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交通史料館コミュのいわゆる"知られざる"鉄道のページ

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 一般の鉄道、国土交通省が管轄するものの他に、森林鉄道や鉱山の鉄道などがあります。ここでは、そういった鉄道についての資料を載せていきますが、専用鉄道も混ざるかもしれません。
 まぁ、珍しければOKということで(笑)始めますね。

コメント(10)

帝室林野局線(1935年度末)

 千代田区立の千代田図書館に、鉄道省による『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』という書籍が所蔵されていますが、これを見ますと鉄道省の管轄するものだけでなく、帝室林野局や北海道庁などが所管する林鉄や簡易軌道も掲載されていました。ここでは先ず1935年度末の帝室林野局線がどうなっていたかを記していきます。

※帝室林野局線
1.小川線(上松〜赤沢間及び支線)…19.420km
2.王竜線(上松〜三浦間及び支線)…79.004km
3.野尻線(野尻〜柿其間及び支線)…22.294km
4.小木曽線(中央線薮原駅起点)…15.452km
5.蘭線(中央線三留野駅起点)…15.361km
6.田立線(坂川鉄道奥屋駅起点)…10.695km
7.与川線(中央線三留野駅起点)…15.671km
8.小坂線(高山線飛騨小坂駅起点)…8.489km
 ここまでが、長野・岐阜県のものですが、総計では200km弱にまで達しています。

9.金山線(根室線金山駅起点)…9.244km
10.奥名寄線(名寄線一ノ橋駅起点)…17.062km
11.士別線(士別軌道奥士別駅起点)…30.508km
12.芦別線(根室線上芦別駅起点)…31.220km
13.主夕張線(三菱鉱業専用線大夕張駅起点)…8.100km
14.珊瑠線(名寄線下川駅起点)…20.100km
15.幾春別線(幌内線幾春別駅起点)…2.700km
16.然別線(名寄線一ノ橋駅起点)…8.800km
 北海道は100km強ですが、他に北海道庁の林鉄がありますから、合計すれば相当な長さになっています。
 では、そちらはどうなっていたでしょうか。

参考文献
『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』 鉄道省(1936年)
1935年度末の北海道庁所管の林鉄線

 路線は10線ですが、そこそこ長さがありますから合計では333.595kmに至ります。帝室林野局線の合計が314.120kmですから、それよりも長いことになります。

※北海道庁線
1.温根湯森林鉄道(石北線留辺蘂駅起点及び支線)…46.803km
2.置戸森林鉄道(網走線置戸駅起点及び支線)…60.545km
3.足寄森林鉄道(網走線足寄駅起点及び支線)…59.755km
4.トマム森林鉄道(網走線陸別駅起点及び支線)…23.831km
5.上陸別森林鉄道(網走線陸別駅起点及び支線)…22.820km
6.津別森林鉄道(網走線津別駅起点及び支線)…33.732km
7.ムリイ森林鉄道(石北線丸瀬布駅起点及び支線)…34.757km
8.落合森林鉄道(根室線落合駅起点)…16.361km
9.上生田原森林軌道(石北線上生田原駅起点及び支線)…21.608km
10.ウツナイ森林軌道(北見線下頓別駅起点)…13.383km

 これらの林鉄の起点駅には網走線や北見線といった見慣れない線名がみられますが、前者は現在の北海道ちほく鉄道。後者は廃線となった天北線にあたります。
 ところで、総延長が最も長いのは農林省の林鉄で、青森・秋田・高知の3県に当時は路線がありました。

参考文献
『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』 鉄道省(1936年)
1935年度末の農林省所管の林鉄線

