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VINS!VINS!VINS!コミュの葡萄の品種

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『アギォルギティコ Agiorgitiko 』
ギリシャの赤ワイン用品種。ペロポンネソス半島ネメアでの栽培が多くネメアNemea種ともいわれる。多様性のあるワインを造りだすが、海抜450m〜650mの畑が長熟で洗練されたものになる。ギリシャ特選の赤品種と言っても過言ではありません。古代から知られており、そのため、この品種からできる深紅色のワインはヘラクレスの血と呼ばれるそうです。

『アシリ Athiri』
白ブドウ。ギリシャのエーゲ海中央部と南部の原産だが、現在は多くの地方・県で栽培されている。中程度のアルコール強度のワインとなり、あまり収穫が遅くなりと酸が不足し、特徴が弱くなるため8月後半には収穫を始める。マイルドな香りのワインとなる。

『アラゴネス Aragonez』
黒ブドウ。ポルトガルの主要品種。南西部で多く栽培される。ティンタ・ロリスTinta-Roriz、ティント・デ・サンチアゴTinto-de-Santiago ともよばれる。またスペインではテンプラニーニョTempranilloと呼ばれ、最重要品種。

『アリアー二コ Aglianico』
黒ブドウ。イタリア南部のワインにつかわれる。茶系のガーネット色の熟成色の銘酒となる。代表的なワインとして、カンパーニャ州のタウラージDOCGやバジリカータ州のアリアーニコ・デル・ヴィルトーレなどがある。語源はギリシャを表わす古語「エレーニコ」が転じたものと言われ紀元前にギリシャから伝えられたといわれていたが、最近のミラノ大学の研究では既に青銅器時代に南イタリアに存在し、後にギリシャ人がこれを発見しイエラニコスと名付けたと説く。いづれにしろイタリア土着品種と言っても構わない程歴史を有している。
南部の土着品種のホープとして日本でも人気が高まっています。
 
『アリゴテ Aligote』
白ブドウ。ブルゴーニュの古い品種。AOCブルゴーニュ・アリゴテのほか、クレマン・デ・ブルゴーニュにも使われる。ディジョンから生まれたキールは特産のカシスリキュールとアリゴテの白ワインで創られたもの。

『アリント Arinto』
白ブドウ。ポルトガルのベスト白品種と考えられる。別名ペデラーニャ。酸も多くポテンシャルは高い。

『アルネイス Arneis』
白ブドウ。イタリア、ピエモンテのブドウだが、暫く忘れ去られた存在だったが、近年ブルーノ・ジャコーサにより復活をとげつつある。非常に素直で優しさにあふれ、醸造技術者の意図が反映したワインを生み出す点で、シャルドネに似たところがある。イタリア注目すべき品種だがまだ佳酒と汎酒との差は大きいようで、造り手を選ぶ必要がある。

『アルバリーニョ Albarino』
白ブドウ。スペイン、リアス・バイシャスの白ワインを造る。リアス・バイシャスDOのあるガリシア地方原産の品種と考えられ、この地のブドウ栽培面積の96%を占める。この地以外では、ポルトガル北部で極少量栽培される程度のローカル品種。また、栽培方法も日本の棚仕立てに近い、半棚仕立て方式(パーゴラ仕立て)。
翡翠色したブドウで、ワインも若葉の緑色の反射を残す美しい輝き、清楚で上品な香りと新鮮で清らかな香り。しっかりとした骨組み、且つヴィロードのような滑らかさ、余韻も長いワインとなる。リースリングに似た味香もあることから、一時リースリングと同一品種では?という議論もあったそうだが、現在は別モノという結論に達している。

『アレイン』
白ブドウ。スペインでは最も収穫量の多い品種。主な産地はラ・マンチャを中心とするスペイン中央部。VdtやVdMなど並酒が多い。

『アンソニカ Ansonica』
白ブドウ。イタリア。古くギリシャからシチーリアとトスカーナ・マレンマ地区に伝わったといわれる品種。トスカーナ州、シチリア州の推奨品種。特にシチリアではマルサラに欠かせない品種とされている。インソリアInsolia、或いはインツォリアInzolia とも言う。参考⇒ラ・パッリーナ、アンソニカ
   
『アンタンパズ AntaoPaz』
白ブドウ。ポルトガル、アレンティージョ地方南部の固有のブドウで、小粒できれいなマスカット色の房をつけるが、味わいは中庸で、主にブレンドにつかわれる。

『インツォリア Inzolia』
白ブドウ。イタリア。インソリアとも呼ばれ、アンソニカに同じ。
 
『ヴァイサーブルグンダー WeisserBurgunder』 
ドイツの白ブドウ。シュペートブルグンダーの突然変異で生まれた品種。フランスではピノ・ブラン Pinot Buranc と呼ばれている。

『ヴィオニエ Viognier』
白ブドウ。フランス、ローヌ河流域北部で栽培される白の王様。辛口で、ふくよかで、オイリーなワインになる。白い花、ハチミツ、フルーツの芳香が並みはずれており、鮎やキュウリなどの青い香りや樹皮の強さも併せ持つ。コンドリューCondrieuがすばらしい。単一畑で同名のアペラシオンを持つシャトー・グリエは稀有にして、孤高な存在。

『ヴィラナ Vilana』
白ブドウ。ギリシャ、クレタ島の品種としてクレタ全島で生産されている。イラクリオン、ペーザなどの限定地域上級酒となり、ほどほどの香りをもち、酸度もよく、アルコール度数の高いワインを造る。収穫時期はギリシャとしては遅く、9月下旬。酸化しやすいので、醸造には充分な注意が必要だという。

『ヴェルシュリースリング Welschriesling』 
オーストリアでは最高のワインを生み出している。オーストリアにおいてこの品種の総栽培面積の3分の2に当たる5000haを占めるブルゲンラント州ノイジードラ−湖畔で造られた、遅摘みの見事にバランスの取れた濃厚なワインがそれである。そこで栽培されている特に良い年の、とりわけノイジドラー湖周辺で収穫されたブドウは、貴腐がヴェルッシュリースリングの特徴である酸を保持したままで、トロッケンベーンアウスレーゼのレベルにまで達す。何人かの生産者は、この品種をシャルドネに繊細さを加えるために使っている。
   
『ヴェルデーカ Verdeca』 
イタリア、白ブドウ。プーリア州・カンパーニャ州などのかなり広範囲で栽培されている品種で、いわゆる地品種として古くからあるものと思われる。
 
『ヴェルデッキオ・ビアンコ Verdicchio-Bianco』
イタリア、白ブドウ。マルケ、ラツィオなど中南部を中心にかなり広い地位で栽培されている。この地方の個性的な品種で、青い若葉の香りの軽めのワインが多い。カステッリ・ディ・イェージが最もポピュラーなD.Oとしてしられている。
   
『ヴェルドッツィオ Verduzzo』
イタリア、白ブドウ。ヴェルドッツィオ・フリウラーノとヴェルドッツィオ・トレヴィジャーノの2種類あるが、どちらも一般にヴェルドッツィオと呼ばれ、あまり区別されることはない。ヴェネート州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の限られた地域で許可品種。ブレンドに用いられ、ワインに厚み・パワーをもたらせてくれる。
   
『ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ Vernaccia-di-SanGimignano』
イタリア、白ブドウ。通称ヴェルナッチャと呼ばれる。トスカーナ州ほか広く栽培されている。
 
『ヴェルメンティーノ Vermentino』
白ブドウ。イタリア。リグーリア、トスカーナ、サルディーニャ州などの許可・推奨品種。その他イタリア中南部を中心に多くの州で栽培されている。ミネラルを感じる味わいだが、突飛な特徴はないが、収量を抑えたブドウからは体躯の豊かな素晴らしいワインができる。

『エーデルフェルナッチュ Edelvernatsch』
黒ブドウ。イタリア、トレンティーノ・アルト・アディージェ州の地ブドウ。スキアーヴェ種のグロッサタイプでの別名。参考ワイン⇒ジョゼフ・マイヤー、エーデルヴェルナッチュ
 
