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コメント(13)
プライミング / you
今日も書き切れぬ程
彩る事象で溢れ返る
要約せざるを得ない
原稿をばら撒いたら
何も知らぬあなたは
あれこれ罵るけれど
真相が知りたいなら
暗黙のルールの許に
どうか平和な世界を
作ってくれないか？
何かが善である為に
悪という存在が要る
そんな滑稽な前提で
振り翳してるものは
本当に正義だろうか
裏で役の交換をする
起こす事象はまるで
コインの様に廻って
驚くほど評価は違う
事象はひとつなのに
答はひとつじゃない
そんな中で息を吸う
あなたはどんな答を
見つけるのだろうか
洗濯機の掃除でさえ
洗濯機がするご時世
与えられた利便性は
僕らから何を奪う？
また一日の終わりに
認印を待つ書類の山
それに押し続けてる
朱色の名も慣れると
記号に見えてくるよ
麻痺してるのは何？
僕が四肢を動かして
何かの形を成すとき
誰かの役に立つなら
その人にはいい人で
違う誰かにとっては
煩わしく感じられる
起こす事象はまるで
コインの様に廻って
驚くほど評価は違う
事象はひとつなのに
答はひとつじゃない
そんな中で息を吐く
あなたはどんな答を
空に叫ぶのだろうか
2012.08.15
センテンスベクトル / you
したいことを言い訳に
嫌なことにサヨウナラ
そして"今日も幸せ"？
羨む観衆に何が映る？
そんな安い幸福でさえ
キャンセル待ちの世界
正当化した選択だって
理を辿れば筋は通らず
説教も相手が居なきゃ
ただの蟠りに成る様に
自分で掴んだ成功さえ
実は誰かのおかげかも
日常に埋れゆく記憶は
心を亡くした代償かな
忘れていた宣誓だって
果たせていない約束も
思い出せたなら大丈夫
さぁ恐れることなかれ
"もう一度"＝"最後"＝
"失敗は許されない"？
そんなのあり得ません
さぁ恐れることなかれ
言い訳や言い逃れなら
ゴミ箱に捨てていこう
だれもが恐れながらも
油断しながら進んでく
見過ごした記憶だって
見逃した自らの過ちも
腹を括ったなら大丈夫
さぁ恐れることなかれ
"もう一度"＝"最後"＝
"失敗は許されない"？
そんなのあり得ません
さぁ恐れることなかれ
不安の数を指切りせず
肩の力を抜いてごらん
幾ら知識を増やしても
知らぬことの方が多い
一体どれほどの悪意が
眼を盗み蠢いてるのか
僕らには知る由も無い
されどなお希望を胸に
さぁ恐れることなかれ
世界は望むより残酷で
世界は臆すより美しい
2012.08.14
小庶民 / you
窓の外では勝手に
世界が動き始める
誰も止めないから
赴く侭に進んでは
お家もわからない
名前もわからない
子猫の出来上がり
あなたは何ですか
心なきニュースが
今日も届くけれど
加害者の環境さえ
洗いざらすときに
どこまでを含めば
誠の正解だろうか
仕組みを理解せず
漠然と受け入れて
同じ社会に生きる
僕らは無関係か？
ほらよく見たまえ
加害者もあなたも
母の身を傷付けて
産まれ堕ちてきた
みんな小さな庶民
偶然顔を合わせず
過ごしてきただけ
違いなど微々たる
砂粒の様なものだ
もし世界中の人が
同じ国に産まれて
同じ環境で育って
同じ神を拝めても
何かが今と対して
変わることは無い
自分が誰なのかも
解らず火を点ける
劇的に巡り会って
恋で弄ぶ男女でも
株の動向を伺って
２億儲けた男でも
埋め尽くす予定に
安堵してる女でも
平然と人を殺める
狂気の殺人鬼でも
煩悩を閉じ込めた
徳のある坊主でも
ほらよく見たまえ
凡人でも非凡でも
母の身を傷付けて
産まれ堕ちてきた
みんな小さな庶民
誰と較べているの
何を嫉むというの
違いなど微々たる
砂粒の様なものだ
困っている誰かを
助けんとするのは
いい人ではなくて
当たり前のことだ
だってそうでしょ
同じ空の下生きる
みんな小さな庶民
2012.08.24
プルトニウム / you
ほら太陽は今日も
不変の真理という
使命を果たすため
沈んでいくんだよ
紫色に滲む景色は
アウトフォーカス
事故は起きないか
不安が脳裏を過る
巻き込まれないか
保身こそが最優先
出す引き足が遅い
自らの性質を憎む
全てが有耶無耶な
時間帯は是か非か
世界の姿に瓜二つ
掴んだ全てが贋物
エアコンを付けて
エコについて語る
ポイ捨てを罵って
禁止区に駐輪する
