1. Almost Ready 2. Crumble 3. Pick Me Up 4. Back To Your Heart 5. This Is All I Came To Do 6. Been There All The Time 7. It's Me 8. We're Not Alone 9. I Got Lost 10. Lightning Bulb 11. What If I Kne
ダイナソーの代表作は1988年の「Bug」から1991年のメジャーデビュー「Green MInd」1993年「Where you been」1994年の「Without a sound」の4作あたりかと思っている。そこではグランジに代表される時代の閉塞感をもっとも旨く描写した音が鳴らされていた。どうにもならないフラストレーションと荒れた気分を代弁するような轟音かつガレージっぽいギターと、だけどどうすりゃいいのかわからないし自信もないしやる気もない、ただ立ちつくすような悩める僕らの日常的気分を等身大のテンションで歌うというか呟くJマスシスの声は、まさに時代とシンクロしていた。こんなにやる気のなさそうなのに、心の兄貴(ダメ兄貴)のような存在感だった。情けない僕らに寄り添ってくれるようなギター、それでいいんだと言っているような無気力ボーカル、これが今の時代のブルースなのかな、と思ったりしたモノだ。そういえば当時、ニールヤングmeetsジャンクだったかガレージ、とか言われてたっけ。