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彼女は本を読んでいる。何の本かはわからない。わからないが、おそらくそれは歴史的著者の代表作か、はたまた女流作家の歌集か何かだと推測する。
彼女は本を読んでいる。ベンチに座り、足の付け根からつま先まできちんと閉じて。それはまさしく淑女のたしなみと呼ぶのに相応しい、可憐な様のように思える。
彼女は本を読んでいる。背筋をしゃんと伸ばして。地球の重力に敬意でも払うかのように、真っ直ぐに。
彼女は本を読んでいる。短い黒髪を春の風になびかせながら。春の暖かい恩恵を一身に受けながら。まるで神に寵愛された天使のように。

スーパーマーケットもコンビニエンスストアもカラオケもゲームセンターもボウリング場も、おおよそ人々の娯楽になりそうなものなど何一つない田舎町の真ん中に、でんと構えた高層マンション。これが私の家であり、この物語の端を発することとなった記念すべき場所である。娯楽施設どころかまともな商業施設すらないこの町には、私のマンションを除いて大きな建造物など存在しない。風邪の噂に聞いたところによると、この町のシンボルとしてこのマンションを挙げる町民がいるとかいないとか。兎にも角にも、このような田舎町の中でこの建造物は、天を突くバベルの塔のごとく威風堂々と威厳を持って存在しているのだ。
このマンションの、比較的上層階に暮らす私の部屋からは、当然のように町の全貌が見渡せる。七色に光り輝く海。萌える山々。ささやかに営む善良な町民たち。そんな町の風景をさながら神のような気持ちで鷹揚に見下ろすことが私のささやかな日課だった。
しかし、ここ数週間に渡って本来万物にあまねく行き渡るべき神の視線を独占している者がいる。マンションの付属品のように作られた公園に、毎日本を持ってやってくる彼女だ。

彼女を最初に見かけたのは2週間前。春の風が心地よい、4月の始めのことだった。
先月めでたく2度目の大学3年生という何ひとつめでたくない通知を頂戴して以来、学校に行くのも億劫となり、私はいつものように町を見下ろしていた。ふと、視線を落とすと公園で子供たちが遊んでいる。いつの時代も子供は無邪気だ。時にその無邪気さは良識ある大人に甚大な迷惑を掛けるが、私は子供に近づかないので鷹揚な気持ちで彼らを見ることができる。
さぁ子供たちよ!めいっぱい大人に迷惑を掛けておやりなさい!!などと思想を巡らせ楽しんでいると、公園に一人の女性が入ってくるのが見えた。おそらくは私と同年代だと推測される。ひょこひょこと奇妙なステップを踏んでいるが、スキップのつもりなのだろうか。彼女はそのまま偽スキップを踏みながらベンチへ座ると、おもむろに鞄から本を取り出し、読み始めた−
とまぁ、ここで冒頭の一文へと話は回帰するわけだが、兎にも角にもどうやらこのとき私は、世間様の言う「恋」という状況に陥ってしまったようだ。

それ以来、私は学校へも行かず彼女の観察を続けた。彼女はいつも昼前に公園に現れ、本を読み、1時間か2時間もするとふらりとどこかへいってしまう。土曜日曜は朝の9時ごろから夕方の5時ごろまで。雨の日はお休み。そこまで彼女の行動がわかっていながら、私は彼女に声を掛けるなどということは決してしなかった。
−男たるもの紳士でなくてはならない。紳士たるもの決して、気軽に女性に声を掛けるなどしてはならない。また、紳士たるもの万が一にでも声を掛けるならば、万全の体勢と体調で、彼女にめくるめく至福の時間を提供できる時でなくてはならない。−
そんな戒律を私が持っていたかと言うと甚だ疑問だが、彼女に話しかけることを想像すると、顔はまるで空焚きしたやかんのように熱くなり、耳の奥には黒板を引っかいたような不協和音が鳴り響き、足は鉛のように重たくなってしまうのであった。
そして私は、多くの恋の初期症状に見られるように、彼女を見ているだけで幸せな気持ちになることができた。私としても彼女に愚かな醜態を晒すよりはこのまま遠くから観察を続けることのほうが幸せなのでは考えるようになっていった。
しかしまぁ、世の中には邂逅というものが存在するらしく、思いがけず私は彼女と奇妙に知り合うこととなる。それも私が望んだのではなく偶然に。
田舎町にでんとそびえ立つ高層マンション。ここを中心として、私と彼女の世界は回り始める。まるで独楽のように、くるくる、くるくると。