犯した憶えのない
過ちを清算しよう
受け容れるか否か
どちらを選んでも
罪は消えないけど
決めるのはあなた
匿名希望の揶揄も
無視した赤信号も
筋の通らぬ正義も
都合いい神頼みも
夢という名に託す
ただの現実逃避も
咄嗟に吐いた嘘も
蔑ろにした宣誓も
その瞳にサインを
SOSを送っている
全てが有耶無耶な
時間帯は是か非か
人間の様相を醸す
矛盾が得意な僕ら
食卓に並ぶ数多の
命を頬張りながら
殺人事件に苦い顔
お口に合わない？
犯した憶えのない
過ちを清算しよう
受け容れるか否か
どちらを選んでも
罪は消えないけど
決めるのはあなた
2012.08.31
原子番号92 / you
生まれきた意味は
どこにも無いから
見つけた振りして
はしゃがないでよ
その煩い喚き声で
掻き混ぜられては
綺麗なものまでも
見えなくなりそう
僕らの正解は今も
濁って霞んでいる
今日も目を細めて
その先を覗いてく
もし世界中の鏡と
カメラが嘘つきで
世界中の人たちが
口裏を合わせたら
いとも容易く僕を
僕から奪えるんだ
あなたが知ってる
「白」だってほら
僕にははっきりと
『黒』に見えてる
目を背けたくなる
残酷な現実でさえ
手を伸ばして奪え
その先にしか無い
生きていく意味は
どこにも無いから
勝手に押し付けて
裏切られたなんて
人のせいにするな
耳障りで仕方ない
見て見ぬ振りして
通り過ぎる無罪も
"みんなもしてる"
見過ごした有罪も
遺伝子に組込まれ
未来は変わらない
雨上がりに架かる
虹を仰いだとして
七色と決めつけて
数えもしないんだ
言葉ばかり先立ち
本当の姿を隠すの
自らを納得させて
正当化したいから
名前を借りただけ
これで何度目だい
口約束で手を繋ぎ
舌を絡め弄り合う
神様への願い事は
きっと叶いません
裁かれないままの
白が黒に変わった
2012.09.04
HOPE / you
僕の知らぬ誰かに
傷付けられた友よ
あゝ親愛なる友よ
聴こえているかい
あなたを救う詩は
どこにも無いけど
あなたの味方なら
ここに居るからね
笑っていますか？
それならいいんだ
元気ならいいんだ
知らないでしょう
あなたの笑う声で
何度も救われたよ
あなたという存在
それが僕の希望だ
心を救う為の薬が
もし世界にあれば
その薬は果たして
誰の為にあるのか
顔も知らぬ誰かに
傷付けられた友か
殺害された少女の
遺された家族達か
最も可哀想な人？
最も親しい人かな
それともやっぱり
カワイイ自分か？
いいや違うはずだ
心を救う為の薬は
人を傷付けた人の
心の闇を救う為に
産まれた薬だろう
僕はそう信じてる
傷付けられた友や
遺された家族には
"僕が居るから"と
そう言えるように
蔑ろにされた心を
蹂躙された誠実を
掻き消された夢を
守るのではなくて
纏わりつく悪意を
溢れかえる揶揄を
人を傷付ける人を
救うための僕の詩
闇を産む闇の連鎖
もう終わらせよう
僕の知らぬ誰かに
傷付けられた友よ
あゝ親愛なる友よ
聴こえているかい
あなたを救う詩は
どこにも無いけど
あなたの味方なら
ここに居るからね
上手く言えないや
いつもありがとう
あなたという存在
それが僕の希望だ
目指してる場所が
遠ければ遠いほど
その道中に出会う
悪意も多いだろう
それでも恨んだり
憎んだりはするな
あなたが勿体無い
続いてく道すがら
向かい風が強くて
殺風景が続いても
諦めたりはするな
悪い癖は易く付く
憎悪を呼ぶ報復を
諦める薄弱の心を
その連鎖を今こそ
他の誰かではなく
紛れもない唯一の
あなたが断ち切れ
その心はあなたの
愛す人に伝染する
次また会う日には
とびきりの笑顔で
どこにでも蔓延る
大きな闇を祓う光
あなたの存在こそ
この時代の希望だ
ひとり一人を救う
薬に僕らがなろう
僕らになら出来る
2012.09.08
I love you / you
あなたのことが好きです
それは僕が決めたのではなく
あなたの全てが決めたのです
あなたの笑顔が
あなたの優しさが
あなたの声が
あなたの振る舞いが
そう 決めたのです
あなたを好きになれて
涙が出るほど幸せです
ほんとうに嬉しいです
素敵な気持ちをくれて
どうもありがとう
あなたが僕のことを好きだから
僕も好きな訳ではありません
だからもしあなたが
僕のことを好きではなくて
なんとも想ってなくとも
僕はあなたのことが好きです
