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伝説のDJ列伝 DJ老酒此処に見参コミュのDJ老酒列伝∞第三章∞ 第七話 羽根

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真夏の頃より、いくらか涼しくなった渋谷の朝は一晩中飲み明かした三人にとって何とも気持ちの良い朝だった。

s.恭生は背を向けたまま片手を軽く挙げ、ひとり駅へと歩き出してしまった。片ヶ瀬はプリンセスを朝飯に誘ったがあっさり断られてしまう。
彼女は何も言わずに駅とは反対方向へと行ってしまった。

1人になってしまった片ヶ瀬は携帯を取り出し二言三言、交わし近くのガードレールに腰掛け目を閉じた。

しばらくすると黒塗りのロールスロイスがゆっくりと彼の前に止まった。運転席から柄の悪そうな坊主頭に黒のサングラスと黒いスーツに身を固めたイカツイ男が出て来て、彼の前で深く一礼した。




バキッッ!!!!



突然の爆音に朝食にありついていたカラスたちが一斉に喚き散らしながら飛び立った。

カラスの羽がひらひらと墜ちてくる…………

その羽はやがて這いつくばる先程の坊主頭の男の背中に落ちる。
深く一礼をしていた頭に目掛け逆上した片ヶ瀬の踵落としが入ったのだった。
片ヶ瀬は何もなかった様に車に乗り込み、倒れた舎弟はそのままに行ってしまう。


その頃、プリンセスは自宅マンションのエレベーターに乗ろうとしていた。

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