『オーセロワ Auxerrois』
白ブドウ。フランス。芽が出るのが遅い品種で、明るい黄色いオイルのような色の果実で斑が多くみられる。主にアルザス、ロレーヌ地方で栽培されているが、繊細なマルサンヌといった味わいとなり、木質感をもった果実で、しとやかで個性を主張するタイプの品種ではないので、主に補助品種として扱われることが多く、単一品種からのワインは少ない。ワイン産国としてはマイナーだが、ルクセンブルグでは、リースリングとともに、この国を代表する品種となっています。とりわけ河沿いの南向きの急斜面で栽培されたものはヴァラエタル・パフォーマンスを発揮しています。

『カタラット・ビアンコ・コムーネ Catarratto Bianco Comune』
イタリアの白ブドウ。シチリア州の広い地域で栽培され、推奨品種。非常に古い時代kら栽培されているようで、「マルサラ」にも使われる。カタラット、またはカタラット・ビアンコ・ルチドとも呼ばれる。
   
『カナイオーロ・ネッロ Caneiolo nero』
黒ブドウ。イタリアのローカル品種。トスカーナでかっては多く栽培されていたが、現在は、モンテプルチアーノやキャンティにサンジョベーゼの補助的に使われてワインにしなやかさを与え風味と幅をもたせる。

『カナイオーロ・ビアンコ CanaioloBianco』
イアタリア、白ブドウ。トスカーナ、ウンブリア州の限られた地域で栽培される品種。ドゥルペッジョ Drupeggio とも言う。
   
『カベルネ・ソーヴィニョン CanerbetSauvignon』
黒ブドウの国際的品種。ボルドーの中心的品種だが、ワイン新大陸といわれる地域も含め、この品種が栽培されていない国はない。晩熟だが、力強くなめらかなタンニンをもち、長期熟成に向くワインとなる。  
(下記は、ヒュー・ジョンソン氏のセミナーでのコメント)
カベルネ・ソーヴィニヨンは、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランをかけ合わせた品種です。今では、ボルドー地方の主要品種としてあまりにも有名ですので信じられないかもしれませんが、このカベルネ・ソーヴィニヨンがボルドー地方で使われ始めたのは最近のことです。ボルドーワインの名声は、まだカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられる前の、マルベックや他の品種が植えられていた頃にすでに確立されていました。このことから、ボルドーの赤ワインの質というのは、品種ではなくテロワールによるものだということがわかります。具体的には220年前、つまり1780年ぐらいまでは誰もボルドーでカベルネ・ソーヴィニヨンを植えていませんでした。ところがある時、シャトー・ラトゥールのマネジャーが、パリに住んでいるオーナーに次のような手紙を送りました。「私はマネジャーとして、このシャトーの一番よい畑に、カベルネ・ソーヴィニヨンを植えることを決めました。なぜならこのぶどうからは、いつでもベストなワインを造ることができるからです。」これがボルドーでの、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培の始まりだったわけですが、この時から数えてたった40年で、カリフォルニアでもカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられました。ということはこのぶどうに関しては、フランスとカリフォルニアではそれほど大きな時間的な差はなかったということです。

『カベルネ・フラン CabernetFranc』
黒ブドウ。ボルドー地方の品種だが、明るい色合いで、木苺などの芳香があり、ロワールを除きサブ的存在。サンテ・ミリオンではブーシェBouchet、ロワールではブルトンBreton、マディランではブーシーBouchyと呼ばれる。この品種からできたワインでは、およそ2/3をこれで占めるシャトー・シュヴァル・ブラン(サンテ・ミリオン)がある。

『ガメイ Gamay』
ボジョレに使う品種。早熟・多産種のため、最近はフランス全土に栽培地域が広がっているが、安価な大量生産ワインにされることが多い。かろうじてクリュ・ボジョレの10の村の花崗岩土壌で育ったブドウは肉付きがよいと言われる。ガメイ2/3とピノ・ノワール1/3で造られるのはブルゴーニュ・パストゥーグランと呼ばれるAOC。また、マコンの赤の原料にもなる。

『ガリオッポ Gaglioppo』
イタリアの黒ブドウ。ギリシャから伝えられたといわれ、世界最古のワインはこのブドウから造られたという説もあるほどワインの歴史と共にあるらしい。10年以上熟成させてやっと飲み頃になると言われるほど、強く硬いワインが多い。イタリア南部が栽培地域で、カラブーリア州のチロが有名。
 
『カリカンテ Carricante』
白ブドウ。イタリア、シチリア島の地品種。しばらく忘れられていた品種らしかったのですが、シチリア・ワインルネッサンスとも言われる今日、テロワールを主張する品種の一つとして注目され、栽培も増えているという。
 
『カリニエナ(マスエロ)Carinena』
黒ブドウ。スペイン、アラゴン地方原産種。別名マスエロ。カタルニアやリオハで多く栽培され、タンニンが豊富で長期熟成に向く。コステル・デ・セグレ、ペネデス、タラゴナのDOには主原料となっている。長い間評価の低くみられていましたが、プリオラートでガルナチャ種とブレンドされることでバランスのとれたワインになり、評価が変わりました。フランンスではカリニャンCarignanと呼ばれ栽培面積は非常に多い。

『カリニャーノ Carignano』
黒ブドウ。イタリアのサルディーニャ、ラツィオ、マルケ州などイタリア中部で広く栽培されている推奨品種。
 
『カリニャン Carignan』
黒ブドウ。地中海沿岸のフランス全域で栽培されどの品種よりも栽培面積が多い。多産で、色の濃いタンニンの強いワインを造る。他品種とのアッサンブラージュに向く。スペイン、アラゴン地方原産でカリニエーナと呼ばれる。樹齢の高い樹から生産量を抑えて造った果実からは、ときおり覚醒させられるような濃密なワインとなる。

『カルガネガ Garganega』
白ブドウ。イタリア、ヴェネート州の量産品種。もうソアヴェ種と呼んでいいほどソアヴェSoaveの主要品種となっている。

『ガルナチャ・ティンタ Garnacha Tinta』
黒ブドウ。スペインで最も広く栽培されている品種で、力強いワインとなります。リオハ、ナバラ、その他スペイン北部に多く栽培されている。フランスでグルナッシュと呼ばれローヌを中心に多く栽培されている。イタリアでガルナッチャ。

『ガルナッチャ・ティントレラ Garnacha_Tintorela』
黒ぶどう。スペイン、アルマンサD.O.を代表するブドウ品種。 19世紀後半、フランスでプティ・ブーシェとグルナッシュの交配により誕生。フィロキセラ禍の時代にスペインにもたらされました。果肉まで赤いため色の濃いワインが出来ることが特徴です。

『カルメネール Carmenere』
イタリアやチリで栽培される黒ブドウ。イタリアのフリウリやヴェネートでの栽培が多い。品種の特定に問題があり、最近このフリウリやヴェネートでカベルネ・フランとして古くから栽培されてきたのは実はカルメネールだと言われている。一方チリではボルドーの品種としてフィロキセラ以前に輸入され(ボルドーではフィロキセラ以後栽培されていない)ていたが、畑ではメルロと混植され、つい最近まで同じようにあつかわれていた。1980年代、フランスのアンペログラフィーの学者により、この品種が特定され、専用に栽培されるつつある。カルメネールの独自のスタイルが固定されるには少し時間が必要かもしれないが、ポテンシャルの大きな品種だけにチリのオリジナリティを主張するためにも、期待の品種。

『カンノナウ Cannonau』
黒ブドウ。イタリア、サルディーニャのブドウで、タンニンの強い赤ワインとなる。スペインのガルナチャ、フランスのグルナシュと同じ品種。ワインは辛口から甘口まであり、リキュール・タイプもある。

