ヽ(`Д´)ノボッキアゲ!!コミュの【北海道】ホッキ貝などを初のテレビCMで厚岸漁協が売り込み　主眼は風評被害で低迷続くカキ　カキが原因の食中毒は起きていない

★厚岸漁協、ＣＭでカキの安全ＰＲ　あすから全道放映　風評被害で続く低迷（09/01 14:35）

　【厚岸】厚岸漁協は２日から、地元産海産物を取り扱う町内港町の直売店をＰＲする
初のテレビコマーシャル（ＣＭ）を全道放映する。狙いの中心は、ノロウイルスによる
風評被害で低迷を続けている特産のカキの需要回復だ。ホテルや大手スーパーからの
引き合いが減り、１－８月の水揚げ高は昨年の６割に落ち込んでおり、同漁協は
「ＣＭを見て消費者が直売店にカキを注文してくれれば」と切実だ。

　ＣＭは十五秒間で、海産物や直売店を大写しにして、加藤大将（だいすけ）店長が
「安全安心、真心込めて厚岸漁協直売店から直送します」と訴える内容になっている。
制作費を含めて１９０万円をかけ、１１月末まで月に１５回、北海道テレビ（ＨＴＢ）で全道放送する。

　ＣＭではアサリ、サンマ、ホッキ貝など多くの海産物を売り込んでいるが、主眼はカキだ。
　ノロウイルスによる食中毒多発で昨年１２月ごろから広がったカキの敬遠ムードは依然続き、
今年１月－８月２５日の同漁協の水揚げ量は２０７トンと昨年同期の３割減。
水揚げ高は１億４４００万円と同４割も落ち込んでいる。

　道によると、道内では昨年、今年とカキが原因の食中毒は起きていないが、
「万一、客や従業員から発症者が出ては」（札幌の大手ホテル）とリスクを回避するため、
仕入れを手控えるホテルやスーパーが多い。（中略）

　風評被害による漁業者への打撃は大きく、同漁協カキ・アサリ班長の漁業丹羽良明さん（５３）は
「今年１－７月のカキの水揚げ高は例年の半分。自腹を切って月一度の細菌検査を行い、
水槽の海水を殺菌する施設を導入するなど衛生面には十分気を使ってきたのに」と話す。
　カキは例年、産卵期が終わって身が大きくなり始める１０月ごろからが実需期。
ＣＭでホテルやスーパーの動向が変わるか未知数だが、厚岸漁協の大場敏広参事補は
「他の海産物を含め、消費者レベルから購買意欲が高まってくれれば」と期待を寄せている。