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創作恐怖話〜新感覚恐怖へ〜コミュの皆で書こう短編トピ

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管理人様も許可が出ている様なので…勝手に立てました。
これこそ神風クオリティです(笑)

と言う事で、初心者さん〜常連さんまで、皆さんで沢山の短編を載せましょう。

長いのは書けないけど、短いのなら…と言うそこの貴方!どうぞ参加して下さい!

一応短編なので、一つのコメント内におさめると言う事にしましょう。



【感想】皆で書こう短編トピ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27350895&comm_id=2866832
このトピにここの作品の感想を書いてくれると作者は泣いて喜びます。
ぜひ参加してみてくださいね。



トピ主でもありますし、一つ書いておきます。

【鏡】
今朝、鏡をみたら
肉塊(ワタシ)が写っていました。

昼、鏡をみたら
真っ赤な肉塊(ワタシ)が写っていました。

夜、鏡をみたら
骸骨(ワタシ)が写っていました。

深夜、鏡をみたら
鏡の中に骸骨(ワタシ)はいました。

コメント(185)

【坂姫の話】

僕は漫画のアシスタントをしている。
現場の雰囲気にもよるが、ときおり雑談しながら作業をする。
そんなときに聞いた話。
話してくれた方を仮にAさんということにしておく。

詳しい場所は教えてくれなかったが横浜方面の現場での体験談だそうだ
その現場は深夜に作業をするタイプの現場だそうで、出勤は昼ごろになる。
駅から少し離れたところに坂があり、その上にある住宅地の一角、マンションの一室だそうだ。
Aさんは話の端々で坂の長さと勾配が急であったことを強調していた。
何度もその現場に通っているうちに、いつも坂の袂、道の真ん中にに女の人が立っていることに気づいたそうだ。
ワンピースを着ていた。
美人だった。
Aさんが言った女の人の特徴だ。
原稿の都合によっては早く呼び出されることがあったそうだが、いつ行ってもその女の人はいたという。
お盆の終わりの頃の話だそうだ。
いつものように現場に向かうとき、一台の車がその坂を下りてきたという。
いつも女の人が立っているのは道の真ん中だ。
気になって様子を見ていると、その車は女の人が見えないように突っ込んでいった。
「あっ!」と叫んだとき、轢かれたと思った女の人は消えていた。
通行人たちは叫び声の理由がきになるのかAさんの方を見ている。
聞こえてきたのはエンジンの音だけだったし、気のせいだったのかと思った。

その2日後、原稿があがったそうだ。
時刻を見るともうすぐ夜中の3時にかかろうかというところ。
帰宅は翌日の始発にすることにして、Aさんはたばこを買いに行くことにした。
坂の上は住宅地なのでコンビニは一軒もないらしい。
駅前まで歩く必要があるそうだ。
マンションから降りていくと、坂の袂に例の女の人が立っている。
こんな夜中にまでいるということは、ヤバい存在なんじゃないかなと思ったそうだ。
たばこを買ってきてまた坂にさしかかると、やはりいる。
Aさんはなるべく目を合わせないようにした。
坂を上っていくと男の人とすれ違った。
坂の下に立つ女の人はともかく、こんな時間にすれ違うのは珍しいなと思ったという。
横浜という場所を考えればそうでもないのかもしれない。
坂を上るとまた別の人とすれ違った。
結構勾配のきつい坂だったそうで、よろけないように足元を見て上っていたという。
そのために気づいていなかったが、変に思い坂の上のほうを見てみるとぞろぞろと人が降りてくる。
いくらなんでもこれは変だと気づいた。
Aさん曰く百鬼夜行だという。
たしかに夜中の3時にできる行列には異様なものがあるだろうと思う。
ふとAさんは坂の下に立つ女の存在が気になったという。
何者なのだろうか…
見てみると、坂を降りてきた男のうち一人の手をとり、角を曲がっていったという。
しばらくすると戻ってくる。
また別の男の手をとり角を曲がっていく。
Aさんは坂を下りてくるのは男ばかりではなく女も混じっていたといったがこれは蛇足というものだろう。
原稿も終わっていたし、暇だったのでボーっと見ていると女の人と目が合ったという。
なんとなく怖くなったAさんはマンションまで戻り、ベランダで一服だけすると布団に入ったそうだ。
ベランダから坂を見てみると、行列は消えていたという。
坂が長くて袂のほうはどうなっているか分からなかったとも付け加えた。
Aさんが後で調べたところでは坂は南西から北東にかけて伸びていたという。
坂の袂は南西だそうだ。
あの行列は裏鬼門に向かっていたといいたかったらしい。
漫画を描いていたりするとそういう話に詳しくなったりするが、ちょっと強引じゃないかなと思った。
月末にまたその現場で仕事があるという。
8月のことだった。