『クシノマヴロ Xinomavro』
ギリシャで最も素晴らしい北大陸性の気候で育った最良質の赤ワイン用品種。多様性に富み、ナウサやグーメニッサはフルボディの赤ワインを作り出す。渋味は少なめで酸味が強く、若いうちはさくらんぼのような赤い実のフルーツと類似し、熟成の過程で大陸的で堂々とした風味を帯びる。ブルゴーニュと似ていると言われ、ピエモンテのバルバレスコと比較する人もいるそうである。

『グラウブルグンダー Grauburgunder』
ルーレンダー Rulender の別名

『グラシアーノ Graciano』
スペインの黒ブドウ。歩留まりは良くないが、非常に高級ワインを造る。若いうちは粗削りだが、長い熟成で真価をはっきする。リオハやナバラのグラン・リゼルバはこの品種を原料にしています。しかし、栽培もむずかしく、採算性が悪いためあまり復旧しなかったが、最近グラシアーノ単一のヴァラエタルワインを生産する生産者が現れ、にわかにこの品種に対する注目度があがり、リオハで1985年わずか130haだったのが440haまでに増えている。

『グリュナー・フェルトリナー Gruner Veltliner』
白ブドウ。特徴のあるスパイシーなブーケは、典型的な「ペッパー香」があり、フレッシュで溌剌としている。オーストリアの在来種であり、オーストリアワインを代表する品種です。オーストリア以外では少ないが、ドイツ、ハンガリー、チェコ、スロヴァキアやクロアチアにも少し栽培されていが、気候と土壌の条件が一番合ってるのはオーストリアである。なかでも、高級グリューナー・フェルトリーナー産出では、特にヴァッハウやクレムスとランゲンロイスの三角、またはドナウラント地域、ヴァインフィアテルやウィーン周辺が知られている。作付け面積は全体の36%以上を占める。品種特徴として葉は中型で、先が五つに分れ、丸みを帯びている。葡萄の房は大型、円錐型。葡萄の実は大型、丸い、緑・黄緑、高熟率の場合は斑点のある黄色、皮が厚い。土壌は過度の湿気と乾燥した地さえさければ、問題のない品種であり、実り良く、確かな収穫高。比較的に晩熟で収穫は十月上中旬。

『グルナッシュ Grenache』
黒ブドウ。世界第二位の栽培面積を持つブドウで、スペイン原産の品種(ガルナチャ)だそうです。コート・デュ・ローヌ、シャトーヌフ・デュ・パフの主要品種。ローヌ南部からラングドック・ルッションで栽培される。多収量品種で、古木からのもはしばしば目の覚めるようなワインに出会う。イタリア、サルディーニャ島ではカンノナウと呼ばれ欠かせない主用品種。時折、目の醒めるような素晴らしいワインを造る。イタリア南部・島部の人気品種

『クレヴェナー Klevener』
フランス、アルザスのハイリゲンシュタイン(Heiligenstein)とその近郊のみで生産されているブドウ。古いトラミネール(Traminer)もしくはサヴァニャン(Savagnin)ローゼからのアロマの強くない変異種で、グルメに喜ばれています。

『グレカニコ Grecanico』
イタリアの白ブドウ。グレカニコ・ドラート Grecanico Dorato とも言い、ほぼシチリア州でしか栽培がみられない土着品種。中庸の酸味ながら潮のミネラルを感じさせるワインになる。

『グレケット Grechetto』
イタリアの白ブドウ。ウンブリア、ラツィオ、トスカーナのイタリア中部地方の限られた地域で栽培されている固有のローカル品種。キリリとした酸味の喉ゴシの良いワインになる。一般にブレンド用いられることが多い。

『グレコ Greco』
白ブドウ。古代ギリシャ人によってアリアーニコ種とともに入植されたイタリアの伝統品種で、カンパーニャ、トスカーナ、ラツィオ州の限られた地域の推奨品種。カンパーニャ州ではグレコ・ディ・トゥフォとも呼ばれる。

『グレコ・ディ・トゥフォ Greco di Tufo』
白ブドウ。上述のグレコ種のカンパーニャ州での呼び名。古代から名が知られた黄金色のワインで同名のD.O.C.G(2003年昇格)ワインを造る。故ルイジ・ヴェロネッリはグレコ・ディ・トゥフォを世界の最も優れた白ワインの一つとしている。

『クレレット Clairette』
フランス、白ぶどう。ローヌ南部からプロヴァンス、ラングドックとフランス南部で広範囲にさいばいされている。クレレット・ブランシュ Clairette Blanch ともいいフランスでも最も古い品種のひとつに数えられる。ハチミツの甘さとハーブなどのさわやかな香りが特徴。
 
『クロアチーナ Croatina』
イタリア、黒ブドウ。ヴェネート原産でこの地方の一部で栽培されるだけで、アマローネなどにブレンドとして使われる。

『グロ・プラン  GrosPlant』
白ブドウ。フランス、ロワール河河口のペイ・ナンテ地域のVDQSを造る品種として知られる。他の地域ではフォール・ブランシュと呼ばれる。コニャックの原料ともなる。キリキリとするほどの酸味が特徴で、ともすると痩せたワインの印象を与えてしまい、損な個性でをもっている。しかし、良く熟したときにはこの酸がイキイキと躍動して、ワインも活性する。
 
『グロ・マンサン Gros Manseng』
フランス、ほぼ南西地方ジュランソン地域だけでしか栽培されていない地ブドウ品種。甲州種やデラウエアのように果皮粒が大きく、アロマティックでフィネスがある。この地域のトップドメーヌのコアペでは収穫時期を変えることで、ワインの味わいを決定している。

『グロロー Grolleau』
黒ブドウ。フランス、ロワールでロゼ・ダンジューなどロゼワインの原料となる品種。繊細でフルーティーな赤ワイン用としても使われ、スミレや西洋スグリのような赤い果実を思わせるアロマを醸しだす。グロロー種は、フルーティーで常においしく飲んめ、また繊細なアロマとわずかなタンニンによる骨組みをもつ。若いうちにおいしく飲まれるワインである。

『ゲベルツトラミネール Gewurztraminer』
白用ブドウ。少し赤みがかった小粒のブドウで、ドイツとフランス・アルザスが主要栽培地。最近新大陸でも栽培されている。特にアルザスでは最も重要なブドウの一つで、金色の光沢を放ち非常に特徴的なワインになる。ゲヴェルツはドイツ語で“香料・薬味”の意味で、香料でも含んでいるような強く際立った香から名付けられたのでしょう。一般に、ライチ、カリンなどの果物、アカシア、バラなどの花、さらにシナモン、コショウなどスパイスの鮮烈な香りのまろやかで力強く魅惑的なワインを造る。甘口もあり、長期に保存できる。

『ケルナー Kerner』
白ブドウ。赤ワイン品種のトロリンガーとリースリングの交配品種。ワインはほのかなマスカット香でかろやかな飲み口で人気があります。

『コット Cot』
黒ブドウ。フランス、ロワールや南西地方でサブ的に使われる品種。別名マルベックMalbec。

『コツィファリ Kotsuifali』
ギリシャ、クレタ島の赤品種の一つ。クレタ島のイラクリオン県で寒さとたたかって栽培されている。香で酸度の弱い、アルコール度数の高い、淡い色のワインを造る。そのためマンディラリア種と混合醸造される。

『コルテーゼ Cortese』
白ブドウ。イタリアのピエモンテ南東部で栽培され、ガーヴィなどDOCに認めれれ、爽やかで、良質の辛口ワインを産み出す。

『コルヴィーナ・ヴェロネーゼ Corvina Veronese』
黒ブドウ。イタリア、ヴェロネーゼとの呼び名からもわかるようにヴェネート州の限られた地域で栽培される。バルドリーノ、ヴァルポリッツェラの推奨品種。アマローネをにする過程で乾燥過程で「貴腐ぶどう」化し、香りとこくのあるワインを造る品種として珍重されています。

