起業家セミナー2007コミュの1月26日開講　佐藤陽一氏

佐藤陽一さん担当のじろうと申します。どうぞよろしく！

　この講演のみ、土曜日の１２時半開始となっていますので、要チェックでお願いします。きっと自分を見つめ直すよい機会となると思いますので、奮ってご参加下さい！

　それでは、佐藤さんの紹介をします。佐藤さんの現在にいたるまでをストーリー風に書いてみました。ちょっと長くなりますが、時間がある方は想像力を働かせながら読んでみてください！

　
　東京・六本木のレストラン、そこが佐藤氏の仕事場。７年前にオープンした22席の店で、接客の全てを引き受ける。メンバーは妻と調理場スタッフが2人。店の準備は１人でする。それがよそ見には大変そうだが、本人はいたって苦にしていない、かえって楽しんでいる風である。
　
　佐藤氏のこだわりであり佐藤氏ならではといえるのが、自分で店を構えてソムリエの研鑽に励んでいるところである。大抵ソムリエといえば、一流ホテル、高級レストランでスキルアップするものだが、佐藤氏は接客を肌で感じることを大切にしたいという思いで、敢えてリスクをはって店を構えている。

　佐藤氏を物語る上で最も重要なキーワードとなるのが、「ソムリエ＝森林ガイド」という考え方にある。森林をより知ってもらい楽しんでもらうための手助けをする。単にワインの説明をし薀蓄を語るのではなく、お客様の立場になり、その表情や会話の様子を見て、その時ならではのワインを提供する。これが、佐藤氏がソムリエとして基本に置いていることである。お客様が疲れ気味の様子と見るや、軽めのワインを出し、そのワインからまた別の話が咲く。少しお客様の顔が和む。佐藤氏にとって珠玉の時である。これを「客を感じる」というのであろう。　
　
　佐藤氏が常に心に刻んでいるのは、「熟成」という概念である。目標を設定し、自分を追い込み、熟成していく。しかし必ずしも熟成するとは限らない。毎日の地道な努力の積み重ね、それが熟成へと繋がると佐藤氏は信じている。

　プロならではの記憶術、何百種類ものワインを4つぐらいのグループに分け、マップにみたて、その中に当てはめていくそうだ。聞くと簡単なようだが、これは日頃の訓練で得た佐藤氏ならではの手法である。　

　佐藤氏が店を開くことになったのは、本当のサービスとは何かを求めて出した結論である。大学を中退し、フランスに渡り、そこで出会った当時の世界最優秀ソムリエに猛アッタクの末、弟子入りする。その後順調にキャリアを重ね、高級レストランで働くようになった。

　しかし数年経ち、佐藤氏は自分は本当に客を喜ばせているのだろうかと、疑問を感じるようになる。サービスって何だろう？１９９８年、自信を持って臨んだ全日本ソムリエ大会で３位に終わり、他の大会に出るも優勝を逃していた。

　追い詰められた佐藤氏が、本当のサービスを求めて出した結論が「自分の店を開く」ということであった。再び佐藤氏は海外に出て見聞を広め、自分の言葉でワインを勧めるようになった。ワインは樽の中で血の出るような修行をしている。自分もそうすべきだと、佐藤氏は思ったのである。

　そしていよいよ４２歳の時、最後の挑戦と胸に秘め、優勝すると心に誓った、世界最優秀ソムリエコンクールの日がきた。20年以上の経験、自分なりに考え辿り着いた本当のサービス、開いた店で得た毎日の体感、全てをぶつけ、世界最優秀ソムリエに臨んだ。

　が、結果はベスト4の手前、残り５人となったとことで、佐藤氏の名前がコールされた。

　この結果に対して、ただ何かが足りなかったと反省する。さらなる「熟成」を目指して、何をするではなく、自分の店で客の様子に気を配り、客同士の会話がワインのイメージを与えてくれるという毎日を重ねながら、本当のサービスを追及する。

おそらく佐藤氏にとって、永遠に求め続けるであろう、「本当のサービス」。ゴールは果たしてあるのだろうか...（end）


　どうでしたか?なにぶん文章が下手なもんで、伝わらない部分も多かったと思いますが、佐藤さんは「自らを常に挑戦する身に置き、理想を追い求め、ひたむきに努力をし続ける人」ということだけわかって頂けるとうれしいです。興味が沸いた方は、NHKのプロフェッショナルの佐藤さんの回を見てみて下さい。これはホントに感動します。僕はこれをみて、この人を呼びたいと強く思いました。共感してくれる方がいるとうれしいです。何か思ったことがあれば、どんどんコメントしてください！！待ってまーす♪