アメリカンコッカー　向上委員会コミュのカラー（毛色）について

※こちらは説明トピです。書き込まないで下さいね。

■カラー（毛色）について　（スタンダード　犬種標準）

★ブラック・バラエティ（ブラックやブラックタンのこと）
　　タン・ポイントの黒を含む黒の単色。
　　黒は漆黒である。茶やレバー色がかっているコートは望ましくない。
　　胸および喉の少量の白は許容される。その他の部分での白色は失格となる。

★アスコブ　黒以外のほかの単色
　　（バフカラーや、シルバーバフ、チョコ、チョコタン）と呼ばれるもの
　　淡いクリーム色から濃い赤、茶色とそのタン・ポイントを含む黒色以外の単色。
　　色は一様な色調であるが、飾り毛の淡い色調は許される。
　　胸および喉の少量の白色は許される。
　　その他の部分での白色は失格となる。

★パーティ・カラー・バラエティ
　　２色以上の明確にはっきりと区別できる単色で、
　　そのうち一色は白でなければならない。
　　黒＆白、赤＆白、茶＆白、そしてローン、
　　ならびにおのおのの色のタン・ポイントを含む。
　　タン・マーキングは、黒やアスコブ・バラエティと
　　同じ位置にあることが望ましい。
　　ローンはパー　　ティーカラーに分類されるが、
　　通常どのようなローン・パターンでもよい。
　　基本色が90％以上のものは失格となる。

★タン・ポイント
　　タンの色は淡いクリーム色から濃い赤までありその基本色の
　　10％以下でなければならない。
　　それ以上の量の場合は失格となる。

★黒とアスコブ・バラエティではマーキングは次の部分にあります。
　　１両目の上のはっきりしたタン・スポット
　　２マズルの両側と両頬
　　３両耳の裏側
　　４すべての足、および　または脚部
　　５尾の裏側
　　６胸にはあってもなくても、減点とはならない。

　　よく見えないものや、やっと分かる程度のタン・マーキングは減点となる。
　　マズルの両側のタンが上にのびてつながっているものも減点となる。
　　黒とアスコブ・バラエティの場合、決められた部分にタン・マーキングがない場合と、
　　決められた部分以外にある場合は失格となる。

※愛犬の友2006　７月号　より抜粋

★ミスカラーとは

　　ミスカラーとは、スタンダード以外の色を指す。
　　計画的に繁殖を考えるブリーダーであればこれを避けます。
　　パーティと単色を掛け合わせた場合、だいたいにおいて鼻先や足先に白く点々と、
　　ミス・カラーが出ます。
　　１代目に出なかった場合でも、次の世代に出る場合があります。

　　オスメスの管理がなされておらず、犬が勝手に交配してしまうような環境や、
　　単色とパーティをかけてはいけないことを、そもそも知らないで交配した場合など、
　　出るかもしれません。

　　また、ミスカラーを『珍しい毛色』と紹介するショップを見たことがあります。
　　そんな店は、注意しましょう。

　　繁殖をする上で大切な事柄は色素であり、バフやブラウン、赤＆白などの
　　色素の薄い色の犬同士を何世代も続けていくと、
　　生まれる犬の色素もどんどん薄くなり、鼻や目縁、目の色が薄くなります。
　　ショップはそれをわざわざ教えません。
　　そして、重大な身体的欠陥を伴う場合もあります。
　　つまり、薄すぎちゃダメということです。

　　いずれにしても誕生した命は変わりなく大切で愛らしいものです。
　　ミスカラーでも、ショー向きではないけど、個性的ですしね。（＾－＾）

　　コッカーのカラーの知識として、受け止めて頂ければ幸いです。