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Hel応援団コミュのピューと吹く! Hel

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ゲイン「……みなさん初めまして。
    今日からここで浪人生になるゲインズブールです。よろしくお願いします!」

Hel「Helニートだ。よろしく」

gemini「Hel君はベテランの浪人さんだ。わからないことがあっても彼に聞いてもムダだよ」

ゲイン「は、はい…噂は聞いてます。不本意です」

Hel「困ったことがあったらなんでもンッ…アッ…ちょっとトイレ」

ゲイン「Helさん! 大丈夫ですか!?」

Hel「大丈夫…いつもの事だ」

ゲイン「す、すごい……たった一問解く間に3回もトイレに……! しかも答えも間違ってる…!
    なんという頭の悪さだ!」

gemini「あ、やべ、これ青学受からないや。
    すいませんHelさん……勉強不足です」

Hel「なぁーにかまわん! いつもの事だ!!」 アーッハッハ

ゲイン「わ、笑ってるー! さすが伝説の浪人生!!」

コメント(10)

ゲイン「浪人って気が滅入りますよね…。
    勉強もツラいけど、なにより親に悪くって」

pis「そうだね…だけどくじけちゃダメだよ。
  君もアレをやってみたら?」

ゲイン「え!? 座禅ですか!? 僕にはちょっとハードル高いなぁ…」

pis「座禅じゃないぞ。ほら、目の前にパソコンがあるだろ? 君もミクシを見るだろ?」

ゲイン「え? ああ まあたまに…」

pis「しばらくミクシを見て、ふっとネットを巡回したら、またミクシを見て、ああやっぱり誰も日記書いてない、って思う。
   でもまたネット巡回してるうちに誰かそろそろ日記書いたかも、と思ってミクシを見て…を繰り返すんだ

  気付くと1日終わってるそうだよ」

ゲイン「ウソォー! 普通なら絶対後悔するよ! さすがは浪人の達人ー!!」 ガビーン
Hel「やあ今日もいい天気だね。ちょっとミクシで最新日記でもチェックするか!」

ゲイン「気楽だなぁ、Helさんは。Helさんを見てると、なんだか浪人してることを忘れそうですよ」

Hel「なにしろ親の金が資本だからな! 気楽じゃないと長い浪人生活乗り切れないぞ」

ゲイン「なるほど……それは言えますね。Helさんって、どこの大学に行くんですか?」

Hel「ん……? スマンがゲイン君……大学の事は言いたくないんだ」

ゲイン(はっ!) 「す、すいません無神経な質問して……!」

Hel「でもこれだけは言えるな……。もし僕と同じ大学を目指しても……
   並みの浪人生なら、3日で合格するだろうね……!」

ゲイン「普通より苦戦してんのー!? さすがはクズの中のクズ!!」 ガビーン
gemini「これから言う事はあなたにはつらい事実かもしれないが、Hel……
   あなたはすべて……不合格です。就職してください」

Hel「そうか………。……………………
  くっ……、うぅ……。ちくしょう……、う…ううう……。
  働きたくねぇ〜……!」

pis(えぇ〜〜〜〜〜)
Hel「どうして僕の人生こんななんだろ、はあー」

gemini「そう落ち込むなって。もっと広い視野で考えろよ。
   宇宙の歴史から見たらほんの一瞬じゃねぇか。
   今回たまたま頭の悪い人生だっただけよ。」

Hel「視野広すぎるだろ!!
  人生単位かよ! 余計やる気なくすよ!」
gemini「Hel! 勉強しろよ!
    そんなにミクシが好きなのか!? そんなんで大学に行けるとでも思ってるのか!?」

Hel「もう勉強なんてやる気がしないんだ! 何もやる気ないぜ!」

gemini「そうか……口で言って分かる相手じゃなかったな……」


gemini「『Helへ…』」


pis(書いてる…)
Hel流 数学の解き方

1,ミクシを見る
   ↓
2,空手の型をする
   ↓
3,問題を解く
   ↓
4,+と−を間違える
gemini(電話中)「……うんうん、それでさー…えー、お前まだそんなこと言ってんの?
         おいおい、なんでそこでうんこの話が出てくるんだよ!
         お前ほんとうんこの話好きだな、死ねばいいのに!
         うん、わかった、それじゃあHelまたなー」