『コロリーノ Clorino』
黒ブドウ。イタリア、トスカーナやウンブリア州の限られた地域での推奨品種。パワフルで、酸とタンニンが強く、ポリフェノールがサンジョヴェーゼの2倍以上もあると言われ、プリミティーボ種やジンファンデルにも似た性格といわれる。サンジョヴェーゼにこのコロリーノをブレンドすることによって、リッチなコクのあるワインに仕上がります。
   
『コロンバード Colombard』
白ブドウ。フレンチ・コロンバードともいわれる。昔からコニャックやアルマニャックの原料として使われてきたが、ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・ド・ガスコーニュとして、爽やかで新鮮な酸味・果実味を提供して浮上。カリフォルニア、オーストラリア、南アフリカでベーシィックな白ワインを造る。

(ネット上からの抜枠)

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『サヴァニャン Savagnin』
フランス、ジュラで栽培される白ブドウ。別名ナチュレ。<黄ワイン>と呼ばれるヴァン・ジョーヌに使われる唯一の品種で、この地方の15%の栽培面積がある。果実は丸く堅めで、果皮は厚く繊細な香り。果粒は小さく引き締まっている。季節の進行につれ果実は金色を帯びた飴色になる。収穫は遅く10月から11月初め。ヴァン・ジョーヌは6年間樽に貯蔵する間に、酸膜酵母の働きで、クルミやアーモンドなどの独特な香りとなり、力強く、極めて辛口。シャトー・シャロンA.Cが有名。クラブランという620mlの特別な容量の瓶に詰められ出荷される。

『サヴァティアーノ Savatiano』
古代からからある白ワイン用ブドウ品種。かってはイリゴニと呼ばれていたそうである。ギリシャの葡萄畑の総エーカー数の15%を占め、広範囲に渡って栽培されている。アッティカ、ヴィオティア、エヴィアの主要品種。これら地方特有の高温低湿の気候に良く育つ。ブランド物テーブルワインやレッチーナワインの主要品種。収穫時期は遅く、酸味に欠けるきらいがあるが、最近は収穫時期を早めて、新しいヴァン・ド・ペイとしてフレッシュなタイプの物が人気だそうです。
 
『サンジョヴェーゼ Sangiovese』
イタリアでもっとも普及している品種。変種と別名も多く持つ。生育が遅く晩熟型で、収穫は10月半ばまでかかることもざらにある。特に暑い年にリッチでアルコールが高く、長熟するタイプとなるが、涼しい年には酸が高く、タンニンが強くなる傾向がある。収量過多はワインの酸を目立たせてしまい、色も薄くなりがちである。石灰質土壌では持ち味であるエレガントさと強いアロマを発揮する。トスカーナでは高級品種としてキャンティ、または「スーパートスカーナ」と呼ばれる高価格のヴィノ・ダ・ターヴォラに用いられる。最近はカベルネとブレンドされることが多い。ウンブリアでも高品質の赤ワイン用品種とされ、トルジャーノのような良質のワインとなる。特にサンジョヴェーゼ・グロッソ種は高品質のワインをつくる品種で、モンタルチーノではブルネッロ、モンテプルチアーノではブルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれる。

『サンソー Cinsault』
黒ブドウ。大粒で果皮が薄く、生食にも用いられる。フランス南西部で栽培が多い。シャトーヌフ・デュ・パフやジゴンダスでは繊細な味わいのためにもちいられ、タンニン分がすくないため、タベル・ロゼにも使われている。
『シェナン・ブラン Chenin Blanc』
白ブドウ白ワインの補助的品種だが、フランス、ロワールでは。ピノ・ド・ラ・ロワールともよばれ、主要な品種となっている。アンジューとトゥレーヌの辛口の白となり、コトー・デュ・レイヨン、カール・ド・シューム、ボンヌゾーでは遅摘みし、ハチミツや白い花の香りに例えられる素晴らしい芳香の甘口ワインになる。伝統的製法のヴァン・ムスーにも用いられる。

『ジャケール Jacquere』
サヴォワの代表的な白品種。シュー・ル・リ製法でまずまずの辛口ワインのなる。代表的なAOCはアプレモン。

『シャスラ Shasselas』
スイスの主要白ワイン品種。国境を接するフランス、サヴォワでも多く使われる。また、ロワール河上流でも並酒用に使われてている。酸の少ないニュートラルな味わいは、どこかドイツのシルバーナーに似たところがありますがドイツではバーデン地域で栽培されグーテデルGutedelと呼ばれる。

『シャルドネ Chardonnay』
ブルゴーニュの高級白ワイン用の品種。いまや、世界中で最高の白ワインはこれ意外にないといわれるほど。ワインは特別なクセのないしなやかさがあり、ポワトーのような喉を潤す爽やかなものからブルゴーニュ(ル・モンラッシェ)やカリフォルニアのグラン・ヴァンのように、樽との絶妙のハーモニーを保ち、香りの余韻の長いものなど、醸造技術者の心を写すように、いろいろなタイプのワインになる。
(下記は、ヒュー・ジョンソン氏のセミナーでのコメント)
シャルドネは非常に栽培しやすい品種です。気候からみても、冷涼な地域から温暖な地域まで、満足したワインを造ることのできる品種です。そして、強く突出した性格がなく中立的であるため、さまざまな機会にいろいろなかたちで楽しむことができるという点がシャルドネのよいところです。シャルドネを味わいたいと思ったら、まずはシャブリからというのが普通です。というのはシャブリが最もシャルドネのクラッシックな栽培地域であり、また、通常のシャブリは樽での醗酵や熟成は行いませんので、ストレートにシャルドネのフレーヴァーを楽しむことができます。そして、シャブリ地区の土壌は大部分が石灰質で、一部は粘土質のところもありますが、こういった二種類の土壌は地温が暖まりません。しかし、これがシャブリの味わいにおいて、よい影響を与えるひとつの条件です。

『シュペートブルグンダー Spatburugunder』
黒ブドウ。フランス、ブルゴーニュからはいってきた品種で、フランスではピノ・ノワール Pinot-Noir と呼ばれ、ワインの王様にたとえられるロマネ・コンティ、シャンベルタン、エシェゾーなど豊かでコクのあるワインとなル。しかし、ドイツでは寒冷地のため、深い色を得ることがむずかしい。南のBゾーンに属するバーデン地域が主な栽培地域。
『ショイレーベ Scheurebe』
白ブドウ。ショイレーベはシルヴァナーとリースリングの交配品種で、リースリングよりずっと成熟する生産性の高い複製である。ショイレーベのワインはそれ自体の豊かな、黒スグリまたはさらに濃厚なグレーブフルーツの独特の香味がある。酸はおそらくリースリングほど高くはないが、瓶内でワインを何年もの間保存するに足るほど充分なものである。
 
『シラー Syrah ( Shiraz)』
黒ブドウ。エルミタージュやハーミテージとも呼ばれ、フランス、ローヌ渓谷北部で主に栽培され、コート・ロティACやサン・ジョゼフAC、エルミタージュACのワインになる。かっては、ボルドーでも色の濃いワインを造るためにエルミタージュがブレンドように使われたそうで、「エルミタージング」という言葉もあったそうだが、AOCの規制により現在は栽培されていない。また、オーストラリアではシラーズ Shiraz と呼ばれ、赤ワインの最高品を造る。

『シルバーナー Sylvaner』
ドイツで主に栽培されている白用品種。酸味が少なく軽やかなワインになる。ラインへッセン、ファルツ地域などで多く、フランケン地域では最高の辛口を造る。フランス・アルザスAOCの主要7品種の一つ。

『ジンファンデル Zinfandel』
黒ブドウ。カリフォルニアのオリジナリティとも言えるほど、ローカリティな品種だが、原産地はハンガリーともイタリアとも言われ、カリフォルニアワインの父アゴストン・ハラジー卿の持ち込んだ苗木の一つといわれる。古木から造られるワインは、色濃くパワーに溢れる。
ジェラルド・アシャー著「世界一優雅なワイン選び」では下記のように説明されております。
その果実味がベリー系よりはプラム、生の果実よりは乾燥果を思わせ、どこかアプリコットとプルーンをしのばせる。ジンファンデル種というブドウは、同じ房の中に熟れすぎた乾しブドウと未熟ブドウが混在しやすく(いわゆる不均一熟成)、また収穫の直前に糖分が急増することでも有名。アルコール分は13〜14度に達し、他のカリフォルニア産テーブルワインの平均を上回る。
 