１mmも揺れずに大好きです
誰かに愛されたいと
誰かの特別になりたいと
いつも願ってばかりでした
誰かが僕のことを愛しいと
決めるのは僕だと知りました
醜い部分が露わになりました
片っ端から捨てていきました
あなたのことが好きです
それを決めたのは僕ではなく
あなたの全てが決めたのです
あなたに愛されるような人に
僕はなりたいと想いました
それを決めるのは誰ですか？
きっと決めるのは僕の全てです
汚い心がはっきりしました
隅々までキレイにします
条件でも理屈でもなく
あなたのことが好きです
色んな形が騙すから
正しい場所に返したい
もしも間違ってるなら
ちゃんと叱ってください
もしあなたが僕のことを
嫌いになったとしても
僕はあなたが好きです
ずっとずっと大好きです
もしあなたが僕のことを
なんとも想わなくなっても
僕はあなたが好きです
ずっとずっと大好きです
もしあなたが目の前から
居なくなったとしても
僕はあなたが好きです
ずっとずっと大好きです
これからも何があっても
心の底から愛しています
ちゃんと届いていますか？
まっすぐ愛せていますか？
2012.09.11
チルドレン / you
浮世離れした景色が
胸を揺さぶるけれど
どうも写真にすると
感動は伝わらないね
偉人が考察を重ねて
捻り出して遺しゆく
答だって似たもんさ
誤った解釈が蔓延る
もうやめにしないか
使いまわしの哲学を
聞き覚えのある答を
大人達は繰り返すよ
矛盾が顔を出すから
知らない振りをする
置き去りが嫌だから
何かを否定している
その言葉に死ぬまで
責任を持てるのか？
その場限りの答なら
聞きたくもないから
雑音のボリュームは
一番小さくしときな
未来を担う子供達に
聞こえたらいけない
間違いならたくさん
積み重ねてきたけど
失敗はひとつもない
自分が頷けるのなら
成功への糧だと知れ
諦めずにただ信じろ
あなたが見てきたと
押し付ける現実の姿
必ずしも同じだとは
限らないから見守れ
もうやめにしないか
使いまわしの人生を
見栄えだけの道徳を
世界中で教えるから
主張というよりかは
建前に近い抗議活動
玩具売場で泣き叫ぶ
園児と見違えるほど
呆れる馬鹿が多いな
纏めて死刑でどう？
その場限りの正義は
聞きたくもないから
テレビに出てくるな
家に帰って寝ておけ
未来を担う子供達が
真似するといけない
不平等に決められた
規則が罷り通るのは
絶対に間違っている
今すぐに裁いてくれ
規則の名に守られて
馬鹿が生きてるのは
絶対に間違っている
誰か早く裁いてくれ
こんなこと書いても
罪にならないなんて
絶対に間違っている
誰か僕を裁いてくれ
未来を担う子供達の
眼に映るといけない
2012.09.14
HOW TO BREATHE / you
誰もが空の下で息を吸い吐く
無意識のうちに繰り返してる
「幸せですか？」
ダンボールで眠るホームレス
夢に敗れて家を失い塵を漁る
「幸せですか？」
格差に安堵したサラリーマン
汗を流して媚を売り家を買う
「幸せですか？」
心は形がないから価値がない
体を絡め子を授かり何を誓う
「幸せですか？」
物が無いと遊べぬチルドレン
傷を作らず親を見て人を貶す
「幸せですか？」
保身が最優先のガーバメント
言葉を操り税を集め隙を衝く
「幸せですか？」
心は目に映らないからいいね
嘘を吐き微笑みいい子のフリ
「幸せですか？」
涙を流し哀しみに暮れるとき
僕は間を測り聞いてみるんだ
「幸せですか？」
決めつけるようで悪いけれど
そんなときの答は決まってる
「いいえ、幸せになりたい」
幸せに決まってるじゃないか
どうして？なんて驚かないで
「幸せですよ」
僕からしたら息の仕方くらい
説明し難い当たり前のことだ
2012.09.16
メタファー / you
僕が産まれたときに
何を基準に決めたのか
毎月5000万円を貰える
何を血迷ったのか
何もしなくたって
国がくれるって言うんだ
災害時だってそうさ
いつも通りの食事や
いつも通りの布団を
いつも通りの自由や
いつも通りの生活を
僕だけ保証されている
「そんなのおかしい」と
なんで誰も言わないの？
彼女の５歳の子供が
死にそうになったって
特別仲がいい訳ではないし
僕に頼ってこないで欲しい
そりゃ僕がその気になれば
彼女の子供くらいなら
確実に救えるけど、ほら
僕の分が減るでしょう？
なんでわざわざそんなこと
