国際秘密警察コミュの主な基本スペック

映画の機軸は、多国籍に跨って跋扈する犯罪組織を追う、国際秘密警察（本部はパリ）のエース、北見二郎が主人公。

撃っても護っても天下一品のスキルを持つ北見二郎を演ずるは、名優・三橋達也。

実生活でも日本クレー射撃協会の会長やったりしてて、邦画で「鉄砲持ってもカッコいい」稀有な日本人俳優。
昨年「Dollｓ」「キャシャーン」の出演を最後に、ご他界されました。

作品ごとに、ゲリラがバックの国際密輸団、混迷する南方国家の武器商人、すっこけネオナチ組織、ゲリラ暗殺団、反体制組織暗殺軍団と、バリエーション豊かな仇敵登場。

筆者がこれを称揚する理由の一つは、２～４作目に悪の枢軸で中丸忠雄が出てるから（爆）
殊に、2作目「虎の牙」での三橋ｖｓ中丸の、戦後袂を分かった道を行く男2人の決闘は男泣き必至の名場面で、不当に日が当たってない邦画名場面の傑作と思われます。

反面、3作目以降のニセ外人軍団跋扈は、一人でも多くの人に見せたい恐ろしい世界（爆）例を挙げるなら、へたくそ日本語の白人科学者とか、ギンギラビキニの殺し屋・真理アンヌとか（爆）

映画終盤での主人公・北見二郎のキメぜりふは、
「しかし私にはそんな感傷にひたってる暇はない、次の事件が私を待っている・・・・」

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 09月09日 11:51

作品ごとのスペック素描

「指令第８号」＞
かなり地味。この時代の映画でもＢ級の味が分かる。
冒頭の舞台がベトナム設定で、この後の作品が架空の国家名になるところを見ると、考証の問題なのか・それともベトナム戦争への政情不安から２作目以降は国家名を架空にしたのか非常に気になるｗ
後半はかなりのウェイトで船上場面に限定（撮影は東宝の大プール？）されるが、ジェリー伊藤の怪遠と水野久美＆白川由美のビジュアル眼福、更にあまりにも悲惨な夏木陽介の扱い（爆）などで東宝ファンは目が退屈しません。
甲板要員で端役的天本英世にも要注目。

ネタばれOKなら顛末も語りたいのですがｗ早いとこDVDにしてくんないと、記憶がどんどん薄れていくｗ昔はこういう向き合いでしか映画に触れられなかったのが良くわかるｗ

[2] mixiユーザー 10月05日 17:13

「虎の牙」＞
ＶＨＳ通販でしか出たことないのかな。
浅草東宝の大スクリーンで再見したら、全然感興が違ったので驚きました。
アラバンダ共和国（架空国家）の内乱の中、武器商人クリマ（中丸忠雄）と北見二郎の壮絶な戦い・だまくらかしのつばぜり合いが展開。福田純監督の傑作である！
ヒロインがクリマの愛人に白川由美、真面目なのにアラバンダのガスボンベ購入契約に足ィ突っ込んじゃう商社ガールが水野久美・・・・・女優のポジションが逆だ（爆）
全作中、もっとも強烈な求心力とハードボイルド度を誇る、東宝Ｂ級サスペンスの隠れた傑作。この映画で筆者は三橋達也のファンになり、中丸忠雄への信仰心を取り戻しました（爆）

[3] mixiユーザー 10月18日 18:27

「火薬の樽」＞
凄いんだぞお、「地球防衛軍」よりもさらに長く日本語をしゃべるハロルド・コンウェイ！（爆）
真面目な中丸忠雄がひたすら助平な三橋さんにからかわれ通すという、ファン的には忍耐の一本だが、それでも「イタ電」の戦いには爆笑だろーｗ

で、実は「天国と地獄」以上に画期的なのは、これが新幹線映画登場映画最初期という点だ！（威張れるのか、それ）

殿が出てるので無条件で許す映画。

[4] mixiユーザー 10月21日 17:03

「鍵の鍵」＞
これが珍品過ぎて、東宝スペックからは考えられないエッチな場面もあったりするのだが、特筆すべきはウディ・アレンが吹き替え版を勝手に編集して作った「タイガー・リリー」がマニアックなその筋で有名だ（爆）

で、本国に住んでる本舗東宝ファンが、ＣＳででもかかるか浅草東宝にてかかった折にしか観るチャンスがないというのも激レアかもしれない（爆）筆者、この機を逃すまいと死ぬ気で仕事片付けて浅草まで赴いたが、満足のできばえですよ。

なにしろ国家名＝トンワン王国、三橋達也は前作以上にスケベに走り、さらには若林映子と浜美枝（どっちも００７）の美容体操がついてるという製造元不能な出来だ。

ブランデーかなんか片手に持ってお立ち台の女声郡を眺めるモミアゲの中丸忠雄（爆）とか、しかも役名・ゲゲンだし（爆）

もう筋書き追うより、突っ込みどころ列挙したくなる衝動を抑えられない名編、敢えて最後に言うと監督は異国情緒を得意技にする谷口千吉！ｗ

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