『シンフォーニー Symphony』
白ブドウ。1960年にカリフォルニア大学のデービス校で作られた品種だそうで、グラナッシュ・グリ (Grenache Gris)とマスカット・オブ・アレキサンドリア(Muscat of Alexandria)をかけ合わせた品種である。ロシアン・バレーのシャトー・デ・ボーンで多く作られているというが、私はアイアンストーン社のワインのテースティングで初めて耳にした品種。

『スキアーヴェ Schiava』
黒ブドウ。イタリア、トレンティーノ・アルト・アディージェ州が主な産地の地ブドウ。北部のボルツァーノ周辺で多く栽培されており、別名ヴェルナッチュ、グラウヴェルナッチュ、エーデルフェルナッチュとも呼ばれる。また、スイス、チロル地方原産のチロリンガーとも言われています。色は薄めのワインが多く、バラの花、フランボワーズの果実、アーモンドの実など様々な要素を併せ持つ「神秘的」と称されるフレーヴァーが特徴的です。一般にチャーミングなワインとなる。
『セミヨン Semillon』
ボルドー白の中心的品種だったが、現在は退潮ぎみ。特に甘口ワインを産するソーテルン、バルザック、などが中心ですが甘口ワインは苦戦を強いられています。オイリーな口あたり。

『センシベル Sensible』
スペインの黒ブドウ。テンプラニーニョと同じで、ガリシア地方での呼び名。

『ソーヴィニョン・ブラン Sauvignon Blanc』
シャルドネに続く白ワインの国際品種。ロワールのプィーイ・フメやサンセールが有名で、カリフォルニアや南アフリカでも成功を収めている。香り・味わいとも、はっきりした若々しい青さがある。よくできたワインは、青さが枯れてスモーキィなフレーバーになる。
ワインの雑誌で「草原の貴公子」という表現があったが、これいただき!青々したパワーは私にはチンギス・ハーンを感じさせる。

『タナ Tannat』
黒ブドウ。丈夫な品種で収量も多い。シュドゥ・ウエスト地区のマディランに使われいる。よくできたものは、フルボディの長熟ワインになる。また、ニューワールドではウルグアイで色の濃いタンニンの豊かな個性を際立たせている。

『チャレロ』
スペイン、カタルーニャ原産の白ブドウ。マカベオ、パレリャーダと並んでカヴァのための3大品種。糖度に富み豊かなボディのワインになる。またブレンドすることで色とフレッシュさをカヴァに与えてくれます。

『ティンタ・カン Tinta-Cao』
ポルトガルの黒ブドウ。ヴィーニョ・ヴェルデ地区、ドウロ地区で主に裁培されている。ヴィーニョ・ヴェルデ地区ではバランスのとれたワインになる。豊産の品種で産地によりパディロ・デ・バスト、ティンタ・マティアスなどの別名がある。
 
『ティンタ・デ・トロ Tinta-de-Toro』
スペインの黒ブドウ。D.O.トロで栽培されており、テンプラニーニョと同じですが、夏の気温の高いトロ栽培されているうちに、独自の個性を身につけたといわれる。D.O.トロはこのブドウを75%以上使用することが義務づけられている。
 
『ティンタ・バロカ Tinta-Barca』
ポルトガルの黒ブドウ。ミディアムサイズの房の豊産品種。ドドウロ地区で主に裁培されている。
 
『ティンタ・ロリス Tinta-Roriz』
ポルトガルの赤ワインの主要品種。スペイン、リオハのテンプラニーニョ、ラ・マンチャのセンシベルと同じ品種で、ポルトガルではアラゴネスAragonezと呼ぶ地域もあります。ドウロでは、熟期は早く、ワインは濃色で洗練された上品さを持つといわれる。

『テロルディゴ Teroldego』
黒ブドウ。イタリア、トレンティーノ・アルト・アディージェ州を中心に北部で広く栽培されているが、補助的に使われることが多い。

『テンプラニーニョ Tempranillo』
スペインの黒ブドウ。香りが良く、数々の銘酒を生み出し、スペインワインのスター的存在。「早熟」といった意味でリオハ&ナバラ地方が原産と言われる。カタルニアではウル・デ・ジェブレ、ラマンチャではセンシベル、カスティーリャ・レオンではティント・フィノなどと呼ばれている。繊細で香りが良く酸度が高く、タンニンも豊富で長熟ワインとなる。
『ノジオラ Nosiola』
イタリアの白ブドウ。トレンティーノ・アルト・アディージェ州の土着品種と言われ、北部イタリアの極一部で栽培されている。

『バフース Bacchus』
ドイツの白ワイン用品種。ナーエ、ファルツなどで補助的に栽培されている。糖度が高く、しばしばベーレン・アウスレーゼなどのワインを単一で造る。

『バルベーラ Barbera』
イタリア北部が主産地の黒ブドウ。イタリアでは赤ワイン用として最も多く栽培されている品種としてサンジョヴェーゼと競い合っている(20州中17州)。産出量過多の場合はガブ飲みタイプのワインとなるが、起源はピエモンテ州・モンフェラート地区のヴィティス・ヴィニフェラ・モンティスフェッラテンシス種といわれ、この地区の最高の畑で、収量を抑えて栽培されたものには強烈に強い・複雑なワインとなる。バルベーラ・ダスティ、バルベーラ・ダルバに優れたワインがある。
 
『パレリャーダ Parellada』
スペインの白ブドウ。カヴァの原料としてカタルニア地方と周辺地域で主に栽培されている。上質の酸味を持っている。非発泡のワインもあるが、これは新鮮なうちがオイシイ。

『パロミノ Palomino』
白ブドウ。スペイン、アンダルシア地方で主に栽培され、シェリーを造る。特に最高級のフィノやアモンティヤードに欠かせない存在。

『ビウラ Viura』
スペインの白ブドウ。マカベオ種のリオハでの呼び名。

『ピエディロッソ Piedirosso』
イタリアの黒ブドウ。土着品種でカンパーニャ州、バジリカータ州など南部のかぎられた地域のDO許可品種でアリアーニコに次いで州を代表する品種でもある。ブドウの茎が鳩の足の色に似て赤くなるらめイスキア島では「ペレ・パルンモ(赤い足)」と呼ばれる。タウラージDOCGにもアリアーニコにブレンドされ用いられる。しかし、やはり本来の味が楽しめるのはカンピ・フレグレイDOCで、一般に若いうちは青紫色の強いワインで、ベリーやスパイスのニュアンスのあるうちに飲まれてしまうことが多い。

『ピコリット Picolit』
イタリアの白ブドウ。フリウリ原産でフリウリで僅かに生産されているブドウ。ピーチなどの熟した香りにはっきりとした特徴があり、醸造家には評価が高いのだが、なにぶん結実が悪く(例えば、普通のブドウが一房に50粒の実をつけるとするならば、このピコリットはたった8〜10粒程度)植樹面積は少ない。フルーティな香りから、グラッパに用いられています。
『ピニョレット Pignoletto』
イタリアの白ブドウ。主にボローニャ地方を中心に栽培される香り高い、綺麗な酸の通った土着品種。結実も良く大きな房となり、収穫量が多いために、主に特産のフリッツァンテ(微発泡のワイン)に用いられる事が多い。一般的にはあまり高級な白ワインは造られることは少ないのですが、最近、収量を抑えて、ブルゴーニュのような素晴らしいワインも生まれている。
 
