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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのアージ・オーヴァーキル「サチュレイション」1993年US

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Urge Overkill「Saturation」1993年US
アージ・オーヴァーキル「サチュレイション」
 
1.Sister Havana
2.Tequila Sundae
3.Positive Bleeding
4.Back On Me
5.Woman 2 Woman
6.Bottle Of Fur
7.Crackbabies
8.The Stalker
9.Dropout
10.Erica Kane
11.Nite And Grey
12.Heaven 90210

Nash Kato(Vo,G) "Eddie" King Rosser(B) Blackie O(Dr)


90年代のオルタナティヴロックの中で、異色を放っていたのが彼らアージ・オーヴァーキル、彼らはとても個性的で印象的だった。
 
3人組のシンプルでオーソドックスなロックなんだけど、ちょっとレトロな独特のセンスがとても個性的。
衣装からしてグラサンに赤と黒のスーツでイタリアン・マフィアみたい。
少しこもったVocalの声質を、うまく利用したような、ちょっと洒落たセンスが光る音作り。
 
スピード感溢れるパンキッシュで、タイトなロックンロール。全体的にファンク感が下地にあり、曲ごとにコンセプトのようなものが結構はっきりしてる。
独特の世界観が完成していつつ、それ自体がありきたりにならない。
インディーっぽいはずし感が、ピリッと効いてます。
 
当時の雑誌で、同時代の先輩アーティストに彼らのファンが結構いて、「おまえらはそのままでいい、そのままいけよ」と言われて大いに喜んでいた彼らコメントが印象的でした。アーティスト受けするアーティストでした。
 
 

シカゴ出身で、インディー時代はニルヴァーナを世に出したスティーブ・アルビニのプロデュースで評価を高め、CMJで人気を博し、このメジャーデビューもゲフィンで、ニルヴァーナと似たルート。ただし本作のプロデュース、ブッチャー・ブラザースがこのテイストを出すのにぴったりだった。
 
タランティーノの映画「パルプ・フィクション」でニール・ダイヤモンドの「悲しきプロフィール」のカヴァーがヒットしたが、現在は活動停止状態。またこの選曲のセンスが、彼ららしさを表してます。ジョン・トラボルタとユマ・サーマンのぶっとんだやりとりに効果的に使われてました。
 
ちょっと癖のあるヴォーカルと、オーソドックスな3ピースギターロック、パンキッシュでいながらパワーポップ的な面もあり、ソウル・アサイラムが好きだった人は、ちょっと似た系統と言えるかもしれない。
 
オルタナティヴ・ロックの新しい地平を切り開くような存在だったし、今となってはあまりいないタイプ。中古屋でもあまり見かけないが、相当やすくなっているだろうし、見つけたら聴いてもらえれば、損はしません。エッジの効いたこの音、新鮮だと思います。
 
90年代のインディーシーン、CMJの盛り上がりが見いだした個性、忘れられてしまうには惜しい、時代の名盤といって良いと思います。
 
Positive Bleeding

  
Girl You'll Be A Woman Soon

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