取ったので、
黒川は来年５年目になるんですかね、武藤も５年目。
（新人の）平良はもう社会人出てるんで、あれですけれど、堀内は村林と同い年、
キャッチャーも石原も７年目。
やっぱりその辺りはまずひと山、こうばっとね（飛躍してほしい）」と、
くすぶっている選手たちの台頭を願っていた。


今江敏晃新監督「サンドウィッチマン」
特別コーチ要請も　仙台秋季Ｃでファンサービス拡充

今江敏晃新監督が２２日、宮崎で開催中のフェニックス・リーグを視察し、
公約の一つに掲げた「ファンサービス」の拡充のために“特別コーチ”要請プランを
明かした。１１月１日から仙台で行われる秋季キャンプに
所属事務所グレープカンパニーの先輩で、お笑いコンビの「サンドウィッチマン」の
来訪を熱望。
「もちろん、来ていただけるなら、うれしいです。盛り上がりますし」と目を輝かせた。

指揮官は「まずは勝つことが第一というのは、声を大にして言いたい」と
前置きした上で、観客動員数増に貢献することも立派な仕事だと重きを置く考え。
「基本的にプレーだけでファンを魅了できる選手ってごくわずか」という思いから、
選手たちにも「パフォーマンスや、ファンが喜んでくれるようなコメント」を
求めていくことも明言した。

そこで、ファンサービスの指南役として浮上したのが先輩コンビ。軽妙なトークと、
ファンを大切にすることで有名な伊達みきおと富澤たけしの経験談を
聞くことができれば、選手たちにとっても大きなプラスとなるだろう。
今江監督は「２人は本当に忙しい方たちなので」と
スケジュールの都合がつくことを願っていた。