しなくちゃいけないのさ？
僕として子を産まなかった
彼女の責任でしょう？
どうして大人たちは
「人に非ず」と怒らない？
僕が毎月の半分のお金を
彼女に送ればいいだけだ
僕が少しだけ我慢したら
彼女の子供を救えるんだ
いつになったら『僕』は
心を改めるんだろうか？
たったそれだけのことで
変わる世界が此処に在る
2012.09.17
ゲーム / you
僕と共に過ごす日々を
恋と呼んでいたでしょ
今の彼と過ごす日々に
同じ名前を使い回すの
なら僕との日々はもう
嘘にしちゃったんだね
あなただけじゃないよ
僕らはいつも嘘吐きだ
僕と過ごした日々を今
何と呼んでいますか？
あの時感じた気持ちが
愛なんだと思ったけど
もしも愛であったなら
今もここに在るはずだ
恋は期限付きとしても
愛に期限はないだろう
だけれど今となっては
どこにも見当たらない
知らぬうちに吐く嘘を
何度繰り返せばいい？
愛することがこんなに
難しいと思わなかった
恋を育てるにはいつか
愛が必要なときがくる
だけれど愛の育て方は
恋のそれとは全く逆だ
言葉に映すには遠くて
行動に移すには難しい
僕らはみんな嘘吐きだ
偽物だと知っていても
仮面の下で鼻を伸ばし
暇潰しに服を脱ぎ捨つ
別れが悲しいだなんて
自愛だと気付いてる？
少し歩けば忘れちゃう
すぐに嘘へ変えられる
そしてまた胸踊らせて
仮面を被って暇潰しさ
リセットを繰り返して
オープニングに飽きた
ハッピーエンドまでに
あと何度ボタンを押す？
あと何度のチャンスを
神様は僕にくれますか
愛することがこんなに
難しいと思わなかった
2012.09.18
ボイラー / you
今も世界の何処かで
絶望の理由を辿って
望まずして生まれた
そんな声が聞こえる
だったらほら諦めな
解ってるんだろう？
望みが叶わないのは
もう慣れっこだろう
望み通りに死ねると
思っていたのかい？
白か黒かどっちなの
はっきりさせてくれ
死くらい選ばせろと
泣くなら仕方ないね
あなたの望み通りに
だけれどひとつだけ
迷惑のかからぬ様に
それだけお願いだよ
首吊りも飛び込みも
飛び降りもダメだよ
ショック死も溺死も
焼死も言わずもがな
誰があなたの死体を
捜すと思ってるの？
誰があなたの死体を
片付けるというの？
何かを解決する為に
問題を生むだなんて
解決策とは呼べない
気付いてるでしょう
次の候補を考えてよ
その全てが大迷惑だ
抜け出したい絶望は
消えても消せないさ
誰もが誰もと繋がり
今日も生きてるから
ひとりぼっちなんて
この世に居ないんだ
嘘だと思ってるなら
あなたを僕の中から
殺してみせておくれ
もう泣き言は終わり
なんとかなるもんさ
こんな僕も生きてる
生きていけるように
この世界は出来てる
嘘だと思ってるなら
明日を生きてみせて
2012.08.14
第三次世界戦争 / you
開戦の合図もないままに
幕を開けた静かな戦争は
平和の仮面を遣い熟して
僕らに獅噛みついている
偽りが蔓延る戦渦の中で
誰かを愛せるだろうか？
生きたいのに死んでった
彼女の病に涙した意味を
生きれるのに死んでった
彼の理由が無意味にする
生きながらに死んでいる
その命に意味はあるのか
運命の引換券を渡す度に
平和は僕を護ってくれる
いつでも貰えるその券に
価値を見出せない僕らは
いつからか心のどこかで
心踊る戦争を望んでいた
「自分を責めるな」って
言うのはいつだってそう
何も考えていない人だと
僕はもう知っているから
この身体で牙を向き合う
白と黒の戦争を止めない
偶然乗り合わせた電車は
直前で起きた人身事故で
定刻通り走るのをやめた
イライラし始める乗客達
命の尊さも解らない人に
僕の子供は育ちはしない
信じてたのに裏切ったね
裏切られたって信じるよ
信じられなくなることは
白旗あげるということだ
弱い心に負けてたまるか
大切ってそうでしょう？
僕らが縋りついた平和は
ほんとは戦争を愛してる
そんな前提の中で僕らは
何を護れるというのか？
瞬く命の狭間で交わした
約束が違えるのは必然か
勝者が笑顔になる為には
敗者の涙が不可欠な様に
僕らが幸福である為には
誰かの不幸が不可欠か？
僕らが享受してる幸福は
憎き不平等から生まれた
2012.09.15
- mixiユーザー
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