笠智衆コミュの笠智衆の息子さんを取材

今日は拙著『鎌倉物語』で笠智衆の次男の笠鉄三さんを取材。笠智衆は実生活でも役柄そのままで朴訥で寡黙な人だった。「いるのかいないのかわからないほど静かな人でした」。かかあ天下で奥さんの尻に敷かれていた。奥さんは酒飲みだが、笠智衆は下戸。奥さんは教育熱心だが、笠智衆は全くの放任主義。どこまでも対照的な夫婦だった。鉄三さんが笠智衆にいわれたのは「屁理屈をいうな」ということ。
写真は大船の観音様のそばにある笠智衆の自宅で、笠鉄三さんとのツーショット。鉄三さんの面差しが、黒澤明の「夢」に出てきた笠智衆と似ているような気がした。
帰ってから、岩下志麻さんの自宅に電話。来月、志麻さんを取材することになった。小津安二郎と笠智衆について話を伺う。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 01月06日 19:03

素顔の笠さんを知りたいですね

[2] mixiユーザー 01月06日 20:57

はい、それを書きますので、出版が決まりましたら、お知らせします。

[3] mixiユーザー 02月10日 00:36

笠智衆さんの息子さんと言えば、東宝の宣伝部に入った笠徹さんを思い出します。
笠智衆さんは著書で、自分が松竹出身なのに徹さんが東宝に入社したことを怒っていますが、徹さんは著書で、この頃の笠智衆さんは松竹より東宝の映画に多く出演していたと反論しています。
笠智衆さんが亡くなったときに日本アカデミー賞で特別表彰されたとき、徹さんが笠智衆さんの着物を着て出席していましたが、文豪役が似合いそうな格好でした。
実際に徹さんは、岡本喜八監督作品の「日本のいちばん長い日」で、笠智衆さんが鈴木貫太郎首相を演じていたという理由で、岡本監督に鈴木首相の息子の秘書官役で起用されました。

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