コメント(13)

今度は恋愛小説風青春小説(逆?)にしてみましたぴかぴか(新しい)
続きはごりっぱさんにお願いしますわーい(嬉しい顔)
今日も私は彼女の観察をはじめる。これは既に私の当たり前の日常になっていた。そしてますます彼女の虜になっていた。

もっと彼女を知りたい。その思いはもはや欲望に近いものがあった。自分では認めてはいないが。

まずは彼女の読んでいる本だ。これを知れば彼女の趣味がみえてくる。
私はTVショッピングで買った望遠鏡を取り出した。けしてやましい気持ちで買った訳ではない。これはただの人間観察だ。

そう言い聞かせながらレンズを覗く。ぼやけた景色がみえてきた。私はゆっくりピントを合わす。彼女の姿がレンズ越しにみえた。胸の鼓動が速くなる。円の中の彼女はまだ小さい。ズーム。手が汗ばむ。まだ小さい。ズーム。


彼女の足がみえた。いつも通り、綺麗につま先をそろえて。
ゆっくりと上にあげてみる。彼女のスカートが映った。長いスカートの先からは細い足首が覗いていた。なんともいえぬ背徳感に襲われたが、私はやめなかった。

やめるべきだった。遠くから見ているだけにしておけばよかった。


ついに彼女の手がみえた。白く細い指。その指でページをめくる本は太宰か、ツルゲーネフか、ドフトエフスキーか。










「拷問大全」










      萌えメーター

萎え■■□□□□□□□□□□□□萌え
    ←−−−−−−−−−−−
    ピピピピピピピ・・・
私は混乱と恐怖でその場を動けないあせあせ(飛び散る汗)






彼女は…



いや この化け物はなんだあせあせ(飛び散る汗)




本当に彼女なのか…






ほんの一瞬でいろんなことを考えた






今 できることは…





頭の中で響いた



逃げろ




身体中が動いた…が 化け物は目の前だあせあせ(飛び散る汗)




すかさず近くにあった缶コーヒーを投げつけた






化け物に命中






化け物は怯んだあせあせ(飛び散る汗)




その隙に玄関に向かった





化け物は雄叫びをあげた







振り向くなあせあせ(飛び散る汗) 今は逃げるんだ


自分に言い聞かせてる



考えてる暇はない




なぜ? なんで こんなことに…
第6話 〜紛失〜


鏡に映った首を絞められた痕と『死』の血文字が逆に俺を冷静にさせた。

血文字は固まりつつあるようで、数時間経っているようだ。

首の締め痕も気にはなるが痛みを感じるワケではない。


『いつこんな事が…?
缶コーヒーを投げつけて怯んだ後、俺は玄関に向かって逃げ出したハズ…。
それから……』





記憶がない……。





俺は気分転換も兼ねて、2度目の3年生で億劫になって行かなかった大学に行く事にした。


知らない顔がほとんどだが、知ってる人も数人いたが、俺は話かける気にならなかった。

あの忌々しい出来事が脳裏に焼き付いたままだったからだ。

何気なく講義を受けてる時に、ふと外を見ると校門から出て行く、1人の少女…………。






exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2





俺は恐怖に震えた……。


間違いないあの化物少女だ…。


途端に極度の頭痛にみまわれた。





失っていた記憶が蘇りつつある…。



俺は何かを思い出し、慌てて帰路についた。


部屋中探してみたが見つからない。


『確かあの時、あの化物は俺の首を絞めながら

「望遠鏡よこせexclamation ×2

と言った。という事は望遠鏡を奪って逃げたのか……?
何の為に……?』


俺はその後も頭痛に悩まされながらも、眠りにつく事が出来ず、テレビを観ていた。


はねるのトビラ


その時exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2



http://m.mixi.jp/view_bbs.pl?&mode=view_comm_photo&num=135&id=29066544&comm_id=3138117&comment_id=379635445&page=1




exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2





慌てて俺は振り返った

しかし、そこには何もいない……。



『まさか、ベンチ……exclamation & question



いない……んexclamation & question…………exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2



俺の望遠鏡exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2

ベンチに置き去りにされた望遠鏡……。



化物と望遠鏡と俺……


どうなる?
教えてexclamation ×2みっちさんexclamation ×2
第7章 〜記憶〜

気がつくと、俺はそのベンチの前でたたずんでいた。
辺りはすっかり日が落ち、街頭がつきはじめている。
行き交う人もいない……


(望遠鏡……)

我に返り、ベンチへと目をやるも、そこにあったはずの望遠鏡がない…。

どこへ………


っと………俺は、固まってその場から、一歩たりとも動くことができなくなってしまっていた。

そのベンチの背もたれには………


目玉が二つ………


俺を…


俺をにらみつけてるではないかぁ!!!


