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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ 1967年US

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ヴェルヴェット・アンダーグラウンドについて触れるなら間違いなく1967年に発表されたこのデビューアルバムだろう。というか他のアルバムは理解に苦しむ。
プロデューサーはポップアートの巨匠アンディ・ウォーホール、メンバーはルー・リード(Vo)ジョン・ケイル(P、EV)、スターリング・モリスン(B)、モーリーン・タッカー(Ds)そしてニコ(Vo)。いわゆるバンドではなくユニットというか企画ものの色合いが強い。このメンバーで発表したのはこの1枚だけである。
あまりにもカルト的なイメージが先行し、その当時、全く注目されなかったという伝説のバンドとして祭り上げられ、後のバンドへの影響力から過大評価されすぎている感も否めない。
幸運なことに私はカルトファンによる前情報もなくフラットな状態でこのアルバムを聴くことができた。17歳の夏のある日、友人の部屋にあったこのアルバムを持ってかえった。
バナナのジャケットは、こんなのがロックなのか???と思って期待していなかった。
1曲目のSUNDAY MORNINGのイントロを聴いた瞬間にメロディーとサウンドの美しさにただ者ではないと思ったことを鮮明に記憶している。
そして、2曲目のI'M WAITING FOR THE MANで、早くもルー・リードは自身のスタイルを確立していることに驚かされる。
この作品はアルバムとしては統一感に欠けた感があるが、1曲1曲に生々しさがあり、アルバムとか音楽というメディアに収まりきれない閃きに溢れている。
うまいとか、グルーヴがあるとか、アレンジが完成されているわけではなく、実験が成功した結果がそのままサウンドとなり作品化されたといった感じだ。
ホモセクシャル、SM、ドラッグとNYのダークサイドを描いている歌詞は、時代の空間を切り抜いたかのようなリアルさがある。
様々なアーティストに影響を与えているとか、ロックの歴史において重要な存在だったとか、そんなことはどうでもいいが、誰にも真似などできない領域にこの作品にあることは確かだ。ノイズ系の原点のようにといわれることもあるが、それはほんの一面でしかなく、この作品の奥深さは米英の才能の融合、音楽とアートの融合なのだ。

コメント(3)

ガツンときましたねー、副管理人ヤンガス師匠!!
熱いです。
さすが。
伝わります。

もう一度しっかり聞き直してみます!!!

P.S.
名前の由来になったアルファベット4文字のバンドもよろしくどうぞ;
彼らが残した4枚のアルバム。
なぜこんなにも美しいのか理解できません。
たぶん一生理解なんてことはできないです。

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