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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのオーシャンカラーシーン 「Moseley Shoals」(1996年)

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オーシャンカラーシーンの2nd「Moseley Shoals」(1996年)を聞いた。

1. ザ・リヴァーボート・ソング
2. ザ・デイ・ウィ・コート・ザ・トレイン
3. ザ・サークル
4. ライニング・ユア・ポケッツ
5. フリーティング・マインド
6. 40パスト・ミッドナイト
7. ワン・フォー・ザ・ロード
8. イッツ・マイ・シャドウ
9. ポリスメン・アンド・パイレーツ
10. ザ・ダウンストリーム
11. ユーヴ・ガット・イット・バッド
12. ゲット・アウェイ
13. ロビン・フッド
14. アイ・ウォナ・ステイ・アライヴ・ウィズ・ユー
15. ハックルベリィ・グローヴ


1stは92年だったということもあり、マッドチェスターの影響を受けていたと言うことだが、この2ndはポールウェラーに見いだされただけ合って、伝統的なブリティッシュロックの影響が直接的に聞こえる。1曲目のリバーボートソングはストーンズmeetsポールウェラー、2曲目は完全にI'm the walrusポールウェラー風。3曲目は急に爽やかにThe who?4曲目からはやや落ち着いて、急にスタイルカウンシル風が入ったりするがカーティスメイフィールド系ソウルの渋め調子。アップテンポな曲は影響が露骨にでやすく、逆に渋い曲は出元が普遍性を持つために割とオリジナルな雰囲気がでる。

しかしこのバンドの良さはまずボーカルが歌えること。ブリティッシュにありがちな変な癖もなく、しっかり声も出ていてお坊ちゃん風シャウトになっていないこと。次に露骨に影響アーティストのフレーズは出てきてしまうがメロディが良いこと。この2点だけでも数あるメディア先行の凡百の英国ロックバンドから頭一つ抜けていることは確か。ただしアップテンポな曲でオリジナリティが出せていないところが多分壁だろう。
この2ndの時点での彼らの印象はまだ趣味の良い大人のためのBGM、といえば怒られるだろうか。このアルバムは売れたようだが、彼ら自身はまだまだだということは自分たちでわかっていることだろう。

この次の3rdアルバムで彼らは2ndの後半で見せたよりルーツ寄りの渋いソウルロックを中心に固めてきたことを考えても、そのあたりにオリジナリティを求めたことが想像されるが渋くなりすぎてしまうところからひと壁突き抜けることは簡単にはいかなそうだ。

思うに身体に染みこんで湧き出してくるほどの影響をうけた音楽の種類が多いほど、その人の体内で培養と化学変化がおこって元の音が細分化されて咀嚼された音として出てくるのだとおもわれるが、この2ndのように露骨に影響元がみえてしまうというのはこの点が浅かったということになるのか、それともあえて今の時代に伝統復古ということ自体をオリジナリティとしてコピー的な曲をつくるのだろうか。それであればもっと確信的にコピー曲作りを楽しんでしまえばよいが、そうでもなさそうなのでやっぱりオリジナリティを模索していたのかと思われる。

最新作ではポールウェラーとの競作もあるようだ。3rd以降の進化については別に改めてレビューしようと思う。

コメント(2)

彼らにはもっともっと大きくなるポテンシャルを感じるだけに、なんか気になります。他のアルバムもまた振り返りたいと思っています。

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