Aさんと会ったのはその話を聞いたときが最初で最後だった。
というよりも、僕がそのときの現場に行ったのが最初で最後だったわけだが…
僕は今でも作り話だったのではないかと思う。
ただ、坂は別の世界につながっているという話を聞いたことがある。
黄泉の国と葦原中国をつなぐのは黄泉比良坂だ。
また、坂には坂姫が立つという。
そのことを知ったとき、話のオチをつけるにはちょうどいいかもしれないと思った。
怪談というよりSFですが…

【環境犯罪誘因説、または強力効果説】

2010年 環境犯罪誘因説が証明された。
環境犯罪誘因説とは、ある特定の要因が犯罪を引き起こすという説である。
2011年 性犯罪者の多くはポルノ作品を所持していることが統計的に証明された。
2012年 ポルノ作品の製造、譲渡、販売、単純所持が禁止された。
2013年 殺人を犯す者の多くは推理小説を所持していることが統計的に証明された。
2014年 推理小説の製造、譲渡、販売、単純所持が禁止された。
2015年 犯罪者の多くは高等学校を卒業していることが統計的に証明された。
2016年 全ての高等学校が閉鎖された。
2017年 犯罪者の多くは義務教育を受けていることが統計的に証明された。
2018年 全ての小中学校は閉鎖された。
2019年 犯罪者の多くは日常的に肉を食べていることが統計的に証明された。
2020年 肉を食べることが禁止された。
2021年 犯罪者の多くは日常的に小麦製品を食べていることが統計的に証明された。
2022年 小麦製品を食べることが禁止された。
2023年 犯罪者の多くは日常的に魚介類を食べていることが統計的に証明された。
2024年 魚介類を食べることが禁止された。
2025年 犯罪者の多くは日常的に米を含む穀物を食べていることが統計的に証明された。
2026年 穀物を食べることが禁止された。
2027年 犯罪者の多くは日常的に食事をしていることが統計的に証明された。
2028年 食事が禁止された。
2029年 犯罪者の多くは生きていることが統計的に証明された。
2030年 生きることが禁止された。
おとしもの


・爪をおとした

・指をおとした

・足をおとした

・手をおとした

・胃をおとした

・目をおとした

・髪をおとした

・鼻をおとした

・喉をおとした

・脳をおとした

・心臓をひろった
【管理者】


みんな、アレを観ては死んでいくんです
どこで噂を聞いたのか知りませんが、次々やってきては死んでいきます


最初の内はよかったんですよ 埋めればよかっただけですから

ただスペースにも限界があって、その内埋める場所がなくなっていったんです

別に義理もないし、そのままでいいかな… と放置していたら、腐って酷い悪臭を振り撒くんですよ これは堪らない、と慌てたんですが埋める場所はもうない
苦肉の策で焼いてみたんですが、これが巧くいきまして

焼いたらもうそれ以上は悪臭を放たなくなりました それからはずっと焼いています


最近は焼いた後に残ったモノが溢れ始めたのですが、それは海に捨てたり川に流したりですね 軽いから流れていって溜まらないんですよ そのままだと底に溜まって捨てる場所がなくなってしまうんですがね



あ、貴方もアレを見に行くんですか? なるほど、噂を聞いて流行っているから観に来たと 私は流行に疎いので、そういうのはわかりませんがね


え? 私がいい人そうだから話しかけてみたけど、やっぱりいい人だって?

