推理将棋（隣の将棋）コミュの175番どこの歩なのさ？

（修正３ 2009.10.13 0：35）

久しぶりに新作をひとつ。
とは言っても、実際は誰かさんの作品をヒントにした焼き直し。

※作意は一番初めの出題時と変わっています。

「たった10手で君が詰ませた将棋って、どんな内容なの？」
「先手が初めて歩を突いたのは５手目だったね」
「ほかには？」
「妙な将棋でね、途中では王手はもちろんのこと駒を取る機会さえなく、機会は全局を通じて最終手にただ一度一駒だけだったんだ」

（条件）
●10手
●王手も駒を取る機会も、全局を通じて最終手ただ一度一駒だけ
●先手は5手目に初めて歩を突いた

(※)｢王手や駒を取る機会もなかった｣について。
手番を握った時に王手や駒を取ることが不可能だったことを意味します。
例えば56歩、54歩、78銀、72銀、79角とすると、（後手が放置すれば）次に13角成と駒を取る機会が生じますが、79角の次に14歩と突くと、先手は手番を握りますが駒を取る機会が消滅し「駒を取る機会はない」条件を満たします。

コメント(13)

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[1] mixiユーザー 12月29日 11:35

まささんから速攻で余詰解をいただきました。

修正を考えているうちにちょっとした名案をみつけ、natsuoさんの手を借りる前に問題文を大変更、作意も手順前後のほうに変更しました。
もしろ問題文は良くなったと思います。
その意味でも、まささん、ありがとうございました。

[2] mixiユーザー 12月30日 01:07

またしても、まささんから余詰指摘をいただきました。
こんどこその修正をば。
同時に表現上あいまいな箇所も直しました。

「たった10手で君が勝った将棋って、どんな内容なの？」
「歩の指し手が４回あったけど、５手目に自分の飛車先の歩を突くまで、先手は歩を動かさなかったね」
「ほかには？」
「途中では王手の機会すらなかったけど、たった一枚王手可能な駒ができた時に初王手で詰ませたんだ」

[3] mixiユーザー 01月07日 23:19

問題文中に、誤解を生みそうな表現がありました。
「途中では王手の機会すらなかったけど｣
後手の感想なのですが、この文章では｢先手にも機会がなかった｣と解釈されても仕方のないことに、今になって気付きました。

｢途中ではボクに....｣を文章に加えさせていただきます。
これにより悩んでいた方がいらっしゃれば、お詫び申し上げます <(_ _)>

[4] mixiユーザー 01月12日 10:49

まささんから作意解をいただきました

と共に、条件をやや美しく修正しました（前の条件を併記し問題文も修正）。
作意手順は一部変わりますが（手順前後だけ）本質は変わりません。
手もより限定され、考え易くなったと思います。

「たった10手で君が詰ませた将棋って、どんな内容なの？」
「歩の指し手が４回あったけど、先手が初めて歩を突いたのは５手目だったね」
「ほかには？」
「途中ではどちらにも王手の機会すらなかったんだ。とどめの駒一枚が唯一王手可能な駒だったよ」

整理すると、こんな条件です。

●10手
●王手の機会は全局を通じて（先手後手ともに）ただ一度一駒だけ
●先手は5手目に初めて歩を突いた
●歩の指し手が４回あった

[5] mixiユーザー 01月12日 11:11

「×氏作×手詰に似ている」というヒントを頂いて

、やっと解けました

。かなりできる事が限られているのに難しかった理由は、この詰上がりが見えなかった事に尽きます

。盲点を突く秀作でした。

[6] mixiユーザー 01月12日 11:46

｢誰かさんの作品をヒントにした焼き直し｣がまさか、｢××氏作×手詰｣とは思いませんでした？（笑）

ちょっとしたヒントで秒殺されました。

[7] mixiユーザー 01月19日 00:41

橘さんより作意解を頂戴しました

解答ありがとうござます。

と同時に、問題文に判りにくい部分があったようなので、注釈コメントで補足させていただきます。

[8] mixiユーザー 01月19日 01:13

素晴らしい作品です。条件も覚えやすく、詰上りも綺麗。１０手作品の中でも上位に入るかと

[9] mixiユーザー 01月19日 01:41

過分なお言葉ありがとうございます。
参考にさせていただいた「まささん作13手詰」手順が優秀であったからに他なりませんが

[10] mixiユーザー 10月12日 18:12

dskさんより、作意解と余詰解をいただきました。
旧い作品にありがとうございます。
修正は次のように

●王手の機会は全局を通じて（先手後手ともに）ただ一度一駒だけ
　　　　　　　↓
●王手も駒を取る機会も、全局を通じてただ一度一駒だけ

[11] mixiユーザー 10月12日 20:36

実は「王手の機会は先手も後手もただ一度、一齣だけ」だと作意の手順前後で成立していたので勘違いしていました。

本修正により、76歩に対して44歩が同角と取れるために「防ぎ」にならなくなりました。このことを利用するとずいぶん考えやすくなっていると思います。
面白い詰め上がりを楽しみに是非トライして欲しい問題と思います。

[12] mixiユーザー 10月12日 23:54

TOPを修正しました。

●王手も「駒を取る機会も」、全局を通じてただ一度一駒だけ
により、「歩の着手４回」も不要になると思われるので、条件から削除しました。こういうことをすると危険なのですが