moving （movies and musicals）コミュのシラノ

CYRANO

ジョー・ライト

ピーター・ディンクレイジ/シラノ
ヘイリー・ベネット/ロクサーヌ
ケルヴィン・ハリソン・Ｊｒ/クリスチャン
ベン・メンデルソーン

エドモン・ロスタンの古典『シラノ・ド・ベルジュラック』を「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジ主演でミュージカル化したヒット舞台を、「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督で映画化したミュージカル・ラブストーリー。
(by Allcinema)

シラノ　

パン作りも剣の稽古も、踊りで華やかに彩るニュージカル♪　
クリスチャンの誠実な瞳が導く、優しさ三重奏の三角関係･･･に浸るはずが、このご時世、前線での突撃命令に、故郷の愛する人達に手紙を書く場面の歌に、一番心を動かされる。

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「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい！」のエドモンのことを思い出しつつ鑑賞。
戦争が身近なロンドンで、ドタバタしつつ作られた舞台だったな･･･。

「シラノ」は、今まで何度も舞台化/映画化されているけれど、
この作品は、ミュージカル舞台の映画化だったんですね。

メインのストーリーは、シラノとロクサーヌ、そしてクリスチャンのラブストーリー
だけれども、この時世、前線で突撃命令前に、国の愛する人達に手紙を書く場面の歌に、
一番、心を動かされました。

ウクライナの、あるいはロシアの戦地に向かう兵士たちは、手紙じゃなくてメールかな。

でさ･･･。

ミュージカルっぽくないって宣伝していた気がしたんだけど、
ミュージカルじゃないっすか。めっちゃ。

ミュージカルを観たい層も一定数あるんだから、ミュージカルだよ♪と
宣伝した方が良いのにねぇ。

シラノが死ぬ場面で、そこで歌が入るのか？と、ちょっと現実に戻るほど、
しっかりミュージカルでしたよ。

あと、周りが意味不明に踊っているのも、めっちゃミュージカル。

パン作りながら、踊ってるー。
剣を振り回しながら、踊ってるー。

クリスチャンの誠実さが、まっすぐな瞳で伝ってきてきたな。
一目惚れの劇場の場面では、見た目の良さしか分からなかったけどね。

シラノとの初対面で、応援したくなる説得感。

優しさと切なさでいっぱいのラブストーリーだったけど、
これで泣けるほど繊細じゃない自分のことも切ないわー。