 ここには、170km強の長さを持つ津軽森林鉄道が含まれます。

※農林省線
1.津軽森林鉄道(青森市沖館貯木場起点)…172.952km
2.川内森林鉄道(下北半島川内土場起点)…40.507km
3.大畑森林鉄道(下北半島大畑土場起点)…43.587km
4.扇田森林鉄道(花輪線扇田駅起点)…26.919km
5.岩瀬森林鉄道(奥羽線早口駅起点)…38.375km
6.早口森林鉄道(奥羽線早口駅起点)…20.691km
7.小阿仁森林鉄道(秋田県米代川沿岸天神土場起点)…45.303km
8.仁鮒森林鉄道(秋田県米代川沿岸仁鮒土場起点)…25.818km
 ここまでが東北地方のものですが、ここだけで414.152kmに達します。

9.魚梁瀬森林鉄道(高知県田野貯木場起点)…41.595km
10.奈半利川森林鉄道(高知県安芸郡奈半利貯木場起点)…29.054km
 高知県で2ヶ所の森林鉄道が載っていましたが、こちらで70.649kmあります。東北地方と併せますと484.801kmという長大なものになります。

参考文献
『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』 鉄道省(1936年)
1935年度末の大蔵省・陸軍省・海軍省線

 鉄道省所管外の路線としては、林鉄や簡易軌道の他に大蔵省・陸軍省・海軍省の専用線があります。これらのうち、合計がいちばん長いのは大蔵省所管線で、海軍省線・陸軍省線の順になりますので、この順番で紹介します。

※大蔵省線
1.横浜税関構内…13.380km
2.神戸税関構内…21.962km
3.門司税関構内…4.432km
 路線が長いのは、埠頭までの枝線とかを合わせているからでしょうか。ともかくも、ここで活躍した蒸機などもあったわけです。

※海軍省線
1.横須賀工廠及び軍需部…2.272km
2.呉工廠及び軍需部…2.592km
3.佐世保工廠及び軍需部…4.968km
4.中舞鶴要港部及び火薬廠…4.345km
5.霞ヶ浦航空隊…8.563km
6.徳山燃料廠…1.218km
7.平塚火薬廠…1.825km
 これらのうち、霞ヶ浦航空隊線は常磐線の荒川沖から延びていたものかと思いますが、のちに自衛隊線となって廃止されたものでしょう。現在でも廃線探訪ができますが、本線といえる部分は拡張された道路になってしまったようですから、駅付近の廃線跡のうち僅かな部分が、ここに記載されたものと一致しているのかと思います。

※陸軍省線
1.陸軍造兵廠小倉工場…1.609km
2.城野兵器庫支線…0.241km
3.岡山兵器支廠南倉庫支線(中国鉄道法界院駅起点)…0.221km
 最初の2線は、現在の北九州市内のものです。他にも十条のあたりには陸軍の軽便線があったわけですが、ここにある海軍省・陸軍省線はいずれも1067mm軌間のもののようです。

参考文献
『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』 鉄道省(1936年)
1935年度末の北海道庁所管簡易軌道線

 北海道の簡易軌道は、国営で北海道庁が管理する2線の他に、23ヶ所のものが記載されていました。

※国営軌道(北海道庁管理)線
1.根室殖民軌道…32.69km
2.枝幸殖民軌道…35.23km
 これらは、地方鉄道か軌道の資料にも出てきますから、存在は気づきやすい方でしょうが、この頃、どんな運用が行われていたのかといえば、調べなければ判りづらいところでしょう。

