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創作恐怖話〜新感覚恐怖へ〜コミュの【初心者歓迎】みんなで恐怖創作話(その2)

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もう一つこのトピ作りました♪
要領は【みんなで恐怖創作話】と同じです☆
もう一つ同時進行でストーリー創っていきましょう!!
今度は誰か出だしお願いします♪


現在の登場人物



A子(三つの不思議を教えてくれた)

B子(残りの三つの不思議を教えてくれた)

C男(七つ目の情報を知っていた)

神塚(先輩、七つ目の不思議を確認しようとするが現在は行方不明)

D川(リアクション芸人)

コメント(36)

あれは、遡ること数年前の初夏。
当時私の学校は、“七不思議”と云うものが噂されていた。
私は転校生だった為、学校については勿論知らない事ばかり。
その七不思議についても色んな友達からいくつかずつ教えて貰った。

しかし、色んな友達との情報を掻き集めても6つしか分からない。
全て放課後〜夜中にかけて起こると噂されているもの・・・

まず1人目、友達のA子ちゃんから聞いた3つ。

一つ目、夜中のグラウンドにはある筈のない墓地が浮かび上がる

二つ目、トイレの鏡に映った少女に鏡の中に吸い込まれる

三つ目、異様に首の長い少年が窓から外を眺めている

どれも在り来たりなものばかりだ。

次に2人目、B子ちゃんから聞いた噂。

四つ目―――・・・
「深夜の音楽室からピアノの音」

五つ目

「十二段しかない筈の階段が、深夜十三段になる」

六つ目

「窓の外で、足場も無いのに作業しているおじさん」等々

確かに、ありきたりな話ばかり…。

…最後の一つを除いては。
七つ目の不思議を知っている同級生はいなかった…

しかし転校生のC男君は、

「この学校の七つ目の不思議は、七人で学校に行き、六人がそれぞれ噂のある場所に行くと、残った七人目の人が見ることが出来るらしいよ!もちろん深夜じゃないとダメらしいけどね…」

と言っていた…

〈C男はどこでこの情報を手に入れたんだろうか…〉

私は不思議に思った…
私はC男に問いただしてみた。

最初はウワサとトボケテいたC男も

連日、しつこく聞く私に閉口したのか

ついに話し始めた。

「いいか!! 俺が話したって、絶対に誰にも言うなよ!!」

私は、静かに

興奮を押し殺して

うなずいた。

「…先輩で、実際に試した人がいるんだよ。」

「7人いたから、先輩達か。」

C男は、淡々と話し始めた。
神塚っていう先輩がいてな、その神塚以外の六人はそれぞれ七不思議の場所に行ったんだ……
でさ、何もおこらねぇから諦めて神塚のいたとこに戻ったんだ……

でもよぉ
神塚いなかったんだってよ……

トイレとかじゃねぇ






それっきり消息不明なんだ……神塚。
「え…?ほんとに?」


いきなりそんな事言われても信じられる筈もなく、私はC男君にきいた。

「嘘ついてどうすんだよ。折角教えてやったのに信じねぇのかよ。…ぁあもう、お前なんかに言うんじゃなかった!」

ぶっきらぼうに言うとC男君は教室を出ていってしまった。



ふと、窓の外をみると空が暗くなりかけている。

その時、私はココが例のおじさんのでる教室だということに気付き、ゾクッとした。

「ちょ…ごめんって!!待ってよ!信じるからっ!」

私は荷物を掴むと、たまらず教室を飛び出した。



―――――ガタ――ン――――――



後ろで音がした気がしたが、振り返らず私は走った。
やっとC男に追いつくと、とりあえず謝った。

「ゴメン!! でも、いきなり行方不明になったって言われても。」

C男は、少し歩調をゆるめて私のペースに合わせて歩いてくれた。

「…まぁ、そうだよな。でも、マジな話なんだぜ。」

正面を向きながら、C男はしゃべり続けた。

「警察にも捜索願出して、残り六人の先輩達も、相当調べられたらしいし。」

「でもC男、…まだ消息不明ってことは」

「証拠とか、な〜んにも無し。」

そっかぁ、七不思議と失踪は何か関係あるのかなぁ?

私の心を見透かすみたいに、C男はぶっきらぼうに言った。

「失踪する理由なんて、無かったんだよ!! …ただ。」

「ただ? 何?」

「現場に神塚先輩の携帯だけ、落っこちてたんだってよ。」

携帯?

