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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのKings of Leon 「Because of the times」 2007年4月25日US

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Kings of Leon 「Because of the times」 2007年4月25日US

1 ノックト・アップ
2 チャーマー
3 オン・コール
4 マクフィアレス
5 ブラック・サムネイル
6 マイ・パーティー
7 トゥルー・ラヴ・ウェイ
8 ラグー
9 ファンズ
10 ザ・ランナー
11 トランク
12 カマロ
13 アリゾナ
14 マイ・サード・ハウス(ボーナス・トラック)

カレブ・フォロウィル(リード・シンガー、リズム・ギター)
ネイサン・フォロウィル(ドラムス)
ジェアド・フォロウィル(ベース)
マシュー・フォロウィル(リード・ギター)

ひさびさにガツンときました。最近ではThe musicの1st以来かもしれない。
王道ど真ん中でいながら、今でしか生まれ得ない現代の音。
古今の伝統を受け継ぎながら、型にはまらない、オリジナリティがあり、まだまだ発展途上の余地、可能性の芽を感じさせる、わくわくするような期待感を抱かせるスケールの大きなバンドだと思う。
  
まず一番の特徴はVocalの声。こもったような鼻にかかったような男臭い不器用そうなハスキー声で、血管が切れそうなテンションでうたいあげる様は不器用、無骨、初期のU2かテレンスレントダービーとかを彷彿とさせる。そのプロっぽくない感じが唯一無比の世界を作ってしまう。
一聴すると一本調子・ぶっきらぼう、でもロック好きにはたまらない雰囲気にしばらく聞き続けていると尻上がりにテンションはあがってゆき、曲の最後にはもう完全にもっていかれてしまう。

ベースにあるのはスワンプなブルースロック。アーシーなロックでいながらハイテンションな所がどことなくニール・ヤング的な臭いも感じる。
だが、ザックザックと刻まれるギターが独特の緊張感を生み出し、Albumを通してテンションとエネルギーを生み出している。このあたりは特にただのスワンプロックではなく、レイジアゲインストザマシーンあたりの真のミクスチュア魂的なものの影響が感じられる。さらにはUK的ガレージロック、ポスト・パンクやアークティックモンキーズ的な歌詞など、今という時代をまっとうに吸収して正しく、自分らしく取り込んでいることが感じられる。

アルバム全体で見てもバラエティに富んだ内容で捨て曲が見あたらない。その中でもあえて言えば#3「On Call」だろうか。音声加工がまたこのバンドの魅力を引き出している。

このまま成長してビッグになれば、本作は名盤として振り返られることになると言っても言い過ぎではない、と思う。

USテネシー州出身の4人組。アレサ・フランクリン、アル・グリーンを輩出したキリスト教のペンテコスタ派という特異な宗派出身で音楽を身につけ、ナッシュビルに移住。
2004年にはNMEアワーズ最優秀新人賞、ボブディランやパールジャム、U2の前座をつとめ、いままではUKで高い人気と評価を得てきたが、この春リリースの本作でUKでは当然No.1獲得済み、USでも評価を高めることを期待したい。

まだ平均21歳。このまままっとうに、かつオリジナルなGoing My Wayな感じでやってってもらえれば問題なし。非常に楽しみだ。まだ彼らを知らない方、パールジャムが好きな方、男気あふれるUS南部的UKロック好きそうな方もおすすめです。

★★★★

コメント(1)

先日BSのカビラさんと野々宮マキさんのライブ番組で出てましたね、Kings of Leon、見られた方もいるでしょうか。ぶっきらぼうで全くスタンドプレーなし、つったったままの演奏なのに、満員のオーディエンスの盛り上がりが凄まじい。演奏力がしっかりしていてスケールの大きな70年代テイストのロック、しっかり演奏してましたね。しっかり地に足のついたライブバンドといっていいですよね。次のアルバムなどが楽しみです。

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