※北海道庁殖民軌道線
1.西別殖民軌道(西別〜上西別間)…16.100km
2.計根別殖民軌道(中標津〜計根別間)…15.600km
3.茶内殖民軌道(茶内〜若松間)…13.000km
4.円朱別殖民軌道(秩父内〜下茶内間)…3.400km
5.久著呂殖民軌道(塘路〜川又間)…28.866km
6.雪裡殖民軌道(新富士〜中雪裡間)…28.800km
7.幌呂殖民軌道(下幌呂〜士幌呂間)…15.400km
8.標茶殖民軌道(標茶〜計根別間)…24.000km
9.幌延殖民軌道(幌延〜北沢間)…13.500km
10.間寒別殖民軌道(間寒別〜上間寒別間)…13.200km
11.斜里殖民軌道(斜里〜知布泊間)…17.900km
12.沼川殖民軌道(沼川〜北沢間)…21.180km
13.幌別殖民軌道(幌別〜志美宇丹間)…12.636km
14.居辺殖民軌道(高島〜居辺間)…18.832km
15.弟子屈殖民軌道(弟子屈〜虹別間)…22.030km
16.根室殖民軌道(厚床〜風連間)…7.102km
17.上春別殖民軌道(西春別〜上春別間)…9.609km
18.ニウブ殖民軌道(美深〜ニウブ間)…21.396km
19.貫気別殖民軌道(荷負〜上貫気別間)…13.357km
20.藻琴殖民軌道(藻琴〜東藻琴間)…15.200km
21.真狩殖民軌道(狩太〜真狩間)…12.965km
22.忠類殖民軌道(川北〜古多糠間)…8.985km
23.中春別殖民軌道(春別〜豊野間)…8.288km
 このころは畜力で動いていたのでしょうか。写真が残されているのなら貴重でしょうね。場所も把握しきれていませんが、地名からみて、計根別殖民軌道と標茶殖民軌道は繋がっていそうですし、幌延殖民軌道と沼川殖民軌道も繋がっていそうです。上春別殖民軌道と中春別殖民軌道も連絡していたのではないでしょうか。しかし、地図に掲載されていたかどうか、それも調べなければいけないかもしれません。
 ともかくもこれで一区切りです。

参考文献
『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』 鉄道省(1936年)
『帝室林野局五十年史』から帝室林野局線…木曽の森林鉄道

 『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』で見ますと、木曽支局内の帝室林野局線は177.897kmありましたが、翌年末の数値が載っている帝室林野局が出している『帝室林野局五十年史』(1939年)を見ますと、157.716kmに減っています。
 一見一年間で20km程が減っているわけですが、後者には軌道も掲載されており、これも150kmの長さに及んでいます。中には森林鉄道の延長線として敷かれているものもありますから、中には『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』に載ってしまっている区間もあるのでしょう。
 この『帝室林野局五十年史』ですが、他に索道も載っており、都合700km弱の鉄道系の施設が見られています。一度に記すのはさすがに大変なので、先ずは木曽支局内の森林鉄道から紹介します。

小川線 1916年 中央本線上松駅〜小川入御料林内 19.420km
王竜線 1916年 小川森林鉄道鬼淵〜三浦御料林内 44.769km
野尻線 1923年 中央本線野尻駅〜大桑村及読書村柿其 11.312km
小木曽線 1926年 中央本線薮原駅〜鉢伏御料林内 15.452km
蘭線 1931年 中央本線三留野駅〜北蘭御料林内 15.361km
田立線 1928年 坂川鉄道奥屋駅〜田立御料林内 2.672km
与川線 1932年 蘭森林鉄道0.4km〜与川御料林内 15.671km
瀬戸川線 1924年 王滝森林鉄道崩越〜瀬戸川御料林内 5.214km
阿寺線 1925年 野尻森林鉄道阿寺〜阿寺御料林内 10.981km
鯎川線 1926年 王滝森林鉄道大鹿〜うぐい川御料林内 8.418km
王滝森林鉄道三浦変更線 1937年 王滝森林鉄道40km〜三浦御料林内 8.446km

 路線名のうち、鯎は「うぐい」と読みます。
 年度は竣工年度ですが、大正15年竣工と昭和元年竣工が元の資料では混在しています。ここでは西暦ですから両者とも同じになるわけですが、実際もおおもとの資料の記載に従っただけといった事情での混在かなと思います。昭和元年は数日しかなかったわけですから。
 次いで区間と延長キロという順番です。
 三浦変更線とは大同電力の三浦ダム建設による水没区間を付け替えたもので、大同電力から50万円が納付されて工事費に充てられています。
 歴史の古いものは阿寺線で、1901年に在来の径路上に敷かれた阿寺軽便軌道が前身です。ただし、これは最急勾配が83‰、最小半径9mで木材搬出には不適であったので、1907年から改修を行い機関車が使えるものに改めました。ところが、1923年の出水によりほぼ全壊。そこで、線路位置を高くして新たに敷かれたものがここにある阿寺線で、その竣工が1925年度というものでした。