はは、そう言われると悪い気分はしませんね

そうだ、私をいい人と言ってくれたお礼に、海か川か好きな方を選ばせてあげますよ
なに、大して手間は変わらないので、遠慮なさらずにどうぞ



連投失礼しました
夏が近づくと何か書きたくなりますよね。

+++

【おくりもの。】

「あ」

「どうしたの?」

「ちょっと母さんにお土産わたしてくるよ」

「いってらっしゃい」






「あれ?あなたのお母さんって去年亡くなったんじゃ?」

振り返った先には開いた窓と脱ぎたてのスリッパがあった・・・。

+++
貴方の怖いものは、なんでせう?
それは、本能的な恐怖でせうか。
私は怖くないでせうか。
私は貴方が生まれてからずっとウシロにいるのです。
貴方はいつも人を恨んで少しだけ感謝しますね。

貴方、とても醜いですね。
私の方が上手くやれると思いませんか。
貴方の望む本当に怖いものと引き換えに
私が貴方の体をいただくのはいかがでせう?
【ニートの仕事】

僕は働く事が大嫌いでした。

毎日ごろごろしています

ですが、ある時から国がニートに強制的に仕事をやらせるようになりました。


それはそれは過酷な仕事だそうです。


そして、とうとう僕の順番が来ました。

仕事とは墓穴を1つだけ掘る仕事でした。

実際やるとそれほど大変ではありませんでした


ただ、それは―

これから自分の入る墓穴でした。
私は、庭に埋められた。 御主人様が、泣いていた。
「ミャーちゃんが悲しむから、笑顔で見送りなさい」
と、御主人様の母親も言いながら泣いていた。
二人が家に入ったあと、私は庭においてけぼり。
ここは暗い。
寒い。
冷たい。
私の周りには、ドロドロになった猫やハムスターや鳥がいる。怖い。
「よう、新入り。」
ドロドロな奴らに話しかけられた。
「ご苦労様。仲良くしようぜ。」
私は全てを悟った。











あれから、十年たった。 御主人様は、立派な大人になった。
今日、久しぶりに御主人様が泣いていた。
「ママ、ママ。」
子供のように泣きながら、庭に母親を埋めていた。
あの時も、そうだった。 「ミャーちゃんでまだ遊びたかったのに。」
そう言って泣いていた。
今では、御主人様の母親も私達の仲間だ。
御主人様の家族は、一気に増えた。
私達の仲間も、増えるだろう。
【見守っている……】

ポチが死んだ。
とてもかわいがっていた犬だった。

私はとても悲しくて毎日泣いた。

そんな私に、お母さんは言った。

「ゆうちゃん、ポチはゆうちゃんのことを見守っているのよ、そんなに泣いていたらポチが悲しむわ」

それから私は、出来るだけ元気に振舞った。
泣かないようにがんばった。

それから毎日、ポチの夢を見るようになった。

やっぱりポチは、私を見守ってくれているんだ。

そう思って、私はちゃんと笑えるようになった。

それからもポチは夢の中で、私に会いに来てくれた。

そんなある日。

お母さんが死んだ。

心臓発作だった。

私は、悲しくて、また、毎日泣いていた。

そんな私に愛想をつかしたのか、ポチは会いにきてくれなくなった。

このままじゃダメだ、きっと、ポチも、お母さんも、私を見てくれている。

そう思って、私は、明るく振舞うようにがんばった。

頑張って、ガンバッテ、がんばって。

すると今度は、ポチとお母さんが、私の夢に出てくるようになった。

やっぱり、私をみてくれている。

頑張らなきゃ。

でも、思い出すと悲しくて。

頑張ろうとしても、頑張れなくて。

それは、学校でも同じで。

頑張って明るくしていても、みんなどこか、遠くから私を見るようになって。

頑張れない。

頑張れないよ。

私はまた、毎日泣くようになった。

そんな私に、誰も近づかなくなった。

ポチも、お母さんも。

誰もいない。

ダレモイナイ。

だれもいない。


そして私は。


手首を切った。

深く、フカク、ふかく。

万が一にも生き残ることなどないように。

暗闇に落ちていく意識の中。

お母さんとポチが笑いながら会いに来てくれた。


「ゆうちゃん、いっぱい泣いてたね」
「わんわん」
「とってもかわいかったわ、もっと泣いているところ見たかったのに」
「ワンワン」
「でもそうね、今度は一緒に、お父さんのところに行きましょうか」
「わんわん」
「お父さんは……泣いてくれるかしら♪」


そうだね、お父さんは、私のために泣いてくれるだろうか?
ちょっと……たのしみかも……。
初投稿なので生暖かい目で見守ってくれるとうれしいです(>_<)

【家族】

妻が後ろで笑っている。

膝の上の息子が首をしめようとしてくる。

ドアの隙間から娘の視線をいつも感じている。

赤ん坊の泣き声が部屋中に響き渡っている。

それにしても。

私は。

いつ。














結婚したっけ?

