ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ロシア語マニアコミュの「疲労」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
翻訳の授業で
「気持にも身体にも異常な疲労が来た」(志賀直哉;暗夜行路)という文章がありました。

みなさんはどう訳しますか?

私は2つのвариантを考えました。

■И сердце и тело охватила невероятная осатаненность.

<コメント>
осатаненностьという単語を使ったところ、ロシア人の先生にドストエフスキーっぽいわねぇと言われました。

осатаненность・・・ストレス・精神的な悩みを内面に抱え込み、他人に近寄りがたい雰囲気を与える。最近、日本で凶悪な犯罪がいろいろと起きているが、その犯罪者の心理状態に近いものがある。この名詞はあまり使われないし、やや口語的である。усталостьのほうがよい。

невероятныйは口語的なので、сильныйの方がよい。


■И сердце и тело дошли до изнеможения.

<コメント>
изнеможение・・・くたびれて、もうくたくた。
この単語には、「異常な」という意味は含まれている。

コメント(6)

他の人の解答例

■И душа и тело необычно устали.

■Пришла необычная усталость и морально и физически.

■И в душе и в теле почувствовалась необычайная усталость.

■Чрезвычайное утомление возникло и в душе и в теле.

<コメント>
усталость・・・鋭く感じる疲労感。具体性がある。

утомление・・・鈍く感じる疲労感。心の中に何かぐつぐつした(томить)はっきりしないものがある。ぐったりした感じ。

необычноよりнеобычайноの方が古い言葉で、志賀直哉の時代の作品には合っている。

翻訳は奥が深いですね・・・
「気持にも身体にも」は、二番目の方の訳のように副詞で表現するのが適切だと思います。
「異常な」をчрезвычайныйと訳すのは、ここでは違和感がありますね。別に緊急性はないような気がします。необычныйの方が近いと思います。ここは「異常に激しい」と解釈してнеобычно сильныйとするのがより適切ではないでしょうか。
「疲労」の訳はусталостьでいいと思います。
「来た」を直訳するかどうか、あるいは原語に限りなく似せた表現で訳すかどうかもポイントですね。
「疲労が来た」は実に日本語的な表現ですので、これを一つの動詞句として訳す方がロシア語らしくなるかなとは思います。

文体の問題ですが、基本的には口語体ですよね。文学作品とはいえ、堅苦しい表現ではないはずです。
また、「気持にも身体にも異常な疲労が来た」というフレーズそのものには時代を感じさせるような要素が含まれていないので、翻訳でそれを反映させるのはどうかと思います。
文脈も大事ですね。
志賀直哉の暗夜行路が今手元にはないのですが、「疲労が来た」のはどのような原因によるものだったのでしょうか。
構文としては、その原因を指示代名詞で受けて、それを主語にたて、причинить、привести、оставитьなどの動詞の補語としてнеобычно сильную усталостьを持ってくることもできます。
日本語では、疲労というものがどこかからやってきたような表現ですが、疲労は何かの原因によって精神や肉体に引き起こされるものですから、そのほうがいいかもしれません。
>世界光志伸明の父さん
なるほど、причинитьも使えますね。思いつきませんでした。

Я совершенно выбился из сил.
「もうくたくただよ」
Уморилась я сегодня.
「今日はもうくたくたよ」
От учебы у меня мозги сохнут.
「勉強で頭が疲れている」
По-видимому, он сегодня расклеился.

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ロシア語マニア 更新情報

ロシア語マニアのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。