ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

古典戯曲を読む会@O/@T/@S/@Nコミュの★『ハムレット』が好き!という人のためのトピ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ワイングラス

東京では『ハムレット』を読み終わったばかり・・・。

この作品、「スフィンクスが話したらハムレットのように話すだろう」とか「文学のモナ・リザ」(T・S・エリオット)とか言われて中々どうして分かりにくいです。

それぞれ感想から始まって、どの役がどうだとかの思い入れや、果ては自己流の解釈などを色々と書き込みませんか?

私としては今回の読みで、クライマックス直前にハムレットに「なるようになる」と言う悟りのようなものが訪れているのに気付いて良かったです。

コメント(11)

@TKOの皆様!いかがでしたか?ハムレットの世界。鉄は熱いうちに…
以前@OSKでもハムレット読破しましたし…

ハムレットというと…

ピーターブルック、ペーターシュタイン、JAシーザー、伊藤えん魔等、色々みましたが…
映画も色々ありますよね。
メルギブソンのは映画館でみたような記憶が…

ところで四大独白をさわりだけでよいのでどなたか明記していただけないでしょうか…m(__)m
>ヤクシャさん、

早速のお書き込み、ありがとうございます。

1960年ぐらいから、四大独白ではなく六独白と言う風潮になっています。さわりを記すのは大変ですので、例の第三幕第一場の独白について述べてみます。

私達の使用した小田島先生のご解釈はTo be or not to beを「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。」と始まりますが間接的過ぎて私は名訳とは思いません。

台詞全部を読むと分かる様に「死」と「生」を計りにかけているので「生きるべきか死すべきかそれが問題だ」が的を得た訳だと思いますが・・・。

この独白のさわりは多分「死ぬ、眠る、眠る、おそらくは夢を見る。そこだ、つまずくのは」の所だと思います。この台詞の趣旨は「葛藤」なはずですのでここをさわりとしていいと思います。(この部分は「コンチェルト・グロッソ」と言うロックの名盤でも歌われていますし)。

私としては女嫌い(ミソジニー)が端的に出ている第一幕第二場、「ああ、このあまりにも硬い(or汚れた)肉体が・・・」も好きな独白です。
十年くらい前江守徹さんの朗読コンサートの手伝いをしたことあったのですが
そのときアンコールでハムレットのこの独白を読んだのですが、
確か「生きるべきか死すべきか…」のこの訳でした。


ウチに福田訳、坪内訳、岩波の市川、松浦訳というのがあったので…

福田訳
「生か死か、それが疑問だ、どちらが男らしい生きかたか、
じっと身を伏せ、不法な運命の矢弾を堪え忍ぶのと、それとも剣をとって、押し寄せる苦難に立ち向かい、止めをさすまであとにひかぬのと、一体どちらが。
いっそ死んでしまったほうが。死は眠りにすぎぬ━それだけのことではないか…。眠りに落ちれば、その瞬間、一切が消えてなくなる。胸を痛める憂いも、肉体につきまとう数々の苦しみも。願ってもないさいわいというもの。死んで、眠って、ただそれだけなら!眠って、いや眠れば夢もみよう。それがいやだ…(後略)」

坪内訳
「世に在る、世に在らぬ、それが疑問じゃ。残忍な運命の矢や石投を、ひたすら堪え忍んでおるが男子の本意か、あるいは海なす艱難を迎え撃って戦うて根を絶つが大丈夫の志か?
死は…ねむり…にすぎぬ。眠って心の痛みが去り、この肉に付き纏うておる千百の苦が除かるるものならば…それこそ上ものう願わしい大終焉じゃが。…死は…ねむり…眠る!ああ、おそらくは夢を見よう!…そこにさわりがあるわ。…(後略)」

