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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのマニック・ストリート・プリーチャーズ「ジェネレーション・テロリスト」1992年UK

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Manic Street Preachers「GENERATION TERRORISTS」1992年UK
マニック・ストリート・プリーチャーズ「ジェネレーション・テロリスト」
 
1. SLASH N' BURN
2. NAT WEST-BARCLAYS-MIDLANDS-LLOYDS
3. BORN TO END
4. MOTORCYCLE EMPTINESS
5. YOU LOVE US
6. LOVE'S SWEET EXILE
7. LITTLE BABY NOTHING
8. REPEAT (STARS AND STRIPES)
9. TENNESSEE
10. ANOTHER INVENTED DISEASE
11. STAY BEAUTIFUL
12. SO DEAD
13. REPEAT (UK)
14. SPECTATORS OF SUICIDE
15. DAMN DOG
16. CRUCIFIX KISS
17. METHADONE PRETTY
18. CONDEMNED TO ROCK 'N' ROLL
19. MOTOWN JUNK
 
James Dean Bradfield (Vo,G)
Nicky Wire (B)
Sean Moore (Dr) 
Richey James Edwards (G)

マニックスの1stアルバムは、いろんな意味で青春です。
いつ聴いても色あせない、むしろ歳をとるほどグッとくる何かを訴えかけてきます。
 
このアルバムの前のデビューEPには、本作に収録されなかったMotown Junk、収録されたYou love us、Stay beautifulの3曲が、かなりパンクなノリで収録されています。(下のYouTubeはパンク版です) 
今聴くとかなりかっこよく、別のバンドのようです。ギターがかなりかっこいいし目立っていますね。
  
2枚組みアルバムで1位をとって解散するとか、相手にしない記者の前で腕に4realと刻んだ事件とか91-2年というおもいっきりストーンローゼスに象徴されるレイヴ・カルチャーのサイケでドリーミーでダンスなロックが全盛なイギリスロック界において、果敢に時代遅れなパンクでロックな出で立ちで立ち向かおうとしたそのアティチュードがバカみたいで子供じみて青春でロックでした。
 
EPがパンキッシュだったこともあって、結構期待されたのにふたを開けると、当時確立された売れ線のハードロックノリで音が固められていたために、大衆路線できたか、と失望されたのか、イギリスでは13位止まりとまったく振るいませんでしたが、ハードロックが人気のイギリス以外では日本も含めて結構うけました。
  
なんだかんだいって僕もかなりコレ聴いてましたから、いまでもこのアルバムの曲は体にしみこんでいます。
 
ほとんど全ての曲がシングルになりそうなドキャッチーさです。
 
デビューEPの2曲ももちろんいいです。
なぜかパブリック・エネミー絡みのRepeatは異色に映りますが、彼らのパンクでHIPで主張する当時のスタンスをあらわしてます。
 
しかし出色はMotorcycle Emptinessでしょう。
なんともいえない青春の日々がよみがえるような胸にぐっとくる切ないナンバーです。 
 
その後の彼らは3rdの"The Holy Bible"から音楽性をぐっと大人路線にシフトして、ギターのリッチーが失踪した後の4th" everything must go"も、何ともいえない深い大人な名盤だし、5枚目の"This Is My Truth Tell Me Yours" は
さらにクオリティがあがって素晴らしいアルバムです。セールス的にも100万枚近く売るようになって、いまではイギリスの国民的バンドと言われるくらいになってしまいました。
 
しかしそれも、このデビュー当時の、青春の格闘とつっぱしる感じがあったからこそ、であることは間違いないです。
 
彼らの今のクオリティの、大人な深さはこの初期を踏まえているからこその深さに他なりません。
 
それに彼らの最大の魅力のひとつである曲の気持ちよさ、ロマンティックなメロディーとギターのライン、はすでに1stの時点で全開になっています。それは今でもキモの部分は変わっていません。
音のフォーマットやクオリティがあがっただけで、大切なことは変わっていない気がします。
 
ばかな若造め、と鼻で笑い捨てられそうになりながら、じゃあお前にどれだけの覚悟があるんだと問いかけるような大切な何かを持った若造が、大切な戦いの果てに、笑っていた大人よりももっともっと深い大人になった、なんて感動的な話じゃないですか。
ロック以外の何者でもない生き様です。
そんな訳で、4thアルバムや5thアルバムなどの傑作をおいて置いても、このアルバムを名盤としてあげておきたいと思います。
  
  
"Motown Junk"
パンキッシュです。この路線で1stを作っていたらどうなったか。 
 

 
ジェームスやせていて別人のようですね。
なぜか日本ロケ。パチンコ屋さんとお台場。
 
"Motorcycle Emptiness"



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