パーティ・シーンでのニュー・ウェイヴ再評価で、暗黒ハウスとしての側面が急速にクローズ・アップされているトーンズ・オン・テイル。ゴシックが根づく欧米諸国ではつねに人気の高い、ダニエル・アッシュ(バウハウス〜ラヴ&ロケッツ)の別プロジェクトである。4ADからのデビュー・EP"Tones On Tail"(1982年)とベガーズ・バンケットからの"There's Only One!"(1982年)、そしてシテュエイション・トゥーの"Burning Sky"(1983年)の初期12インチ・シングル3作品を1枚にまとめたうれしいコンピレイション盤なのだ! 10曲すべてがファースト・アルバム"Pop"(1984年)には未収。 盟友ケヴィン・ハスキンスの参加により、ビート面も重視した悪夢的ダーク・サイケデリアはかなりトリッピーで危険きわまりない!!
瀧見憲司さんの激凄ミックス・CD"The DJ At The Gates of Dawn"に収録された"Now We Lustre"や、あのブラック・ストローブによるリエディット版をタイガースシがリリースした"Means Of Escape"のオリジナルもばっちり入っていますぜ。