最近は松岡さんの訳がいいって聞いたことあったのですが…




>GO様、

ソ連映画のインノンケン・スノクノトフスキー主演の『ハムレット』はいかが?日本ではDVDはIVCから出ていますが、あまり知れれていないですね。
私にとって一番の「ハムレット」はユーゴザーバトの「ハムレット」です。
1990年の来日公演は、エジンバラの演劇祭で大評判をとった舞台でした。
これに出会って、人生が広がりました!
「暗黒のプリンス」というサブタイトルのように、真っ暗な舞台上のスポットをわたり歩きながら芝居が進みます。
そのハムレットを演じたアヴィーロフは「うまづら、だみ声」とまるで地獄からのハムレットのようでした。今までのハムレットのイメージを払拭しました。
そのとき、クローディアスを演じていたのが演出のベリャーコービッチで、今は俳優として舞台にたつことは少なくなりました。
そのアヴィーロフも52歳という若さで逝ってしまい、この舞台を再び観ることが出来なくなりました。
このハムレットにはまってから、ユーゴの舞台をみるためだけにモスクワへ行ってしまいました。今じゃ
映画のハムレットはケネス・ブラナーの映画しか見たことがないですが、あまりハマッタので、ロケ地の世界遺産のブレナムパレスへ行ってしまいました。
いろいろなハムレットをもましたが・・・・・ペーター・シュタイン、リュビーモフ、ロン・ダニエルズ、マイケル・ペニントンのクローディアスも、みたけど・・・・やっぱりユーゴが一番!
GO様
元気ですか?
君のハムレットにかける熱い情熱は素晴らしいね!
これからが楽しみです。

ハムレットの一人芝居は静岡に来た年に
ロバートウィルソンのを観ました。

明かりひとつとっても緻密な作りで、とても面白かったです。

to be or not to be〜を横になりながら語る場面は印象的でした。


ありのすけ様

ペーターシュタインのハムレットも生楽器演奏があったりと楽しい作品でしたね。
一見貧相なロシア人ハムレットが結構良かった記憶が…

ユーゴのハムレット噂でしか聞いたことなかったですが
実際にご覧になったありのすけさんのその感動ぶりに
僕もぜひ観たいと思いました。

来年あたり静岡に来ないかなぁ…

しかし…リュビーモフさんのハムレットってどんなだろう…
3本くらい観ましたが、マラーサドが最高に面白かったです…

ハムレットも一度拝見したいものです。


水曜は成蹊大学という所(前の首相の母校)の院で『ハムレット』のゼミを聴講しています。

まぁ、主題はフェミニズムなのですが、今回はジャネット・アデルマンの論文からガートルードがシェイクスピアの劇に初めて現れた「母」(汚れた母性)であり、殺された先王(父王)ハムレットと殺害者のクローディアスが実はかなりダブル存在であると言う部分をやりました。

指導教授の正岡先生も熱心で楽しい方で、中々為になっています。フェミ二ズム評論が男性をけなすばかりではないし、生理的な場面ばかりでもないとも分かってきました。
ヤクシャ。様

久々の書き込みではありませんか?
お忙しいのですね?

リュビーモフの「ハムレット」は1990年のセゾン劇場で公演されました。
ロンドンでオーディションしたイギリス人俳優が演じました。

舞台いっぱいに張られた動くカーテンが、主役のハムレットでした。
動く壁によって、役柄の心情を表現したようです。
イギリス人の俳優達が、もう一つで・・・

ペーター・シュタインの「ハムレット」でタイトル・ロールを演じた、ミローノフはモスクワでも人気のある俳優です。
私はタバコフ劇場で「ブンバラーシュの情熱」という舞台で彼がタイトルロールを演じているのを観たことがありますが、少年から青年への変化が上手くて、いい俳優だと思っています。
「兄弟・姉妹」でも来日していました。


ユーゴのハムレット、ゼヒ、静岡へ呼んでください!
一緒に観ましょう!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

古典戯曲を読む会@O/@T/@S/@N 更新情報

古典戯曲を読む会@O/@T/@S/@Nのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。