月刊　街並みコミュの「nagano・joetsu　長野から上越の海へ」　　　2008年8号

「自分が住んでいる街の写真集があったらいいな」
そんな思いでつくっているのが、この小冊子「街並み」です。

夏だ！海だ！ということで、海の無い長野県から飛び出して「上越の海」に
行きました。僕たちの住む長野市あたりでは、「海」と言ったらすなわち
新潟県上越市の海、もう少し細かく言うと「なおえつ海水浴場」
「たにはま海水浴場」あたりを指すという漠然とした約束？みたいなもの
がある気がします。

車で走ると一時間ちょっとで着いてしまうし、電車でも気軽に行くことが出来
るためか、「とにかく海が見たい！」という気分になった時にたどり着くのが
「上越の海」だからかも知れません。
「谷浜の海は信州の海」という言葉があるほどで（シーズンのたにはま海水
浴場を訪れる人の７割以上は長野県民…という統計？から出た言葉で、新聞
などでよく目にする）信州人にとって「上越の海」は特別な思い入れがある場
所である！という気さえします。

とはいえ、自分たちは海に通ったことなどほとんどないので、
毎日のように国道18号線で山を越え、その向こうにある海や周りの街を歩き
回ることは、驚くほどに新鮮でした。
ひなびた民宿街や昔懐かしい海の家、海沿いに連なる民家のすべてが長野で
見る街並みとは違っていて、海の近くを行き交う人々の顔つきや表情までも
が別物に思えたほどです。

今回で三周年を迎える「街並み」の2008年8号目は、
ひたすら海を想い海に向った真夏の一週間の記録です。

カラー40p+海へ行く。