思わず私は、そう尋ねていた。
C男君は微かに頷く。

「神塚先輩がいたはずの場所にあったんだと」

そこで少し躊躇うような表情を浮かべた。
二、三回口を開いては閉じると云う、何かを告げようとして迷っているのがわかる。
私が次の言葉を待ち黙っていると理解したのか、静かに話し始める。



「携帯が…変だったらしいんだ」


「変…って?」

私が覗き込むと、C男君は意を決したように話を続けた。

「データが…1つ以外全て消えていたんだ。


・・・・自分の番号さえも。」



――――え…?自分の番号も?


「さらに、残った1つのデータっていうのが……写真、なんだよ。」


「どん…な…?」


好奇心に負け、怖ず怖ずとききかえすと、C男君はぎゅっと拳をにぎり、声を潜めてこう言った。



「顔なんだ――――恐怖に怯えた、神塚先輩の。」


さらに、こう続けた。


「実は――――俺、その画像持ってるんだよ―――。」
「ウヮーーーーッ!!!」


「ハハハッ。びっくりした?
よく見てみ。これはD川だよ、リアクション芸人の。

そんなこえー画像持ち歩いてるわけねぇじゃん。」


「マジでビビッた!
ほんとだ、D川だ。おどかさないでよ〜。」



「・・・でも・・・話はほんとだよ。

画像も家に保存してる・・・

実は俺、っていうか家がここに引っ越してきたのは神塚先輩を探すためだったんだ。」

C男はこれまでの経緯を語り始めた。
その表情は今までとは打って変わって、『目的の人』を見つけ、逃げられまいとするよう必死だった。
C「あのさ、俺、転校してきたろ。」

「…えぇ」

C「実はさ、俺、子供の頃この近所に住んでたんだ。」

私は驚いて、マジマジとC男の顔を覗き込んだ。

C「その頃、よく遊んでたのが…神塚先輩だったんだ。」
C「先輩は俺を弟みたいに可愛がってくれた…だからどうしても確かめたいんだ!!!」
話し始めた時とは違い、C男君の目は必死だった。

「で…。」

私はC男君に向き直った。


「どうするつもりなの?」


返ってくる答えは解っていた。
しかし、彼の口からはっきりときいておきたかった。
C「…もう一度、先輩達がやったのと同じ方法で七不思議の場所に行く!!」

「でも…そうすると、神塚先輩場所には」

C「…俺が…行く!!」

分かっていた答えだったけど、それじゃ神塚先輩の二の舞になってしまう

C「何が言いたいか、大体見当はつくよ。」

そう言うと、C男は笑ってみせた。

C「俺もバカじゃないよ。手は考えてある。」
「どんな手を考えたの!?」


C「まず一つの手として七人ではなく、八人で行くこと。でもこの方法だともしかしたら七つ目の不思議は起こらないかもしれない…条件は七人で行くということだからな。そしてもう一つの手、こっちの方が重要で、それは携帯での連絡役を決めること。七つ目の不思議を確認する役、つまりオレと常に連絡を取る相手を決める。あとはそれをみんなに伝えなければいけないから、その相手は携帯を二つ持つ。一つの携帯でオレとの電話で直接のやり取り。もう一つの携帯で情報を他のみんなにメールで送信する。そうすればなにか異変が起こった時に、すぐにみんなに伝えることが出来る!」
確かに、その法法なら完全に一人きりになる事は無い。

常に連絡さえ取り合っていれば!!

「ねぇ!!その連絡役、私にやらせて!!」

C「当然♪ 頼むつもりだったけど?」

…行動パターン読まれてるみたいで、なんだか悔しい。
「じゃあ、私、連絡役やらせてもらうね。

ところで8人で行くんだよね。C男君と私と、あとの6人は決ってるの?」

C「もちろん決ってるよ。

神塚君が失踪してから、家と神塚君の家族で色々調べたり試したりしたんだけど、7つ目の不思議を起こすには7人全員がこの学校の生徒か未成年の卒業生じゃないと駄目みたいなんだ。

誰でもいいんならわざわざ転校して来なくてもできたんだけどね。

他のメンバーは神塚君と一緒に行った6人にもう一度やってもらう。

7人目以外は特に危害が及ばないはないの知ってるし、神塚君失踪の件とも無関係じゃないから結構簡単に了解してくれたよ。」


「へぇー。それでいつやるの?」

C「卒業まであと3ヶ月しかないし、もし失敗したら作戦を練り直さないといけないからなるべく早いほうがいい。冬休み中にはやりたい。」

「じゃあ日にち決ったら教えてね。」



この時はまだC男が恐るべき計画を企てているとは予想だにしなかった。
そして冬休みに入ったばかりのある日、C男からメールが届いた。


件名 七不思議確認メンバーへ

本文 今週の土曜日、深夜一時に学校の校門集合で!!
そして今日ついにその日がやってきた。
その日は朝からどんよりとした曇り空、さらに夕方から雨が降り出した。

「こんな日に限って…」

深夜12時30分私は集合場所へ向けて家を出た。

集合場所に着いたのが12時50分、C男達はすでに集合場所に来ていた。
深夜の学校には初めて来たけど、校門は街灯に照らされ思いの外明るかった。

しかしその明るさのせいで、その奥にある学校が余計に暗く不気味に感じる。


C男君と高校生ぐらいの先輩達が何か小声で話している。
まだ私が近付いて来ていることに気付いてないみたいだ。

「やっぱり……するのヤバいんじゃない?」

「…け〜!」

「大丈夫ですよ。……ですから。」

ここからは逆光で顔はよく分からないけど、女の先輩もいるみたいで少し安心した。


私「こんばんはー」


一瞬C男君達の動きが固まったように見えたけど、いきなり声を掛けたのでびっくりしたんだろう。

C「あっ、さやちゃん!(私の名前)よく来てくれたね。親に怒られなかった?」

私「うん。C男君のお母さんが連絡してくれてたから大丈夫だった。」

C「そっか。じゃあ簡単に先輩達を紹介するね。

詠さん。 オカルト研究会の部長やってるんだ。

上谷さん。 同じく副部長。

次郎さん。 落語研究会の部長。

続いてオネェ様方だけど、

雁屋さん。 華道部の部長。

間島さん。 ダンス部の部長。

一光さん。 メイクアップアーティスト目指して修行中。」


それぞれと挨拶したけど、みんな背が高くて、やっぱり逆光になって顔はよく分からない。


C「じゃあ早速始めましょう。先輩方、すいませんがあの時と同じ場所にお願いします。


さやちゃんは僕が案内するからね。」
その時、詠さんが静かに話し出した。

詠「おい、C。本当に神塚の場所へはオマエが行くのか?」

足を止め、C男は振り向きながら当たり前の事の様に

C「ええ、そうです。さっき説明した通りです。」

詠「…おい! 念のためコレ持ってろ。」

そう言うと、詠さんは胸の内ポケットから一枚の紙を取り出した。

C「…何ですか? …お札?」

詠「バカバカしいと思っても入れておけ。先輩命令だ。」

そう言うと、詠さんはニッコリと笑った。
C『は…はい。それじゃあ皆さん行きましょうか?』

Cが皆の方を見る。
皆それぞれの面持ちで頷いた……と言っても私からは良く見えなかったけど。


一行はそれぞれの場所に向かい歩き出した。

冷たい風が地面をなで、私のスカートを揺らし校舎の方へと通り過ぎて行く…

私達を導く様に……
背後には、大きな闇が広がっていた…。
(あれ、そういえば連絡役の私はどこへ行けば良いのかしら……)
私の心の中は何か良く無いものが渦巻いていた。
それは不安だけのものとは思えなかった。

