ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

洋楽名盤・新譜 レビューコミュのザ・シンズ「ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ」2007US 

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The Sins「Wincing the Night Away」2007年US
シンズ「ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ」 
 
01. SLEEPING LESSONS
02. AUSTRALIA
03. PAM BERRY
04. PHAMTOM LIMB
05. SEALEGS
06. RED RABBITS
07. TURN ON ME
08. BLACK WAVE
09. SPILT NEEDLES
10. GIRL SAILOR
11. A COMET APPEARS
 
 
James Mercer(ボーカル、ギター)
Martin Crandall(キーボード、ベース、ギター)
Dave Hernandez(ベース、ギター)
Jesse Sandoval(ドラム)
Eric Johnson(ギター)

 
結局40万枚も売れた2nd「Chutes Too Narrow」に続く3枚目のアルバムがこちら。
  
前にレビューしたモデストマウスに見出され、ニルヴァーナで有名とはいえインディーズのSUBPOPから。初登場全米2位。2000年代のSUBPOPの新たな看板として、レーベルを支える

存在でしたが2008年にレーベルから離脱しています。
 
本作は2008年のグラミー賞で、「最優秀オルタナティブ・アルバム」(Best Alternative Music Album)にノミネートされました。
 
 
音の基調としては、ビートルズやビーチボーイズのようなハッピーでドリーミーなメロディアスな絶品のソングライティングが何よりも特筆されます。
 
カントリータッチ、フォークタッチ、ガレージなインディーズタッチの味付けが2000年代ならではのテイストもあり。海を連想させるところはモデストマウスとも共通するところです。
 
またポップセンス抜群の曲を歌いこなすほどよいハイトーンボーカル。
 
ますます細分化の一途をたどる今のロック界、多量発生する60年代的ドリーミングサウンドの中で、よいメロディを書けることがやはり何より強いということを証明しました。
売れるのも当然です。 
 
60年代的なポップメロディ、アメリカンなテイスト、インディーテイスト、そこにどこか繊細さを感じさせるボーカル。ところどころエレクトリックな作りこみが、フレーミングリップス以降って感じで、本作が丁寧に作りこまれた感じを伝えます。
 
捨て曲というものがまったくありません。
それでいて媚びた感じもないし、甘い感じもしないところが不思議。 
 
それは彼らの心のあり方が、素直に投影されたメロディだからかも知れません。
人生やら時代と自然に向き合う様。
 
ピュアともサーフポップとも称される彼らのメロディ。
小手先ではない彼らのアティチュードが、キレイなだけではない本物の爽やかさを生み出している気がします。
 
そうだとしたら、とても耳ざわりのいい彼らの音が、こんな時代を生きる僕らに投げかけているものは、とっても深いものだという気がします。
 
間違いなく、00年代の傑作のひとつです。




コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

洋楽名盤・新譜 レビュー 更新情報

洋楽名盤・新譜 レビューのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング