ふしぎエナジーコロナRIVIVEコミュのおはなし

HPから原文そのまま写してありますのでどうぞ！
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マジカルアンダーグランド。
それは人類未到の素敵な魔法の国。
魔法がイヤな感じにたくさん配給されて、誰もが労働からかいほうされたかんりしゃかい。
たまに住人が“この世界はどこか間違っているのではないか……？”と
ちょっと首をかしげるのがたまにきずですが
パ ッと見はこの世の春をカタチにしたようならくえんなのです。

そんなマジカルアンダーグランドはこれといった戦争もなく、
いままでもこれからも
ぜつだいな権力をにぎる女王さまのもと、
みんな仲良くすごすのだと信じられてきました。

しかし、時にマジカル歴１９９９年。
　 争いのないふしぎの国に、おそろしい悪魔がやってきたのです。
　 ひとびとは次々に逃げまどい、走りなれてないものですからちょくちょく死にかけ、
生きのびたひとびとも労働をよぎなくされ
なれないコトをするものですからやっぱりウザキみたいにぱたぱた死に絶えていったのです。

　このままではひとびとの夢の世界がこわれてしまいます。
　 王宮でなにひとつかわらない毎日をおくっていた女王さまは
うつくしい魔法の国を復活させるため、
人間界にキボウを送ることにしました。
　 そう。人間界にあるという第三真魔法“むじんぞう（ヘブンズフィール）”さえ
手に入れれば、女王さまに恐れるものなど何もありません。

　 けれど言い伝えによると、真魔法は
“ほんとうのユメとキボウ”をもつ女の子にしか
力を貸してくれないのだとか。 この時点で女王さまはアウトです。

「んー、でも人間界は夢のない世界と聞きますし。そんなところに“本当の夢”なんてあるんでしょうか？」

　首をかしげる女王さまですが、
毎日やってくる労働階級たちのブーイングもそろそろ飽和状態なので、
どんなに低カクリツでもやらねばなりません。ものはためし、です。

　そうして女王さまの名代として、魔法の国きってのおしゃまな妖精・ルビーちゃんが人間界へ旅立ったのでした。

◇◆◇


『……とはいっても、そんな女の子なんていませんよねぇ。
まあテキトーに、面白そうな子をみつくろってみましょうか。
あ、あの子なんて扱いやすそうですよー♪』

　どぎゅーんすばーんキャアアアアぴかーん。
轟音とか発光とか、それ以外の音もあげてルビーちゃんは人間界に着陸しました。
衛星軌道上から軍事衛星たちのレーダー網をとっぱした為、ちじょうはひどいありさまです。
杖にえらばれたおんなのこは江練木コロナ。
コロナは閃光かとみまごうほどのスピードで落ちてきた杖に驚きます。あたりはしょうげきはでみなごろしです。
「……なにコレ。北からのミサイル……？」

「失礼な、そんな低予算ではありません！
私は魔法の国からやってきた愉快型魔術礼装ルビーちゃん。
まあルビーは型番みたいなものでして、個体名はアンバーちゃんなんですけどねー。
はい、とりあえずササッと契約しちゃいましょう☆」
「え、ちょっ、ま……！　きゃああ、なんか光ったーーーー！？」

たとえサギまがいのけいやくでも、
やくそくはやぶってはいけません。

「……魔法の国がピンチ？　っていうか魔法の国ってなに。つまるところミ○キー？」

おしいけどちがいます。
こうしてコロナはルビーちゃんと契約し、ひとびとのユメとキボウを叶える魔法使いになったのです！

『では契約内容を復唱しますねー。
コロナさんはみんなの幸せを叶える。
私はその幸せエナジーを回収して魔法の国に送り届ける。
ほら、見事なギブアンドテイクです！　怪しいトコなんてなに一つないですよコロナさん！』

だまされていますが、魔法の力で変身したら何でもできる、というところにつよくひかれるコロナでした。

「魔法の国を救うためにはみんなを幸せにしなくちゃいけないのかぁ。
……うん。アンタはなんか怪しいけど、みんなの夢を叶えていくっていうのはいいコトだよね」

わりとロマンチックで正義感のつよい女の子です。
ふってわいたソウルフルなお話しに目をかがやかすコロナでしたが、

「困りますねぇ。これは夢とか希望とかじゃなくて、単純にビジネスの話です」

お子さまはこれだから、とステッキは羽でわらうのでした。