【吊革】

「お疲れ!」

『おー、お疲れ。』

「今日は忙しかった?」

『うーん。まあまぁかな。女15男38だったかな?あと子供が2で引っ張られて疲れたよ。』


「あー、子供ね。お疲れ!」

「俺もまあまあだったかな。女26男1」

「しかも男が汚れてて、ネチョって、なんか付けられたんだよね。早く掃除して欲しいよ」


『お前、確か女性専用車両だよな?』
【こころ】

私は小さな庭を持っている。
庭には私の貰った宝物がたくさん埋まっている。

誕生日やクリスマス、お正月や、何かしらの賞を獲った日。
そんな記念日に、両親や友人たちが贈ってくれた宝物を、
私は毎回、この小さな庭に埋めている。

・・・だって、それはとても壊れやすくて、かけがえのないものだから。
私以外の誰かが触れただけで、それは穢れて粉々になってしまうかもしれない。

だから私は、今日も新しい宝物を庭に埋める。

その存在を、私以外が知ることのないように。
誰かに盗まれたり、傷つけられたりしないように。

それは退屈ながらも、幸福な毎日でした。
 いつまでもこうして過ごしていたいと願ったのだけど、しかしそうはいきません。

だって、私の庭は、とても小さいのです。
あっというまに、庭には埋める場所がなくなってしまいました。

 そうして私が落胆のため息をついたその時です、
私は、垣根の向こうからこちらを覗いている、私よりも小さな男の子がいたことに気付きました。


「こんにちは」

小さい男の子は言います。

「こんにちは」

私はそう返します。
男の子は、珍しいものでもみつけたように、目を丸く開いて、マジマジと私を見ました。

「丁度よかった。私は今、宝物を多く持ちすぎて困っています。もしよければ、貴方に私の宝物を一つだけわけてあげましょう」
「――ほんとう?それはとても、うれしいな」

男の子はにっこりと笑って、私の庭に入ってきました。
私は早速、男の子に僕の宝物を一つ、掘り出して見せます。

最初の一つは、私が大成して得た「大いなる名誉」です。
私はそれを男の子に差し出しましたが、男の子はそれを受け取りませんでした。

「だって、それは僕には重すぎて、とても持っていられないもの」

私が男の子に「大いなる名誉」を与えるのを諦めると、それはあっというまに壊れて見えなくなってしまいました。

仕方がないので、私は代わりになるものを掘り出します。
それは私が責任というものを知った時に得た「育てる喜び」です。
私はそれを男の子に差し出したのですが、やはり男の子は受け取ってくれませんでした。

「僕にはまだ、それを受け取る価値はない」

私はすっかり困り果てて、そこいらじゅうを掘り返して、その中身を次々と男の子の前に差し出しました。
「信頼」や「恋をする幸福」や・・・なかには「生れてきたことの感謝」なんてものもあります。

しかし、そうしたもののどれも、男の子は「僕には合わない」とはねのけるのです。
はねのけられる度に、私の宝物は次々と壊れ、空に返っていくのです。

私はその光景が、とても悲しかったのですが・・・
こうなったらもう、あとは意地でも続けるしかないでしょう。

男の子が受け取ってくれるものを見つけるまで、私は掘り返すのをやめる事ができません。

日はすっかり暮れようとしておりました。
私の小さな庭には穴ばかりが増え、
穴はつながって次第に大きな一つになってきました。

それでも私は掘り続けます。

そして、宝物が消えて行くたびに、私の身体は軽くなっていくような・・・そのような錯覚を覚え始めた頃、
私の庭は遂に空っぽになりました。
庭の土の下に大きな石の板が埋まっている以外は、何もみつからなくなったのです。

