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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのルー・リード「トランスフォーマー」1972年

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LOU REED 「Transformer」1972年
ルー・リード「トランスフォーマー」
 
1. Vicious 2:57
2. Andy's Chest 3:19
3. Perfect Day 3:45
4. Hangin' 'Round 3:34
5. Walk On The Wild Side 4:14
6. Make Up 2:59
7. Satellite Of Love 3:42
8. Wagon Wheel 3:19
9. New York Telephon Conversation 1:33
10. I'm So Free 3:10
11. Goodnight Ladies 4:22
 
 
Barry DeSouza ( Drums )
Herbie Flowers ( Bass )
John Halzey ( Drums )
Klaus Voorman ( Bass )
Lou Reed ( Guitar )
Mick Ronson ( Guitar Piano )
David Bowie ( Vocals (Background) )
David Bowie、Mick Ronson ( Producer )
 
 
しばらく書き込みする時間がとれてませんでした。
久しぶりです。
 
 
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドについては、多分私よりも好きな人がいるはずなので、他の方に語ってもらおうかな。
私はルー・リードの方を。
   
長い間、ルー・リードに関しては、「ベルリン」が最高作だと思ってきました。
若い頃は、映画仕立てのようなストーリーとルー・リードの幻想的な声が醸し出す大人の世界を渋がっていたわけですが、いい年になって改めて聞き直してみて、ゾッとしました。。なんて恐ろしいアルバムだったのかと。
 
それはおいて、ともかく、当時は流してしまっていた本作「トランスフォーマー」が、今は最高に格好良く感じられます。
歳によって、感じ方は変わると言うことですね。
どちらも傑作には違いないですが。
  
 
本作も一筋縄ではいかない大人のアルバムです。
大前提として、ルー・リードの魅力は、まずその声質だと思います。
内面から出るモノもあるでしょうが、大人の男の色気と艶を感じます。
この色気はそんじょそこらの大人にだせるもんじゃない。
  
 
ヴェルヴェッツの頃からのテーマと同じく、性倒錯者への共感、その生き様に対する同士のような感覚の歌。ボブ・ディランの影響はまぬがれない、リアリズムを徹底した唱法。同時代のヒッピームーブメントとは遠く離れた地点でのドラッグ賛美、自らの欲求に正直に向き合うところに真実の生き方があり、それが性的に倒錯していようと、都会生活の中で奇妙に歪んでいようと、いわゆる世間的なモラルに反していようとなかろうと、ありのままでいること、そのための勇気、それらをあくまでクールに、リアルに、淡々と歌うのがルー・リードのロックであり、歌詞世界だった。
 
本作はベルヴェッツ後のソロ2作目であり、当時「ジギー・スターダスト」で絶頂を迎えていたデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンのプロデュースによって、リードのアングラでアートな暗い世界が、最高のロックンロールアルバムとして両立してしまった傑作だ。
 
ルー・リードの声は、とても男性的で、ただただクールに淡々と語られる場合と、特に次作「ベルリン」で全開になるようなストーリーテラーとなったときの、何とも言えない役者のようなロマンティックさを湛えた不思議な声、の2面が共存している。
 
しわがれていながら、あくまでも淡々とディラン調で語るように歌うその声からは、ニューヨークの夜の世界で、酸いも甘いも、モラルのはみ出し者としての天国と地獄もかみしめてきたことを想起させる、現代社会の縮図としての世界一の都市NYの夜の生活者の歌。
 
人の悲しい性と、生き様を、愛すべきものという視点でみつめつつも、あくまでもリアリズムに徹しつつ、語る知性。ディランの影響を受けつつも、ボウイの世界と相通じるヴェルヴェット・アンダーグラウンドの知性、そして知性からにじみ出る色気、とヴェヴェッツよりもロックのテイストが合わさったバランスの上で、成り立っている本作。
 

ヴェルヴェッツに連なる彼の影響の範囲は半端ではない。
自らのサガと向き合う者全てにとって、時代を超えて響く彼の不器用な、淡々とした応援歌。しみじみと、そして何よりも力強く、我々を勇気づける。

 
これ、いろんな人が歌ってます。

 
ワイルドサイドを歩け

コメント(8)

アルバムとしては、どちらかというと「ベルリン」のほうが好きかな。
でも代表曲が収録されているのは、こっちのほうだから こっちも名盤だ。
デヴィッド・ボウイといえば、時代は少し後になるけど、イギー・ポップの
「ラスト・フォー・ライフ」も傑作ですよね。
映画「トレイン・スポッティング」のサントラにはイギーとルー・リードの曲が
収録されている。
アメリカのアーティストなのにイギリスでもリスペクトされているのは、ボウイの影響なのかな。

久々のコメント感謝です。
ヴェルヴェッツの投稿よろしく。
こんばんはexclamation最近の僕のベビロテアルバムがレビューしてあったので、コメントしましたわーい(嬉しい顔)
ルーリード…
ロックの持つ冷たさ、凶暴性、緊張感が今聴いても感じられますよね電球かと思えばものすごくポップな曲もあるしダッシュ(走り出す様)今ヴェルヴェッツから遡って勉強中ですわーい(嬉しい顔)
じゅらさん、ルー・リードいいですよね。 

時代を経ても古びない領域にある作品群。
 
唯一無二の存在です。
 
こうしてずっと聴き継がれていくんですねー。
最近 「ベルリン」の再演のCD、DVDが出て 思うとこたくさんあるのですが・・・・
まとまってません

こういうの出ると 今の気持ちで また聴き直す 想い直す いい機会かもしれませんね
そうなんですよね
 
レビューって新譜のときか、名盤100選みたいな雑誌の別冊見たいなのくらいがほとんどだし
 
聴く人の年齢や時期や聞く時代によっても聞こえ方や意味も変わってきますからね
 
ブームのときは結構、真価を見極めるのは難しいですね
 
ベルリンの再演のサントラ、未聴ですが是非そのうち投稿おまちしてますわーい(嬉しい顔) 

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