無言が続き心細くなりC君を見た。
C君は険しい顔をしていたが、私の目線に気づくと、
『まだ先だから…』
不安が口を割って、言葉が走った。

「ねぇ!!」

C「ん? どうした?」

私「私は、どこで待ってればいいの!?」

C男は、事も無げに

C「だから、まだ先って言ったろ!?」

私「…え?」

C「先輩達と俺の場所、その中間地点に街灯の真下にベンチって場所がある。」

私「…そこで私は連絡係をやればイイのね?」

C「ちなみに交番まで徒歩5分。」
安全と言えば安全だが、もし何かあった所で警察なんか役に立た無い。

とりあえず黙ってついて行く事にした…
話掛けるのが悪いと思えたからだ。

どれくらい進んだか目の前にベンチが見えてきた

ベンチの直ぐ後ろに街灯が立っているが、きれかけているのかついたり、消えたりを繰り返している。

リズムをとっている様にもみえる。薄暗い中で着いたり消えたりしているせいで逆に不気味に思えた。

C『…確か昨日までは…』

『え?』

C『いやなんでも無い。じゃあ宜しくな。』

『うん…』

C君は踵を返し、闇へと紛れていった。

私はベンチに座った。
辺りは一層暗い闇が支配していた。
真っ暗で…
まるでこの先の私達の運命を暗示しているかの様だった…
チカチカとリズムを繰り返す街灯の下

私はベンチに座って待機していた。

他の人から見れば、馬鹿馬鹿しいで片付けられる肝試し

でも、実際に一人

行方不明になっている…

物思いにふけっていたら、携帯が鳴った

これは…詠さんか

私「もしもし」

詠「おー、さやちゃん。そっちはどうだ?」

私「あ、はい! 私は5分前に待機ポイントに着きました。」

詠「と、するとCはまだ到着したないな。」

私「多分、あと5分くらいかかると思います。」

詠「分かった。また後で連絡する。あ! さやちゃん!!」

私「はい?」

詠「…闇に…気をつけろ。」

私「え? 詠さん?」

唐突に電話は切れた

…闇に…気をつけろ?

詠さん…詠さん…漠然とし過ぎてて

何に気をつければいいか分かりませんってば!!

全く! しっかりしてるのか、ヌケてるのか!!
そうこうしていると、5分以上経ってたみたいで

C男から連絡が入った

C「もしもし」

私「あ! C男君!! 大丈夫!?」

C「おいおい、まだ着いたばっかりだよ。」

少し笑いながら突っ込まれ、ちょっと緊張がほぐれた

私「それもそっか♪ あ、詠さんから連絡あったよ。」

C「へ? 何だって?」

私「それがね『闇に気をつけろ』だって。意味分かんないし。」

C「…闇、か。」

私「C男?」

C「…あぁ、何でもない。また連絡する。」
…どうにも不安だ。

私はキョロキョロと周囲を落ち着き無く見回す。

ある意味、私が不審人物になってるけど、かまってられない。

唐突に携帯が鳴った!!

ギョッとして着信画面を見る。

C男からだ。

私「もしもし?」

C「ヤバイ!! 何か来てる!!」

私「もしもし? 何かって、何!?」

だいぶ間抜けな返事になってしまったが、そんなの関係ない。

C「分からねぇ!! 何か、真っ暗な…固形物みたいな闇だ!!」

詠さんの言葉が頭の中で繰り返される

『闇に気をつけろ』

私「逃げて!! すぐに逃げて!!」

C「ダメだ!? 足をとられ…熱ッツ!?」

私「…C男?」

C「…あぁ、大丈夫だ。」

私は胸をなで下ろしつつ、急に闇が去った事が気になった。

私「良かった。で、どうして急に?」

C「…お札だ。」

私「お札?」

C「…詠さんに別れ際、渡されたろ? そのお札まで闇が来た時、急に熱くなって。」

やはり詠さんは何か知っていたみたいだ。

私「皆に連絡をするわ。合流しましょう。」
闇…
嫌いな言われ方だな。
オイラは30年前に死んだこの学校の児童。
オイラは学校に忘れ物を取りに来た時に、空き巣に入っていた奴に殺された。
空き巣はオイラを気絶させりと、オイラを体育館裏に埋めた。
オイラは空き巣を呪い殺した。
空き巣はオイラを埋めた場所で死んだ。
何故か俺らの死体は消えていて見つからなかった。
オイラと空き巣の魂は融合して一つになった。
オイラは空き巣のドス黒い部分を抱えて、闇、と呼ばれながら学校をさ迷う羽目になった。
学校のどこかにオイラの死体は有る。
それを見付けないと、オイラと空き巣は離れられない…
闇…
まぁ、俺らしいっちゃ、らしい呼ばれ方だな。
学校の職員室に空き巣に入ったら、ガキがウロウロしてやがって
首締めたら死んだみたいだからスコップで穴掘って埋めたら
その中で息吹き返しやがった。
メンドクサイから、そのまま埋めたら
そのガキ、俺を取り殺しやがった。
しかし、俺を殺すのに夢中になり過ぎて、どうもくっついちまったらしい。
誰でもいいから、早くこのガキをひっぺがしてくれねぇかな…。
そうじゃねぇと、段々と俺が俺じゃなくなってっちまう。

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