参考文献
『帝室林野局五十年史』 帝室林野局(1939年)
『帝室林野局五十年史』から帝室林野局線…木曽の森林軌道

 続いては木曽谷の森林軌道ですが、この時点では152.912kmの長さでした。
 森林鉄道の延長線として延ばされたものもあれば、森林軌道の終点からさらに軌道を延ばしてものも見出せます。
 軌道線の一覧は以下の通りです。

湯舟沢線 1926年 中央本線落合川駅〜神坂村湯舟沢 7.385km
高川線 1929年 中央本線奈良井駅〜奈良井御料林内 16.058km
鯎川線 1930年 鯎川森林鉄道延長線 4.303km
阿寺線 1931年 阿寺森林鉄道延長線 4.442km
濁川線 1932年 王滝森林鉄道下黒沢〜御岳御料林内 4.742km
田立線 1933年 田立森林鉄道延長線 13.574km
笹川線 1933年 小木曽森林鉄道小木曽〜枯尾御料林内 10.049km
長者畑線 1933年 蘭森林鉄道延長線 2.403km
西野川線 1935年 王滝森林鉄道大島〜開田村柳又 16.756km
鹿ノ瀬線 1935年 西野川軌道床並〜新高御料林内 8.093km
柿其線 1935年 野尻森林鉄道柿其終点〜柿其御料林内 13.992km
殿線 1935年 野尻森林鉄道殿終点〜殿御料林内 7.442km
小俣線 1936年 鯎川森林鉄道小俣支線 6.610km
鈴ヶ沢線 1937年 王滝森林鉄道氷ヶ原〜御岳御料林内 10.116km
三浦本谷線 1937年 王滝森林鉄道延長線 5.105km
末川線 1937年 西野川軌道終点〜末川御料林内 15.852km
下山沢線 1937年 与川森林鉄道下山沢支線 5.990km

 森林軌道は、森林鉄道よりも程度が低いですから、キロ程などは変わりやすかったかもしれません。
 機関車が使われていたところもあるかと思いますが、実際に使われているところを写したような映像があるのなら、これも貴重なものでしょう。

参考文献
『帝室林野局五十年史』 帝室林野局(1939年)
『帝室林野局五十年史』から名古屋支局の森林鉄道・森林軌道・索道

 『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』には、名古屋支局内の森林鉄道は小坂線が載っていただけですが、当時は他に千頭線があり、翌年には付知線も竣功しています。
 ここでは、名古屋支局のものを森林鉄道だけではなく、森林軌道・索道も含めて、『帝室林野局五十年史』にあったものを記載します。

森林鉄道
小坂線 1934年 高山本線小坂駅〜小坂町下島 8.498km
千頭線 1933年 静岡県榛原郡上川根村沢間〜千頭御料林内 20.305km
付知線 1937年 北恵那鉄道下付知駅〜裏木曽御料林内 18.493km

 森林鉄道総計=47.287km

森林軌道
加子母線 1922年 岐阜県益田郡竹原村字舞台〜加子母御料林 5.279km
川上線 1926年 坂川鉄道丸野駅〜川上御料林内 3.911km
瀬尻線 1929年 静岡県磐田郡竜山村〜瀬尻御料林内 13.506km
段戸山線 1931年 田口鉄道田峯駅〜段戸山御料林内 18.881km
栃洞線 1932年 段戸山軌道栃洞支線 6.196km
恵那山線 1932年 岐阜県恵那郡中津町大字中津川〜恵那山御料林内 15.321km
大杉谷線 1934年 三重県北牟婁郡舟津村柚ノ木平〜大杉谷御料林内 11.739km
若栃線 1934年 小坂森林鉄道落合〜若栃御料林内 8.841km
横尾谷線 1934年 田口鉄道田口駅〜段戸山御料林内 5.851km
千頭大間線 1934年 千頭森林鉄道大間支線 5.953km
千頭寸又線 1935年 千頭森林鉄道延長線 2.827km
鹿山線 1935年 若栃軌道3粁2分〜鹿山御料林内 8.644km
七宗線 1935年 岐阜県武儀郡上麻生村室兼〜七宗御料林内 4.852km
小黒川線 1936年 小坂森林鉄道終点〜小黒川御料林内 9.869km
熊切線 1937年 静岡県周知郡熊切村奥村〜奥山御料林内 2.400km
千尋線 1937年 大杉谷軌道千尋谷支線 3.638km
青屋線 1937年 岐阜県大野郡朝日村九蔵〜青屋御料林内 5.704km
 森林軌道総計=133.412km

