1.Hello Good Bye~Galaxie 2.2X4 3.Vernie 4.Skinned 5.Toes Across The Floor 6.Walk 7.Dumptruck 8.Car Seat (God's Presents) 9.Wilt 10.The Duke 11.St. Andrew's Fall 12.New Life 13.Mouthful Of Cavities 14.Lemonade 15.Soup*"Bonus Track in Japan"
そして95年2ndアルバム発表。タイトルが「Soup」と聞いた時点で、まさに彼らの音楽性を言い当てた確信的なそのタイトルに期待度は120%。発売日に買いに行き、封を開けて始めに聞いたときには鳥肌がたったことを覚えている。1曲目の"Hello Good Bye"からGalaxie"への展開の時点で、完全にやられる。先頭打者ホームラン。あの1stアルバムが、まだまだ未熟な状態だったのだと、その時気付かされた。その後もゆったりした1曲目の次はややハードな2曲目、またゆったりしたテイストの違う3曲目、4曲目はカントリーテイストの小品、そして5曲目は静謐で今思えば死の予感を漂わせるような名曲「Toes Across The Floor」。6曲目はアコギとハーモニカのアコースティックな曲。以下後半はやや静かなもの悲しいトーンの曲がつづく。1stから一貫して短い曲の多い彼らだが、このあたりではややどっしりした大曲傾向の名曲が続く。全く捨て曲がないばかりか、1曲ごとの曲の個性がたっており、1stアルバムがアルバム単位でみるとやや似た感じの曲がならびメリハリに欠けたのに対し、2ndは断然の飛躍である。曲ごとのテイストにバリエーションがあるだけでなく、1曲の中でのアコースティックなスタートから分厚くハードな展開への移行と多彩なボーカルの表情、といったように格段の進化がみられる。