『ピノ・グリ Pinot-Gris』
フランスの白ブドウ。ピノ・ノワールからの突然変異で生まれた品種。果皮がグレイがかった色合いからグレイのピノ種という意味でこう呼ばれる。フランスではプロバンス、アルザス。イタリアでは北東部で栽培されピノ・グリージョと呼ばれている。ドイツではルーレンダーと呼ばれて栽培も多い。
 
『ピノ・タージュ Pinotage』
南アフリカのオリジナリティを主張しはじめた品種で、1924年ステルンボッシュ大学のアブラハム・イサク・ペロルド教授により、サンソーの雌花にピノ・ノワールを交配させて誕生した。1995年PPA協会が結成され、この品種の品質向上と国際評価の確立を目的に1997年、第1回ピノ・タージュ・トップ・テンのワイン競技会も開催された。現在(1998)の栽培面積、約3200ha。

『ピノ・ドーニス Pinot 'dAunis』
フランス、ロワールで最も古い品種といわれ、軽いロゼを造る。

『ピノ・ネッロ PinotNero』
イタリア。ピノ・ノワールと同じ。北部イタリアで栽培が多い

『ピノ・ノワール PinotNoir』
あのロマネ・コンティ、ラターシュ、リシュブール、シャンベルタンなどなど・・・・ブルゴーニュの赤ワインは全てピノ・ノワールの単一品種で造られます。タンニンが絹のようになめらかで、繊細で複雑な芳香を醸し出す。また、シャンパーニュの主原料でもある。しかし、品種の特性かその他の地方・国では、ブルゴーニュに匹敵するものは造られていない。ごく最近、カルフォルニアの幾つかのワイナリー(シャーローン、クロ・デュ・ヴァルなど)やオレゴン(Dm.ドルーアン)で目を見張るものが現れている。また、ニュージーランドでも適地として栽培が増えている。

『ピノ・ビアンコ Pinot-Bianco』
イタリア、白ブドウ。1世紀以上前にイタリアにもたらされたと言われ、北東部の広い地域で栽培されている。特にスプマンテには欠かせない品種となっています。白いピノ種の意味でフランスでピノ・ブラン、ドイツではヴァイサー・ブルグンダーと呼ばれる。

『ピノ・ブラン Pinot-Blanc』
フランスの白ブドウ。ピノ・ノワールの突然変異種と言われ、アルザスなどで主用品種となっています。事実、アルザス・ヴァン・ムスーの原料ブドウは、シルヴァーナーやシャスラにとって代わりつつあります。イタリア北東部でピノ・ビアンコとして広く栽培され主要な品種となっています。

『ピノ・ムーニエ PinotMonier』
ピノ属の黒ブドウ。熟すと果皮に白く粉をふくので、この名がついたといわれる。酸味は少なく生気に欠け粗削りだが、シャンパーニュの主要品種の一角を占める。主に、ヴァレ・ド・マルヌで栽培されている。

『ビラナ Vilana』
ギリシャの白ワイン用品種。クレタ島でしか見られない珍しい品種。春の花や青りんごにも似たフレッシュなワインになる。アルコールが11%を超えることは珍しく、喉ごし最高で、ギリシャの白い壁のマッチする。
『フィアーノ Fiano』
白ブドウ。イタリア、カンパーニャ州原産のブドウ。カンパーニュ州、プーリア州、シチリア州などイタリア南部の限られた地域の許可品種。

『ファランギーナ Falanghina』
イタリアの白ブドウ。カンパーニャ州、サルディーニャ州で栽培されている地ブドウ。DOCだけをみると、そのほとんどは、カンパーニャ州のナポリ周辺です。参

『プチ・ヴェルド PetitVerdot』
黒ブドウ。ボルドーで5%ほど補助的に使われることで馴染みの品種だが、そのボルドーでは10年に1度くらいしか完熟したブドウにありつかないという。濃い黒色でやわらかで甘い芳香にすぐれているが、その栽培の気難しさからブレンドに使われている。最近(2003年)試したこの品種のワインでは、スペインのレバンテ地方でこの品種の畑でDOの認証を得た、マルケス・デ・グリニョンのモノが傑出して素晴らしく、次いで同じスペイン・フミーリアのカーサ・デ・ラ・エルミータも充実していました。好天に恵まれ気候の影響が少ないスペイン南部で大きく開花しそう(2003年現在、スペインでは4軒しか栽培していないという)な感じで、期待大!南米ペルーでは栽培面積も多いという。
 
『プチ・マンサン PetitManseng』
フランス、南西地方ジュランソンの地ブドウ。ほぼこの地方でしか栽培されていない。粒が非常に小さく乾燥が早い。甘口に適している。Dm.コアペなどは12月、時には翌年まで収穫を遅らせ、寒風により乾燥されたブドウから天の美禄ともいえるきれいな甘口のワインを造る。
 
『プールサール Poulsard』
ジュラ地方の古い品種で、赤ワイン用品種だが、色素量は少なく淡い藤色の果実。発酵させると自然にロゼ色のワインになる。

『ブラウフレンキッシュ Blaufrankisch』
オーストリーの赤ワイン用品種。力強いが、タンニンは少なめ。男性的で。ビロード感触。白ワインが多いオーストリーでは栽培割合は5%だが、すこしづつ増えている。

『ブラケット Brachetto』
黒ブドウ。イタリア・ピエモンテ州のごく限られた地域の許可品種。ブラケット・ダックイDOCG、ピエモンテDOCに使われる。
 
『フラッパート Frappato』
黒ブドウ。イタリア、シチリア州。フラッパート・ディ・ヴィットーリアとも呼ぶそうで、ヴィットリア地区の原産で、ほぼこの地域でしか栽培されていない。チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアD.O.Cのワインにブレンド用に用いられ、若葉の爽やかさがあり、ワインに軽快感を与える。

『プリミティーボ Primitivo』
黒ブドウ。イタリア固有の品種と思われるが東欧から渡来したとの説もある。カリフォルニアのジンファンデルの原種とされており、話題には事欠かない。それだけ品種としてのポテンシャルが大きく、誰もが期待している品種と言える。プーリア州やサルディニアなど南部イタリアでの栽培が多い。ほかのどのブドウより熟すのが早く、極めて色の濃いボディ豊かなワインになり、長期熟成に向いているといえるが、現代的な造りと伝統的な造りにより表現された差は大きく、品種としての決定的なスタイルは未だ確立していないようです。それだけに謎めいた魅力が飲み手をひき付けるのかもしれません。ピノ・ネーロの一種ともいわれる。

『ブルニョーロ・ジェンティーレ Brugnolo』 
イタリアの黒ぶどう。サンジョベーゼのクーロンで、トスカーナのDOCGのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノではこう呼ばれる。サンジョヴェーゼと呼ぶよりなんとなく繊細で気品を感じませんか?
 
『ブルネッロ Brunello』
イタリアの黒ブドウ。サンジョヴェーゼ・グロッソのモンタルチーノでの呼び名で、トスカーナ、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノD.O.C.G」を造る高貴品種。
 
『ブロカニコ Brocanico』
イタリアの白ブドウ。トレッビアーノ種のオルヴィェートでの呼び名。
 
『プロセッコ Prosecco』
白ブドウ。イタリアの地ブドウ品種。ロンバルディーア州、ヴェネート州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の広い地域で栽培されスプマンテによく使われます。以前は量産される安価なスプマンテが多かったのですが、最近の地場品種ブームも手伝って、生産者の意識も高まり、品質も高まりスタイルにも多様化が見られるようになっている。
『ペドロ・ヒメネス PedroXimenez』
スペインの白ブドウ。糖分が非常に多く、主産地はアンダルシア州コルドバやマラガ地方でDOモンテーリャ・モレスやDOマラガの甘いデザートワインの原料となる。DOモンテーリャ・モレスではすべてのフィノ、アモンティヤードやヴィンテージワインの原料でもある。もともとと糖度の高いブドウを、収穫後に天日干しにし、さらに凝縮させます。バレンシアなどで、シェリータイプのワインにも使われる。