私はなんだか、すっかり気が抜けてしまって、男の子の前で茫然と立ち尽くしてしまいました。

「――なにもなくなってしまったね」

申し訳なさそうに、男の子は言います。

「――きっと、そういうものだったんだね」

私は溜息をつきました。
そして、あとはもう迷わずに、庭に開いた大きな穴の中にわが身を投げ入れたのです。

男の子は大層慌てた様子で私を追って穴を降りてきました。

私の庭は小さな庭なので、穴の中で人が一人横になれば、それだけでいっぱいになるはずなのです。
しかし男の子の身体は、穴の中に難なく納まりました。

男の子が追って入ってきた穴にはもう、私の姿などなかったのです。

最後に埋まっていた石の板は、私の名前が刻まれた墓標でした。

男の子はその墓標をぎゅっと抱きしめて、

「別れの涙」を一滴、今では男の子のものである小さな庭に埋めたのです。
【難問】

急に殴られたんだ、だから殴り返した。ただそれだけだ。

それなのに世の中の認識では僕が悪いらしい、意味が解らない…。

解らないのは嫌いだ。

解るまでやってやる。
【仲間外れ】

朝、教室に入ると机に花が飾ってあった。

まるでお花畑みたいに綺麗だった。

でも何でもだろう?

僕の机だけ何も飾ってないや… それにしても皆遅いなぁ?
《ぼんやり…》

薄暗く照らす光…
しきりに目玉だけを動かすけれど
何も見えてこない…
不安定な足元を
じわりじわり歩く…
ふいに何かに つまづいた…
遠くでサイレンの音が、聞こえた
真っ赤なライトが 私を
捉えた…
ぬるそうな手元を
見つめると
血に染まる指…

ピチャッ
… 振り返ると
真っ赤な血だまりに
ぱっくりと
見開いた 目玉が…
私を とらえて
ニタっと 笑って
私は 死んだ。
『ざくろ』

プチっ
あんた、あんまりそう潰さない方がいいわよー
と、隣から母のこえ
ざくろの実を口に頬張る母…
プチ、プチ…
きゃー…
鏡には おびただしい血の痕が みえる
【遅刻】

「すみません、人身事故で電車がまだ全然動かなくて。また携帯から連絡します…はい…はい…では今日の会議資料コピー人数分、よろしく…すみません」

ピッ。



ラッキー。
実は昨日の女子会で飲み過ぎてすごい寝坊したんだよね。
人身事故、様様。

【早朝】

う〜ん、なんか寝付けなかった。
外明るくなって来ちゃったよ。


あ。
もう働いている人達がいる。
まだ寒いのに早朝から大変そう、重そうなの運んで。
感心しちゃうわ、ふあぁ〜



ん?
あれ?




あれは……


















人の手?




















やば、運んでる人の一人と目が合った。


【セフレ】

いや、特定の彼女っていうのはいないけど


ヤリたい時ヤレるっつか
何人か?


*****


いやいやいやいや、
「愛」とかないよ。

割り切ってる。


*****


出会い系とかで知り合って?
そうそう。


*****


住んでるとこ?
ま〜面倒だから、とりあえず近隣から調達みたいな。


*****


とりあえず今はね、みんな同じとこいるけど。


で、でも、さすがにそんなに簡単じゃないよ。

そりゃ相手がいることだから、前もって準備とかは必要だし。


*****


随時、2,3人くらい。
足りなくなったら補充かな。
だけど、案外と長持ちするよ。
まぁ季節にもよるけど。


*****


え?まじか。
お前も欲しいの?(笑)


だけど、みんなマグロみたいな女達だぞ。
まじ、まじまじまじ


*****


巨乳ならかまわないって?
お前も好きだな(笑)

しょーがない。
唯一のダチだし。


*****


死んだ親父がやってた工場分かるでしょ?
そう、加工食品の。


明後日の22時頃そこで待ち合わせ。
準備しとくんで。


*****


え?
焦らしてなんかないよ。
そのくらいは時間かかるのっ(笑)

































解凍して、
使いモノになるくらいには。


*****


ん?もしもし大丈夫?
なんか吐いてるの?


