「万象短歌会」ミクシー部会コミュの５月歌会報告①～③

①　雉鳩の姿美し神のわざ枝垂れ桜の下に戯る　サクラテス

雉鳩と枝垂れ桜の組み合わせが美しさの相乗効果を生んでいます（I・M）
雉鳩ってほんとうにきれいな模様で神秘的（ホイップムーン）
古い日本画にありそうな風景を想像しましたが、雉鳩と雉は同じなのでしょうか（早野冬峰）
雉鳩はハトの一種と広辞苑にあります。雉のような模様のあるハトです。「ででっぽうぽう」と鳴くとあります。市街地にもいるので聞いたことがあるのでは。重低音で鳴き町内のツルソバの実を啄みに来ます。小さな蚊取り線香みたいな渦巻きの糞を残して行きますよね？（ホイップムーン）

②　五月晴れ若葉輝く山道を車走らせ故郷に向かう　　早野冬峰

五月晴れ、若葉、山道、故郷と目を引く単語が並んでいますが、無理なく収まったいい歌です（I・M）
若葉かおるゴールデンウィークに帰郷したのでしょうか。山道にさしかかると懐かしさがこみあげてきたのでしょうか（サクラテス）
サクラテスさんの歌評に詩情を感じます。春の素材はそれだけで歌になりますからどんどん作りたくなりますね。
五月の若葉は本当に美しいんです（早野冬峰）

③　こいのぼり泳ぐ川原の橋わたりさらに山奥へやっと我が家へ　　早野冬峰

歩いて渡っていると思ったら②と同じ作者なので「鯉のぼり泳ぐ橋渡り山奥に車ですすみやっとわが家へ」としてみました。「へ」が２回出て来たのも気になりました（I・M）
連作として並べたほうが鑑賞するのにいいかなと思い並べました。「鯉のぼり幾百泳ぐ川原からさらに山奥やっとわが家へ」は？鯉のぼりがたくさん泳ぐ川原の風景をテレビで観たことがあります（ホイップムーン）
故郷の懐かしい山河に車走らせたどり着いた我が家はやはり良いものでしょうね！（サクラテス）
我が故郷、実家は相模川の支流が流れている山奥です（早野冬峰）