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科学の知恵袋コミュの科学豆知識 地学篇(6) マントルの正体

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 マントルと言われると、どういう風に想像するでしょうか?

 地殻のすぐ下にある高温で赤い液体?

 僕は今までこういうイメージを持っていました。
 その根拠は言われるまでもなく、中学や高校に載っている地球の断面図の予想図みたいなやつの影響ですよね。

 しかし、驚くことなかれ、マントルとは緑色の固体なのである。

 これは地球の内部構造を調べている研究者が講義していたことだから間違いない!(はず(笑))

 プレートテクトニクスで知られるように地球の地表を覆っているプレートが動いているのは、そのすぐ下にあるマントルの対流現象によるものであるのだが、そのマントルはなんと固体なのだ。

 固体が対流現象を起こす。
 俄かには信じられないかもしれない。

 マントルは日常的な意味では(つまり短い周期で考えると)、固体の堅い石で出来ています。
 しかしながい周期で考えると、まるで流体のように振舞うのです。
 (このような物質の不思議な性質を研究する分野をレオロジーというらしいです。)

 マントルは、マントル内での発熱やコアの冷却熱など地球内部の熱を地球外へ放出するために、ゆっくりとした速度で対流運動をしていると考えられています。

 元々マントル対流は、ヴェゲナーの大陸移動説を受け、イギリスのホームズが大陸移動の原動力として提案したものです。
 現在ではマントル対流がプレート運動と単純に対応しているとは考えられていませんが、マントルに対流が存在することや、マントルの対流が地球表面を含めた様々な地質現象を支配する重要な過程であることは間違いありません。




コメント(1)

 ちなみにその研究者たちは中学や高校の教科書などに載っている赤く示されたマントルに対して、事実と違うから緑色に変えてくれと抗議してるらしいですが、学生が理解しやすくするために赤く示しているということで、なかなか受け入れられてもらえないようです(笑)

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