イイ試合でした。
稔が念願の初優勝でハッピーに帰りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
互いにけん制しあいながら、緊迫した空気の中試合スタート。タイガーにとっては3連覇、稔にとっては「7度目の正直」を懸けての試合。
タイガーがドロップキックで先制。だが、次に放った619を稔がキャッチ。ロープ際の攻防となり、この中、タイガーのハイキックがタイガーの側頭部をぶち抜いた。場外に転落する稔。すかさず勢いを付けたタイガーは、場外の稔めがけトペを発射。さらには場外でのパイルドライバーをさく裂。
リングに戻っても、加速したタイガーの勢いは止まらない。稔の負傷箇所である左肩とヒジへのピンポイント攻撃を開始。充分ねじり、ひねったあと、キックをぶち込んでチキンウィングフェースロックで捕獲。稔、絶叫しながら必死にロープブレイクを成功させた。タイガーの猛攻はやまない。バックドロップ、タイガードライバー、ダイビングヘッドと畳みかけると、逆十字固め。ここも 必死に耐えた稔、なんとかロープブレイク。
タイガーの攻撃の嵐の中、稔は619を身をかがめて除けると、遂に反撃のチャンス到来。ハイキックでタイガーを吹っ飛ばすと、さらに掌底で追い討ち。そしてバックドロップ、雪崩式サンタモニカ・ピアから逆十字固めとラッシュ。タイガー、ロープブレイク。
稔のペースアップを阻止しようと、タイガーも反撃開始。ツームストンパイルドライバー、ジャーマンスープレックス、雪崩式ダブルアーム、そして619をクリーンヒットさせてタイガースープレックス・ホールド。これで決まるかと思われたが、意地の稔はカウント2でクリア。
立ち上がった稔が反撃。速攻のミノルスペシャルから、HEATクラッチで押さえ込む。ここを返された稔は、なんとカッキーカッターをさく裂。さらにはデスバレーボムでタイガーを叩きつける。押され気味となったタイガーは回転エビ固め、逆さ押さえ込みと丸め込みで切り返すも、ここを返した稔が、タイガーにカウンターの延髄斬りを発射。さらに再度延髄斬りからハイキックと畳み込んで、ミノルスペシャルをズバリ。一気に攻め込まれたタイガー、このガッチリと決まった稔の必殺技に、遂にタップ。稔に「7度目の正直」、「BEST OF THE SUPER Jr.XIII 」優勝のゴングが打ち鳴らされた。
試合後、「BEST OF THE SUPER Jr.XIII 」出場の全選手、そして垣原がリングイン。稔は握手を交わし、コーナーからバク宙。新日ジュニアここにありを証明した。後楽園ホールは割れんばかりの大歓声に包まれた。