『ベルデホ Verdejo』
白ブドウ。スペインの中央に大きくひろがるメセタと呼ばれる台地北西部原産と言われる品種。一番成功しているのはメセタ南東部のDOルエダ。アルバルーニョと並ぶ高級白葡萄品種です。フレッシュで芳香に富み深いコクと酸にも恵まれたワインになります。この品種のおかげで、スペインの白ワインに繊細さが添加されたと評価されている。樽熟成させるとナッツの風味を楽しめるという。

『ベルメンティーノ Vermentino』
白ブドウ。古くはスペインの支配をうけていた時代にコルシカを経てイベリア半島から渡ってきたといわれ、イタリア・サルディーニャ島の辛口白ワインの主要品種で、北部ガルーラGallura DOCGなどがある。その他リグーリア州、トスカーナ州でも栽培されている。

『ペレ・パルンモ Per'e Palummo』
黒ブドウ。イタリア、カンパーニャ州ナポリ周辺の地ブドウ。その茎が鳩の足に似ているため、こうよばれるらしい。タウラージにも使われるが、一番持ち味を発揮するのは砂地土壌の海岸に近いカンピ・フレグレイといわれている。

『ポルトギザー Portugieser』
黒ブドウ。ポルトガルとは何の関係もなく、ハンガリーまたはオーストリアからドイツに入ってきた品種。軽く柔らかい口当たりの飲み易いワインになり、Bゾーンに分類されるドイツでも温暖なバーデンなどで栽培される。

『ホワイト・マスカット WhiteMuscut』 
白ブドウ。ギリシャのサモス島で生産される甘口ワインは、この品種の最高のワインと言われる。辛口ワインは酸化しやすい。島部、本土を含めギリシャの多くの地で栽培されていおり、ペティ・グレインの別名もある。
 
『マカベオ(ビウラ) Macabeo(Viura)』
スペインの白ブドウ。カヴァの主原料。その他コステル・デ・セグレ、ナバラ、ペネデス、リオハ、ソモンターノ、タラゴナ、テッラ・アルタDOのワインを造る。

『マタロ Mataro』
黒ブドウ。カリフォルニアでごく一部で生産され、ブレンドに使われている。フランスのムールヴェドル種と同一。

『マブロダフニ Mavrodaphne』
黒ブドウ。ギリシャで有名な甘口ワイン「マブロダフニ」を造る。パトラスのO.P.Eワイン「マブロダフニパトラス」とケフェロニアのO.P.Eワイン「マブロダフニ・ケフェロニア」のアペラシオンが有名。多くの変種があると言われる。このブドウの名前の由来は、1860年頃ギリシャがオスマントルコ帝国から解放された後に、ババリア人企業家クラッス氏はアハイア地方に住み、黒い瞳をもった愛人ダフニにちなみ名付けたものと言う。

『マルサンヌ Marsanne』
白ブドウ。フランス、ローヌ地方の白ワインを造る。まろやかな風味と白い花を連想させる繊細なアロマをもたらします。

『マルバージア Malvasia』
白ブドウ。イタリア全土で栽培されている。各州で呼び名も違い、多くの種類がある。トスカーナ州ではモンテプルチアーノやキャンティの味わいを和らげる為に10%程度の添加が認められている。

『マルベック Malbec』
黒ブドウ。元来ボルドーの品種と考えられています。色が濃く、タンニン分が強いので、目指すワインのためにブレンドにもいちられることが多い。ロワール河流域ではコット。カオールではオーセルワと呼ばれる。ほぼフランス全土で栽培されている。
しかし、今、この品種が本領を発揮しているのはアルゼンチンとチリ。アルゼンチンの完熟したマルベックからつくられるワインは香り高く長熟の可能性を秘めている。
『マンディラリア Mandilaria』
黒ブドウ。ギリシャ、エーゲ海産の品種で、非常に豊かな色をもつ。エーゲ海のほとんどすべての島々で、特にクレタ島で栽培されている。豊かな色をもつため他の地域にも広まり、アッティカ、エヴィア島、ペロポネソス、テッサリア、マケドニア地方でも栽培されている。中程度の酸度とアルコール度数をもつ辛口ワインを造る。コツィファリ種と混合醸造される。

『ミュスカ Muscat』
白ブドウ。ミュスカ = マスカット。あらゆるブドウ品種の中でこれほどブドウ本来のもつ香り・味をそのままにワインになる品種はないといわれている。南フランスで芳香の高いヴァン・ド・ナチュレのミュスカ・ド・フロンティニャンを生み出し、イタリアでは口当たりのよいアスティ・スプマンティやモスカート・ダスティを造る。その他全世界で広く栽培されているが、変種が200以上もあるといわれている。

『ミュスカ・オットーネル MuskatOttonel』
オーストリアの白ブドウ。シャスラと、かなり平凡なミュスカ・ドゥ・ソーミュールから、1852年におそらく食用ブドウとしてロワールで開発されたという。この樹勢の弱い樹は、湿った深い土壌で最も良い結果を出す。欧州東部、特にオーストリアで多量に栽培されている。ノイジードラ−湖畔地域で栽培される真のミュスカ・ブランまたはムスカテラーの貴腐葡萄からは非常に優れた甘口ワインが出来る。
 
『ミュスカ・ダルザス Muscat d'Alsace』
アルザスのマスカット種の意味で、ミュスカにおなじ

『ミュスカデ Muscadet』
白ブドウ。ロワール河口ナント地区のミュスカデAOCの原料ブドウの為こう呼ばれるが、正式名はムロン・ド・ブルゴーニュ。

『ミュスカデル Muscadelle』
白ブドウ。ボルドーの補助品種。晩熟で栽培が難しい。造られるワインはしっかりとした味わいで酸が少なく丸みがあり、ミュスク(麝香)や花のようなアロマがはっきりと感じられます。

『ミュラー・トゥルガウ Muller-Thurgau』
白ブドウ。ドイツで一番栽培面積が多い。スイス人でトゥルガウ出身のヘルマン・ミュラー氏ドイツでリースリングの交配品種として造りだしたといわれる。多産品種でしかも栽培が易しいといわれ、味わいはニュートラルで優しい。

『ムロン・ド・アルボワ Melon de Arbois』
白ブドウ。フランス・ジュラ地方でのシャルドネの呼び名。中世期から長い間ジュラ固有の品種として順化したので、ブルゴーニュのシャルドネとは微妙に異なるという。熟した芳香からこう呼ばれる。
 
『ムロン・ド・ブルゴーニュ Melon de Bourgogne』
白ブドウ。原産地はブルゴーニュと言われ、熟すとメロンのような芳香を発することから、こう呼ばれるといわれます。ロワールが寒波に見舞われブドウの樹が枯れたときにも生き残り、以来ロワールに定着した。ナント地区ミュスカデの原料で、他に栽培地もないことから、現在はミュスカデ種と呼ばれることが多い。

『ムールヴェドル Mourvedre』
黒ぶどう。プロヴァンスやローヌ南部で栽培されているが原産はスペインとされている。栽培に難があり、収量も少ないが、香り・味わいとも組成のしっかりしたワインになる。バンドールなど熟成にむくワインとなる。

『メルロー Merlot』
黒ブドウの国際品種。ボルドー、特にサンテ・ミリオン、ポムロールの主要品種。派手さはすくないが、まろやかで濃厚なタイプとなり、「通好み」として近年特に人気が高い。100%この品種を使うシャトー・ペトリュスなど、いわゆる右岸の人気を高めた品種。近年このメルロー100%のイタリアのワインも大注目されている。
『モスカテル』
スペインの白ブドウ。マスカット種。特有の芳香をもち、個性的なワインを造り、生食もされる。バレンシアやマラガDOワインとなる。

『モスカート・ビアンコ MoscatoBianco』
イタリア、マスカット種の白ブドウ。ピエモンテ州を始め、北部イタリアの主要品種。スプマンテなど原料として栽培が多い。
 
