難しい表現ですね。何度か口に出して確かめようとしましたが、боюсьの表現はあんまり聞かないので自信がありません(英語の"I am afraid"と混同しているかもしれません)。さて、何点でしょうか?
?彼が賞(またはボーナス?)をとってしまうのでは(もらってほしくないが)。
?彼には賞をとってほしくないが(とってしまうんでは)
※может быть, он получит премию.
?彼には病気であってほしくないものだが(病気かもな)。
※一夜限りの何とかの後の後悔でしょうか?
?立ち上がらずにはいられなかった。
※より単純に、я не мог не встать とも言えるでしょうか。
?話題からそれるのは承知の上だが、発言せずにはいられない。
?私に気づいていなければいいが(気づいているかも)。
?落第してなければいいが(落第しているかも)。
虚辞のнеが使われるのは、仮定法が使われる場合と考えておけばいいみたいです。
<パターン1>主節に危惧をあらわす言葉があると、従属節に「虚辞のне」があらわれる。
?Я боюсь, как бы не провалился.
失敗するんじゃないかと心配だ。
<パターン2>「がまんできない」「たえられない」という文章が主節にくると、従属節で「虚辞のне」があらわれる。
?Я не мог утерпеть, чтобы не встать.
立ち上がるのを我慢できなかった。
他にも虚辞のнеがでてくる例として、以下のような文章があります。私はわかりませんでした。
Ни одной усадьбы, ни одного поэтического угла я не мог себе представить без того, чтобы там не было крыжовника.
ни один человек не приглянулся Полине без того, чтоб я не знал этого.
<ロシア文法の要点(水声社)>