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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのPOISON 「Flesh & Blood」(1990年 US)

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ボーカル:ブレット・マイケルズ
ギター:C.C.デビル
べース:ボビー・ダル
ドラム:リッキー・ロケット

1.Strange Days Of Uncle Jack 2.Valley Of Lost Souls 3.Sacrifice (Flesh & Blood) 4.Swampjuice (Soul-O) 5.Unskinny Bop 6.Let It Play 7.Life Goes On 8.Come Hell Or High Water 9.Ride The Wind 10.Don't Give Up An Inch 11.Something To Believe In 12.Ball And Chain 13.Life Loves A Tragedy 14.Poor Boy Blues

ひどい、10数年ぶりに聴いたが、まあひどい。でも昔もそんなこといいながら、たまに、というかそこそこ聴いていた気がする。これはロックとは言えない。というか言いたくもない。しかし理屈抜きにどうでもいいけどポップなのを聴きたくなるときに出しては聴いてた気がする。

この3rdアルバムでは多少聞ける曲が増えている。まあでも聴ける曲は限られてた。(Flesh&Blood)Sacrifice、Unskynny Bop、Life goes onあたりだけを聴いてた気がする。これで全米2位、300万枚。モトリーくらいは売れているのが凄い。。

86年のデビューで、やや遅れてきた感じだが80年代初頭のLAメタルとは全然異質。80年代初頭のLAメタルのルックスとノリのイメージだけすくい取った軽くてキャッチーで、ロックの歴史とは無縁の、ポップスロック。だが、86年はそろそろLAメタルが飽和状態で、へヴィーなものやR&Rもの、ブルースものに回帰し始めていた中で、「まだまだこういう単純なのを聞きたいんだろ」とばかりにくりださたオレンジジュースのCMでかかってそうな脳天気な、はやりのロックの体裁をとったいわばLAロック風ポップス、というところでバカ売れしたのは理解すべきだろう。

このころは音楽シーンは過渡期だったはずだが、よく考えるとそれは供給側やアーティスト側の事情主導だった言えなくもない気がする。つまり似たようなLAメタルバンドばかりを繰り出して、代表的なバンドはそこから抜け出すために新機軸を打ち出しては、ついてこい、という感じで。それならみんなが聴きたいのは、まだまだこういうのなんじゃないの、という聞き手寄りの発想で出されて、まさにはまった、のがポイズンだったということだろう。まさにこれはポップスの発想だが。

逆に、時代がシリアスになり始めている時に、もう一度80年代初頭のたのしさを、ととりもどして、という心理があったのかもしれない。実際の80年代初頭のLAメタルはもっとHMよりで英国チックだったはずだが、まさにひとの記憶にある軽くて楽しいイメージだけをすくいとって形にした感じだろうか。まあ当の本人たちにそんな戦略的な意図がみえていたわけではないだろうが、派手なルックスでMTVにのってやってきたおくれてきたLAキッズ、みたいな感じか。

まあ良くも悪くもアメリカのあるイメージを体現していて、80年代後半にかけて特異な存在感でバカ売れし、LAメタルを代表するような(実際は全然違うと思うが)イメージすらもたれることになったわけで、80年代を振り返るときはある意味無視できない、記憶に残るバンドなことは確かだろう。ただしあまり続けて聞いていると耳が悪くなりそう。スマップの歌に匹敵するかも。

ポイズンに関してはCCデビルが薬物中毒でバンドを離れた92年に加入したリッチーコッツェンがポイズンとは関係なく好きで、ソロアルバムのファンクなハードロックとテクニックと歌もかなりうまく、なぜポイズンに入ったのかがわからない。99年にはポールギルバートが抜けた後のMr.Bigに入っている。ちなみにCCデビルはGuiterWorld誌で史上最低ギタリストに選ばれている。ある意味すごい。

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