索道
大杉谷索道 1934年 大杉谷本流ヲ横断シテ大杉谷軌道ニ連絡 1.283km
大和谷索道 1937年 三重県多気郡大杉谷村大和谷林道ト大和谷軌道ト連絡 1.059km
 索道総計=2.342km

 地域的には静岡・岐阜・三重の3県にまたがって分布しています。地名だけではどのあたりか見当がつかないところが少なくないのですが、千頭あたりのものは登山のガイドに出てくることもあって、比較的知られた存在だったように思います。

参考文献
『帝室林野局五十年史』 帝室林野局(1939年)
『帝室林野局五十年史』から東京支局の森林軌道

 丹沢には、帝室林野局東京支局の森林軌道が2つありました。1960年代くらいまで使われていたようですが、廃止後に水害に遭って痕跡も相当に失われてしまいました。

大又沢線 1934年 神奈川県足柄上郡三保村字浅瀬〜世附御料林内 7.234km
浅瀬金山線 1937年 大又沢軌道0.6粁〜三保村広河原 3.604km

 森林軌道総計=10.838km

 とくに、広河原のあたりは被害が大きかったようです。

参考文献
『帝室林野局五十年史』 帝室林野局(1939年)
『帝室林野局五十年史』から札幌支局の森林鉄道・森林軌道

 帝室林野庁線の最後は札幌支局分ですが、『日本全国鉄道線路実粁程 昭和11年3月31日現在』に載っていた然別線は、森林軌道として扱われるものだったようです。ですので、森林鉄道の数は、ここでは7つです。

森林鉄道
金山線 1930年 根室本線金山駅〜金山御料林内 9.244km
奥名寄線 1931年 名寄本線一ノ橋駅〜奥名寄御料林内 17.062km
士別線 1932年 士別軌道会社線奥士別駅〜天塩岳御料林内 30.508km
芦別線 1934年 根室本線上芦別駅〜奥芦別御料林内 31.220km
主夕張線 1937年 三菱鉱業会社専用線大夕張駅〜主夕張御料林内 15.419km
珊瑠線 1935年 名寄本線下川駅〜珊瑠御料林内 20.063km
幾春別線 1937年 幌内戦幾春別駅〜幾春別御料林内 14.497km
 森林鉄道総計=138.013km

 データが1年違うと、主夕張線と幾春別線はだいぶキロ程が延びています。

 森林軌道
然別線 1935年 名寄本線一ノ橋駅〜然別御料林内 8.844km
漁線 1937年 北海道鉄道恵庭駅〜漁御料林内 17.730km
幌子芦別線 1937年 芦別森林鉄道幌子芦別支線 3.108km
奥幾春別線 1937年 幾春別森林鉄道延長線 3.109km
咲留線 1937年 士別森林鉄道咲留支線 3.730km
似様線 1937年 士別森林鉄道似様支線 7.009km
 森林軌道総計=43.530km

 これで、1937年度末までの森林鉄道・森林軌道・索道の紹介を終わりますが、実際にはそれ以降に成ったところもあるかと思います。工事や災害による付替も有り得ますから、そういったものまで含めて、林鉄を把握するというのは一筋縄ではいかないでしょうね。
参考文献
『帝室林野局五十年史』 帝室林野局(1939年)

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