The Cool Jazz Collection.コミュの第14号　Art Pepper

■アート・ペッパー
「人生でいろいろと体験してきた喜びや悲しみを、ホーンを通じて、常に真剣にコミュニケートしようと心がけている」

米国西海岸を中心に人気を集めた「ウエスト・コースト・ジャズ」界でアート・ペッパーは抜きん出た実力を発揮して個性的なアドリブ演奏の名手として活躍した。抒情的な明るさと歯切れの良い多彩なフレーズ、そして屈折する陰影をもにじませるそのトーンは、尽きることのない魅力にあふれている。汲めども尽きない華麗なメロディをあふれ出させる粋なセンスは、単に“ウエスト・コースト風”とくくることのできない普遍性を湛えている。

▼魅惑のジャズ・アーティスト
明るさと哀愁を奏でるアルトサックス
『アート・ペッパー』
アート・ペッパーのアルトサックスは、汲めども尽きないメロディを華麗にあふれ出させる。ウエスト・コースト・ジャズを彩ったその粋なセンスは、抒情的な明るさと哀愁とを同時に感じさせる普遍性に達し、尽きることのない魅力を湛えている。

▼クール・ジャズ・セッションズ
♪ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
You'd Be So Nice to Come Home to
Art Pepper (as) Red Garland (p) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (ds)

♪オール・ザ・シングス・ユー・アー
All the Things You Are
Art Pepper (as) Warne Marsh (ts) Ronnie Ball (p) Ben Tucker (b) Gary Frommer (ds)

♪スター・アイズ
Star Eyes
Art Pepper (as) Red Garland (p) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (ds)

♪アイ・ラヴ・ユー
I Love You
Art Pepper (as) Dolo Coker (p) Jimmy Bond (b) Frank Butler (ds)

♪風と共に去りぬ
Gone with the Wind
Art Pepper (as) Dolo Coker (p) Jimmy Bond (b) Frank Butler (ds)

▼ジャズの歴史
ジャムセッションの誕生
―カウント・ベイシー楽団が台頭

【2008年8月26日発売】
通常定価：1190円 (税込)