『モスホフィレロ Moschofilero』
一見、黒ブドウと見間違うほど濃いローズ色をしたブドウだが、ギリシャの白ワイン品種。素晴らしい酸度と高いアルコール度数、強い香りをもつ定評ある辛口白ワインを造る。マンディニアQ.P.A.Pワインやペロポンネソス地方で多く栽培されている。最近の人気品種のひとつで、この品種でつくる発泡ワインも多い。

『モナストレル Monastrell』
スペインの黒ぶどう。フランスではムールヴェドルと呼ばれ、こちらの方が知名度が高いが、原産はスペイン、バレンシア州のモルベドレ近辺だとされる。主に混醸されるが、近年フミーリアで再評価のきざしがあり、ヴァラエタルも造られているという。

『モニカ Monica』
黒ブドウ。イタリア、サリディーニャ州のかなり広い範囲で栽培されている。この品種で造られるワインにはモニカ・デ・サルディーニャ(85%以上)やモニカ・ディ・カリアリ(95%以上)などのD.O.Cがあり、個性的なワインとなります。

『モリナーラ Molinara』
黒ブドウ。ロンバルディア、ヴェネート州などの北部イタリアのかなり広い地域で栽培される典型的な品種。ワイン全体をバランス良くまとめる役割を果たし、アルコール度を高くする目的で使用されると言われる。地元でロッサネッラまたはロッサーナと呼ばれる場合もある。

『モンテプルチアーノ Montepulciano』
イタリアの黒ブドウ。同名のワイン、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノと混同されやすいが、ヴィーノ・ノビレはサンジョヴェーゼのクーロンから造られるトスカーナのDOCGワインで全く別もの。このブドウはマルケ、プーリア、ラツィオ、アブルッツィオ州などアドリア海に面したイタリア中南部をを中心に非常に広い地域で栽培されている。近年、ロッソ・コーネなどモンテプルチアーノ100%で造る生産者が増えており、なかでもアブッルッツオ州のモンテプルチアーノ・ダブルッツオは代表的なDOC。

『モンドーズ Mondeuse』
サヴォワだけにみられる黒ブドウ品種。

『ユニ・ブラン Ugni Blanc』
白ブドウ。イタリアのトレッビアーノ種と同じ。コニャックの主原料でもある。

『ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ Lacrima di Morro D'Alba』 
イタリアの黒ブドウ。マルケ州アンコーナから西に入った地域、直径約10km円内に点在する畑にひっそり根付いている固有の品種。ラクリマ(イタリア語で「涙・滴」)と呼ばれるのは、このブドウが熟した際、果実からそのモストが滴る様がまるで涙を流すように見えることから名付けられたと言われています。とても古い固有の地場品種で、900年前の記録には既にその名が記されていると言います。
「特徴的な心地良いバラの香り、熟した果物を想像させる濃密であまい香り」と、表現されるように、他には絶対にないその魅惑的な香りと味わいですが、栽培が非常に難しい為1980年にはたったの4ヘクタールにまで減り、殆ど絶滅しかけていた。

『ラグレイン Lagrein』
イタリアの黒ブドウ。チロル地方の品種でトレンティ−ノのラガリーナ渓谷が原産とされている。現在、北部イタリアのトレンティーノ・アルト・アディージェ州の極一部で栽培されている。果実味が豊かで、凝縮感に富んだフルボディのワインをつくる。

『ランブルスコ Lambrusco』
イタリアの黒ブドウ。地方によって多くの呼び名があります。
ランブルスコ・ア・フォッリア・フラスタリアータ ---- トレンティーノ・A・A州
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ ---- エミーリア・ロマーニャ州ほか限られた地域
ランブルスコ・グラスパロッサ ---- エミーリア・ロマーニャ州の限られた地域
ランブルスコ・マエストリ ---- エミーリア・ロマーニャ州、ロンバルディア州ほか
ランブルスコ・マラーニ --- ロンバルディア、エミーリア・ロマーニャ州ほか
ランブルスコ・モンテリーコ --- エミーリア・ロマーニャ州の限られた地域
ランブルスコーネ --- エミーリア・ロマーニャ州の限られた地域
ランブルスコ・オリーヴァ --- エミーリア・ロマーニャ州の狭い地域
ランブルスコ・サラミーノ --- エミーリア・ロマーニャ州の広い地域
『リースリング Riesling』
白ブドウ。ドイツの高級白ワインは全てこの品種といっても過言でないほどドイツワインを語るには外せない品種。フランス・アルザス、カリフォルニア、オーストラリア、南アフリカなど栽培国も多い。ラインガウ地域では緻密で威厳をもったワインになり、モーゼル・ザール・ルヴァ地域では、スレート砂岩土壌の影響でハツラツとした酸味の気品ある華麗なワインとなる。中でも貴腐菌の影響でまれにできるトロッケンベーレンアウスレーゼは、50年以上も保存が可能なデザートワインとなる。多分、世界一長寿のスティルワインでしょうが、高価。

『リースリング・イタリコ RieslingItalico』
白ブドウ。イタリアのトレンティーノ・アルト・アディージェ州、ヴェネート州、ロンバルディア州ほかかなり広い地域で栽培され、推奨・許可品種。ヴェネート、ロンバルディアでは1世紀以上も前から栽培されているそうです。ヴェルシュリースリングとも言う。

『リースリング・レナーノ RieslingRenano』
白ブドウ。ドイツ・ラインガウのリースリングをレナーノ渓谷の畑に移植したもので、どれほどの期間この地で栽培されているのかは不明ですが、風土に育てられ多少の独自性を備えてはいるでしょうが、もとはドイツのリースリング種です。
  
『リムニオ Limnio』
黒ブドウ。ギリシャ。アリストテレスが「リムノスのぶどう」と名前を限定して引用しているほど古い品種。このブドウは今でもリムノス島で盛んに栽培されている。リムノス以外ではハルキデキでも栽培されている。相対的に高いアルコール度数で、普通の酸度・タンニン・色は中程度で、微香のワインを造る。

『リャティコ Liatiko』
ギリシャ、クレタ島に非常に古くからあるブドウで、アルコール度が高く、中程度の酸をもち香りの良い辛口ワインになるが、デラウェアより少し濃い程度と赤ワインには色に難点がある。また、甘口白ワイン(ダフネスO.A.P.E)にもなる。

『ルーサンヌ Roussanne』
白ブドウ。フランス、ローヌの中心的な品種。繊細なアロマがあり、すばらしくふくよかなワインになる。

『ルーレンダー Rulender』 
ドイツの白ワイン用ブドウ。シュペートブルグンダー Spatburgunder から突然変異で生まれた品種で、ピノ・グリ PinotGris 種のドイツ名。グラウブルグンダーとも呼ばれる。果皮の色が薄紫を含んだグレイ色をしているところから、グレイ色のピノといった意味でこう呼ばれる。

『レフォスコ Refosco』
黒ブドウ。原産はギリシャとも言われ、ギリシャの一部で栽培が見られる。イタリアではフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州・ヴェネート州のごく限られた地域でのみ栽培されている。レフォスコ・ダル・ベドゥンコロッソ、レフォスコ・ノストラーノとも言う。

『ロディテス Roditis』
ギリシャ、デラウェアに似たローズ色(甲州ブドウに似た色)をした白ワイン品種。最も古い白品種でアハイア地方が原産。気候に順応するため、現在ギリシャ全土で栽培されている。標高の高い地域のロディティスは、酸、アルコール度数、香りのバランスがとれた素晴らしい辛口白ワインになる。

『ローレイロ Roureiro』
白ブドウ。ポルトガル全土で栽培されている。主にブレンド用に用いられる。地域により、コディガ、コドン、シリア、マルバジア・グロッサなどと呼ばれる。

『ロンディネッラ Rondinella』
黒ブドウ。イタリア、ヴェネート州の広い地域で栽培されており、それぞれのDOCの推奨品種ともなっています。ワインに色とタンニンを与える品種。

(ネット上からの抜枠)

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