【リスカちゃんとサイコくん】
〜ストレス発散方法〜



リスカ:初めまして。
リストカットとODがやめられないリスカです。


サイコ:僕は良心が欠落しているサイコパスなサイコです。



二人は高校2年生で単なるクラスメイトなのだが、他の人にはなかなか言えない本音が割と話しやすい仲である。



サイコ:ところでさ、リスカちゃんはストレス発散てどうしてる?


リスカ:そりゃもうリストカット。スッキリして落ち着くから。
別に痛いのが好きな訳じゃないんだけど、自分の血を見ると生きてる感じがして。
単純に自分の血を見るのが好きだからでもあるよ。最高に赤くてきれいなの。
どうしてみんながやらないのかチョー不思議なくらい。
でも家族に現場見付かると騒がれるし、傷隠すのとかは面倒くさいよ。


サイコ:リスカちゃんが体に傷作って痛い思いまでして自分の血を見たがる気持ちは僕もちょっと分からないんだけど、
やっぱりストレス発散はスッキリすることが肝心だよね。


リスカ:サイコくんも何か独自のストレス発散方法とかありそうじゃん。
なになに?


サイコ:僕もバレたら他の人が騒ぐからちょっと面倒くさい方法なんだけど…、
野良猫とか鳩とか捕まえて裏山でバッドで殴ったりナイフで切り刻んだりすること。
血をたくさん見るのって、いいよね。
僕のほうも人に見付かるとウザいんけどさ。


リスカ: ………… とりあえず、
小動物虐待でスッキリするのは私も分からないんだけど、私のリストカットみたいにやると生きてる感じがしたりするから?


サイコ:うーん、生きてる感じって言うか、
興奮して射精するから単純にスッキリするの。
女の子には分からない感覚だろうけどね。



リスカはサイコを「死ぬほど最低」と思い、
サイコはリスカを「頭が悪過ぎるな」と思ったが

今このことはお互い口に出すのはやめておくことにした。
あれ?誰も居ない
トイレから屁が聞こえる!?こわ!
暗闇で電気のスイッチ探る時、

誰かが手を握りかえしたらどうしようかと。
はじめまして。
夏居暑(ナツイアツ)と言います。

一応ホラーミステリーかと思うので投稿します。

【無料】新作短編『最期の塔』
ダウンロード無料なので是非読んでみてください。
(明日8月1日17時頃までの期間)
8月より通常価格99円となります。
以下、『最期の塔』販売ページへ直接アクセス出来るアドレスです。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00E6YCVI0

絡みづらい性格ですが、マイミクは必ず承認いたします。

夏居暑
自身のブログ(http://aipower.blog-fps.com/%EF%BC%B4%EF%BC%AF%EF%BC%B0/)
から一つ作品を抜粋。
タイトルは『歌うZOO』



俺は今、一人カラオケをするためにカラオケ店の前にいる。最近オープンしたばかりの店だ。
店名は「歌うZOO」。ZOOは英語で「動物園」という意味だが、これは多分、普通にローマ字読みで「ぞー」と読むのだろう。このおちゃらけた店名とは裏腹に外観は、山奥の断崖絶壁に立つ魔女の城のように古びており、異常な程不気味なオーラを放っていた。
本当に最近オープンしたばかりなのか疑わしいところだ。


俺はおそるおそる店内に足を踏み入れた。店内は青いランプが数個、壁に備え付けられているだけで他に光源となるものはなかった。とても暗い。
今は夏で、外の暑苦しい気温によって体はだいぶ火照っていたのだが、ここに入った瞬間に一気に体温が引いた。
反射的に「やばい」と感じた俺は、いつものいきつけのカラオケ店に行こうと思い、体を180度反転させたのだが、ここで近くのカウンターにいた男性店員に声を掛けられてしまった。

店員『いらっしゃいませ。お一人様でございますか?』

店員は従業員用のスーツと、これも従業員用なのか分からないが真っ黒なシルクハットを目深にかぶっていた。そのシルクハットと店内の暗さのせいで表情がまるで窺えない。

俺『はい。一人です。』

店員と簡単な質疑応答を済ませた俺は勧められた部屋へと向かった。店員との別れ際、彼の唇の端が不気味に吊り上ったようにみえた気がした。

部屋に入り、さっそく曲を送信するための機械を起動する。電源をいれると、真っ暗だった画面に明かりが灯った。機械の操作はどのカラオケ店でもそこまで大差あるものではないので軽快に進めていく。
俺はいつも一人カラオケをする時、採点モードを取り入れている。曲を最後まで歌い終わった後に、機械がその評価を点数で表してくれるというものだ。
採点モードに設定するための画面に移ると、そこには「採点モード」と「ZOOモード」の二つがあった。


