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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのジュラシック5 「クオリティ・コントロール」

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ジュラシック5「クオリティ・コントロール」
Jurassic 5「Quality Control」2000年6月US
  
1 How We Get Along (Intro)
2 "Influence, The"
3 Great Expectations
4 Quality Control (Intro)
5 Quality Control
6 Contact
7 Lausd
8 W.O.E. Is Me (World Of Entertainment)
9 Monkey Bars (Vocal)
10 Jurass Finish First
11 Contribution
12 Twelve
13 "Game, The"
14 Improvise
15 Swing Set
  
MC:Akil(アキル)、Chali 2na(チャーリーツナ)、Marc 7even(マークセヴン)、Zaakir(ザーキル)
DJ:Cut Chemist(カットケミスト)、Dj Nu-Mark(ヌーマーク)
  
ギャングスタのイメージが強い90年代の西海岸LAにあって、1990年のデビュー以来、彼らはデ・ラ・ソウルやア・トライブ・コールド・クエストなどのネイティブタン一派へのリスペクトを全面に出しつつ、その高いスキルで圧倒的な説得力とHIPHOPの枠を超えたクオリティで90年代の西海岸のアンダーグラウンドで頭角を現し、いわゆるオルタナティブ・ヒップホップの流れの核ともなった6人組。
  
彼らの魅力はニュースクールとオールドスクールの調合使いであり、MCのマイクリレーとハーモニーが実に音楽的で歌心がありつつ、ニュースクール的インテリ感、テクニカルな色があるところだろうか。ふだん今時のHIPHOPを聴かない人でも、このジュラシックなら次々に繰り出される音楽的なフローにはまってしまうでしょう。十分にロックファンや一般の洋楽ファンにまでアピールする内容でありつつ、DJ2人の極上のスキルはマニアを唸らせる圧巻ものです。
  
たとえばオールドスクールというところでビースティーボーイズなんかが好きなロックファンは是非聴いてもらいたいところ。
  
とても楽しくめまぐるしく、「フレッシュ」と形容される彼らの生き生きとした勢いのあるハネたグルーブが本アルバムでは直球でぶつけられます。
 
エンターテイメントでオールドスクールというと、ベタで子供っぽくはならないか、という不安は全く不要。ジャジーで絶妙のセンスが新しく、”今”を体現しており、大人が聴けるHIPHOPになっているわけです。 
オールドスクールを織り交ぜながらも、ハイスキルでオリジナリティに溢れた才能がはじけまくっている感じです。どれをきいても代わり映えしないそこらのHIPHOPとはオリジナリティが違う感じ。
  
2nd、3rdではその溢れる才能をあえて、新境地の開拓へ向けてきました。
2ndではより都会的なサウンドで、いわゆるオルタナな感じ全開で、1stとはまた違う魅力の傑作でした。しかし、2nd後のカット・ケミストの脱退に続き、3rdの後で解散が決まってしまった様子。あまりにハイスキルなメンバーが揃ったJ5が3枚のアルバムを出しただけでも良かったということなのか、これからのそれぞれのソロプロジェクトに注目です。
  
とにかくこの1stと2ndは聞き飽きない、傑作です。

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