俺は、その自分をすごい形相でにらみつける瞳の中に吸い込まれそうになるぐらいのめまいに襲われ、一気に、あの忌まわしい記憶を思い出したのであった。


『あ゙っ!!』

足が地面に埋まっていくような錯覚に襲われ、ふと足元をみると………


地面から伸びた色白の手が、俺の両足をつかんで、両足をひきずり込もうとするがごとく、力いっぱい引っ張ってるではないかぁ!


『お、俺が悪かった!!』

『た、確かに見ていた!!』

俺は、前に、ある事件を見て、見ぬふりをしたコトがあった。

あの被害者が………。


『ゆ、ゆるしてくれぇー!!!』




ブラピさん電球やりにくいかもしれませんが、お願いしますあっかんべーグッド(上向き矢印)
第9話

男は精一杯抵抗したがどんどん体が地面に引きずり込まれる!

「誰か助けて下さい〜!」公園の中心で叫んだが周りには誰もいない!男の声が空しく響き渡るだけだった!

気がつくとそこは何もないひろっぱだった!

「俺はいったい?ここはどこだ?」見覚えのない景色、ふと上を見上げるといつも見慣れた空がない!

「何だここは?空がないなんて!」

ちょうどそこへ綺麗な女性が通りかかった!

「あの、すいません!運命って信じますか?」

女性「?あなた何を言ってるの?」

「いえ、あなたと出会ったのも偶然とは思えなくて!僕達は出会うべくして出会ったんですよ!2人の未来について語り合いませんか?」

男は女性に手痛い一発をくらいまた気絶してしまった!

ざわざわという声が聞こえて僕は目を覚ました!

僕を取り囲んでみんながもの珍しそうに見ている!

「あの、ここはどこなんですか?」

見物人A「ここは地底世界ですよ!」

僕は耳を疑った!何と僕はあの女に地底に引きずり込まれたのだった!

おろおろしている僕に地底人は

地底人「あんた地上からきたんじゃな!年に2,3人迷い込んでくるんじゃよ」

なんと落ちてきたのは僕だけではなかったのだ!僕はその地上の人はどこにいるのかと聞いてその人達に会う事にした!

次はなむなむさんどうぞ^^
〜強引な最終話〜


迷い込んだ地上人の行方を俺は問いただしたが、誰も教えてくれなかった。


というより、知らなかったのだ。


そこへ白ヒゲを伸ばした長老と孫息子が現れた。


長老『わしに付いてきんさい』


俺は長老と孫息子の後を付いて歩いた。

3人は無言のまま、3時間ほど歩くと、深い霧に包まれた谷に着いた。


長老『ここは地上に帰る事が出来る唯一の谷じゃ。
地上から来た者はわしら地底人を化け物扱いするがの、本当にけしからんのはお前らじゃexclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2

それまで優しい口調だった長老がいきなり語尾を強めた。


と同時に


ドン手(パー)


と俺はいきなり背を押され、谷底に落とされた。



落とされた俺はそのまま川に流された。


濁流に飲み込まれ、川下へ流される俺を長老は笑いながら、そして孫息子は望遠鏡で見ていた…。


望遠鏡で…。



お、俺のだ……。



薄れゆく意識の中で俺はただ流された……。






死……






の言葉が頭によぎった……。




しかし、偶然にも川の途中で、大木が引っかかっており、俺は運良く助かった。


しかし、意識は薄れゆくまま……。




『ちっexclamation ×2悪運の強い奴めexclamation ×2しょうがねぇ助けてやるよexclamation ×2


そっと手を差し伸べてきたのはさっきの孫息子。



手を繋いだ瞬間






『私もあの時にお前に助けてもらいたかったよexclamation ×2



俺はそう言った孫息子の顔を見た。






あの少女だ……げっそり




『ごめん、俺は助けてあげなかったのに、君は助けてくれるんだね……』




『私……』





その瞬間、俺の手は離された……。



もう大木はない……。




ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ………………










皆さんお疲れ様でした。


次回作の最初は………………………………………




みっちさん




いってみようexclamation ×2

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