「ZOOモード」? 
この店オリジナルの採点モードなのかな?と俺は考えた。興味本位で俺はその「ZOOモード」を採用することにした。すると、機械から奇怪な音声が発せられた。

機械『「歌うZOO」へようこそ!それではこのなかからお好きな動物をお選びください。』

突然画面が切り替わり、犬・猫・猿・カメ・鳥の絵が表示された。
なんで動物なんか選ばなきゃならないんだ?ZOOってやっぱ動物園っていう意味だったのか?
俺はそんなことを考えた。そして少し逡巡してから猫を選択した。


機械『猫ですね。それではカラオケをお楽しみくださいませ!』













・・・それだけ?俺は戸惑いながらも曲をいれることにした。

選曲は藍坊主の「春風」という曲だ。


選曲を受信したTV画面上に、大きな文字で「春風」と表示される。その文字が消えたあと、画面上に100という数字が浮かび上がった。おそらく採点の点数で、俺が歌ってる最中に音をはずしたり歌うタイミングを間違えたりすると、この数字がどんどん減っていくのだろう。


曲が始まり、Aメロを歌う。好きなバンドの曲なので、カラオケに行くとかならず歌っており、それなりにはうまいだろうと自負していたのだが、画面に記された数字は着実に減少していった。

その数字が90を下回ったとき、俺は左右の頬に「違和感」を感じた。なにかが出てきそうな・・・・・・今まで味わったことのない感触があった。左の頬を片手で触れてみると・・・。
長い髭が生えていた。それも3本。反対の頬も同じだ。まるで猫の髭のようだった。

・・・・・・猫?



俺はしばらく歌えなくなった。なぜ突然髭が生えたのかとそんなことばかり考えていた。
当然の如く、画面上の数字は減っていく。その数字が85を下回ったとき、今度は頭に「違和感」を感じた。おそるおそる頭に手をもっていくと、モサっとした感触が手から伝わった。
動物の・・・犬とか猫の耳のようだ。鏡がないので視認することは出来ない。

俺はここで、「危機感」をおぼえ曲を歌い始めた。点数は82で止まった。歌いながら俺は、機械で曲を中止するための操作をしたのだが、一向に曲が停止する気配がない。

どうして止まらないんだ!俺は心のなかで叫んだ。その動揺が採点システムに伝わってしまったのか、また画面上の数字が下がりだして80を切ってしまった。

すると今度は尻に例の「違和感」が起こる。まさかと思い手で確認してみると、そこには尻尾が生えていた。よくはみえないが、おそらく猫の尻尾だろう。

その後俺は、TVの電源を消そうとしたり部屋から出ようとしたりしたが、何をしても徒労に終わった。曲を一曲歌いきるしかないようだ。


点数が75を切った時、俺の手がみるみる変化していった。猫の手だ。マイクを片手で持てないので両手でしっかりと握る。うまく肉球と肉球の間にマイクを挟むことが出来た。



それからは70点を下回らずに、なんとか一曲歌いきることが出来た。気づけば猫の手も、髭も尻尾も耳もなくなっていた。

俺が茫然とその場に立ち尽くしていると、機械からまた声が発せられた。






機械『一曲完全熱唱おめでとうございます!70点以下になってしまったら・・・おっとその先は言わないでおきましょう。さぁまだまだジャンジャン歌っていきま・・・』


俺『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』




俺は絶叫しながら機械のセリフを最後まで聞かずに部屋を飛び出した。カウンターに1000円を叩きつけて、猛ダッシュで店を出て行った。
カウンターの近くにいったとき、厨房から「ウキィィィィィィィ!」とまるで猿のような声が聞こえた気がした。
さらにシルクハットを目深にかぶった店員の不気味な口元を、俺は背中越しに感じたのだった・・・。

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