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史跡コミュの興福寺旧境内

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 奈良県奈良市高畑町・登大路町

 1967年05月10日、史跡に指定。
 1998年12月05日、UNESCO世界遺産に指定。

 法相宗大本山。南都七大寺の一つ。
 藤原鎌足(614〜669)夫人の鏡女王(カガミノヒメミコ)が夫の菩提を弔うため、669年に山城国に建立した山階寺(ヤマシナジ)が前身で、その後、飛鳥に移されて厩坂寺(ウマヤサカデラ)と改称されたが、710年の平城遷都に際し、鎌足の子不比等が奈良に再移築して興福寺と改称した。
 藤原氏の氏寺であるが、藤原氏の権勢増大に伴って官寺に遇され、平安時代になると全国に多数の荘園を抱え、僧兵も養って、政治的・経済的にも殷賑を極めた。
 1180年の源頼政の乱を支援したため、平重衡(タイラノシゲヒラ)の焼き討ちを受けて伽藍の多くが焼失したが直ちに再建され、鎌倉・室町時代には幕府から大和守護職を委ねられて勢力を振るった。
 だが、1567年の松永久秀と三好三人衆の交戦で再び多くの伽藍が焼失し、織豊政権下では大和国知行権も荘園も失って衰微、1717年の大火で多くの伽藍が焼失した後は復興の力も無く没落した。
 さらに明治の廃仏毀釈(ハイブツキシャク)で廃寺同然となって境内地の大半を失ったが、その後、観光寺院として復興した。
 1143年に鳥羽天皇皇后の待賢門院が建立した国宝三重塔が寺内最古の建造物で、その他、1208年建立の北円堂・1415年建立の東金堂・1426年建立の五重塔が国宝、室町時代建立の大湯屋と1741年建立の南円堂が重要文化財に指定されている。
 国宝館では、旧山田寺仏頭以下多数の国宝・重文寺宝が展示されている。
 境内は名勝奈良公園の一画を成し、天然記念物の鹿が棲息している。また廃絶した門跡塔頭(タッチュウ)の大乗院の庭園が名勝に指定されている。

*旧大乗院庭園
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16583537&comm_id=360748
*奈良公園
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16477657&comm_id=360748
*奈良のシカ
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16478031&comm_id=32024

コメント(3)

 11月25日まで、本坊大円堂本尊で重要文化財の秘仏「木造聖観音立像」が特別公開されています。本坊に安置されたまま公開されるのは初めてとの事です。
 国宝館とセットで拝観料1000円とお高いですが、国宝館の方でも、人気阿修羅像以下の乾漆八部衆立像が一挙公開されていますから、それだけの値打ちがあります。
 右の写真は、八部衆の一人迦楼羅です。ヒンドゥー教の神鳥ガルーダの事で、インドネシア国営航空の名前にもなっていますね。
 通常は非公開の国宝北円堂も現在公開中で、本尊弥勒如来坐像・無着菩薩立像等の国宝を間近で見る事が出来ます。

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