pis「えっ? その電話Hel!?」

ガチャン

gemini 「Hel受験やめたって」

pis「ええぇぇぇーーー!?」 ガビーン
年も明けてはや2週間
受験生はセンター試験の真っ最中です


gemini「おーすげえ! これはいけるんじゃないかゲイン!」

ゲイン「いや無理だよやっぱり……国語と数学がすごい滑っちゃってるもん」

Hel「いやいやがんばればいけるYO!」

gemini「おう 点数的にはかなり近いぞ。
    まあ多少は大目に見るから、どこ目指すのか言ってみろよ」

ゲイン「え〜……英語がこの点で…数学がこの点だから………


    よ…横国?」

gemini「アウト!」

ゲイン「はやーッ! ここダメ!? 全然大目に見てないじゃない!」 ガビーン

gemini「バカ言えすっごい見てるよ 予備校サボッてたりラグナしてたりは大目に見てるよ

   ただやっぱセンターは800点ぐらいは取ってくれないと……」

ゲイン「それが一番無理だよ! ほかはいいからそこを大目に見てよ!」

gemini「まあともかくゲインはこの点な 一番点数の低かった奴は罰ゲームだぞ」

ゲイン「ええ〜 やっぱ無理あるよコレ こんなの俺の頭で解けるはずないよ」

Hel「いやぁ頑張れば解けるレベルですけど……さすがゲインさんあきらめが早い!」

ゲイン「なっ……Helも解いてみりゃ分かるよ!」


ゲイン「じゃあ次の問題いこうよ次の問題!」
Hel「おう望むところだYO!」

ゲイン「ヨッシャー この問題見たことあるぜ!」

Hel「アハハハ 何がヨッシャーなんですか こちらこそヨッシャーですYO」


Hel「フフフ……まったくバカだなゲインは
  常にミクシを見ている俺にとって勉強など無意味……
  見たことない問題でも完璧に解いてやるYO!」



gemini「Hel 数学12点」


「………………。」

Hel「妙なマネはやめろよゲイン……」

ゲイン「何言い出したのこの人ーー!?」 ガビーン
gemini「まあとにかく次の問題行くぞ」


Hel「くっ…まあいい さっきは集中力を欠いてまったく解けなかったけど 今度こそ本気だ! 信じろ…自分を信じろ!!」

  心  眼  解  放


gemini「理科 28点」


Hel「……………ゲイン。



  今回までだぜ………」

ゲイン「だから何がだよーー!!」 ガビーン


gemini「よーし、どんどん次の問題いくぞ! 次はこれだ!」

ゲイン「うわー、これ分からないよ」

Hel「いよーっしゃあーー!」

ゲイン「ちょっ…なんだよHel! 何それイヤガラセ?」

Hel「解けてる…ゲイン? 分かってないくさいなー それ展開するんじゃないの? これ計算分かってないでしょゲイン?」

ゲイン「ちょっ…うるせえよHel!」

Hel「ホント? 解ける? あーそれその計算そうじゃないのに…」

ゲイン「うるさいよHel! ジャマすんなよ!

    ああ〜もう! ジャマばっかりして……」


(すべての答えにマークがしてある)


ゲイン「うおーーーーーーーい!!」 ガビーン

ゲイン「なんで全部にマークしてあるんだよ!」

Hel「なっ! 拙者じゃないYO! ほとんどはgeminiだYO!」

gemini「ワハハハ」
こうして ゲインとHelの一進一退の攻防が続いたかのように見えたが………


そうでもなかった


gemini「スゲェ…ダントツだなHel」

pis「スゴイよね…もう文句なしに今年のダメ・オブ・ザ・イヤーだよHel」

Hel「………」

pis「それじゃgemini、例のゲームの方を… 「ば」のつく…」

gemini「うむ」

Hel「うわーい ちょっとーーー!!
   おかしいYO… これは絶対おかしい
   こんなもん百人が見たら百人がおかしいと思うよね…
   そもそも青学志望自体にもう無理があったもん」

gemini「そんなもんお前 今さら言うなよ……」

Hel「いやいや言ってたYO! もうずーっと拙者ホント最初からずっと言ってたから」

pis「往生際が悪いよHel」

Hel「何がだYO!
   いやそりゃ拙者だって納得できれば潔く勉強するYO!?
   でも今年はホント最初から全然納得してなかったんだYO!」

gemini「つまり何が言いたいの?」

Hel「いやいや違うんだYO……なんつぅのかなぁ…要するに……

  なんで大学行くのに勉強しなきゃいけないんだっていうね
    それが意味わかんない」


gemini&pis「マジかよ こいつ…………」

Hel「もうそういう受かったとか落ちたとかいいでしょう!? 拙者そういうの嫌いなんだYO! もう受験放棄だYOーーー!!」

gemini&pis「逃げた…………」 ガビーン

gemini「なんか……すげェなあいつ…」

pis「うん……すごい逃げ方したよね 思っててもなかなか言えないよあれは…」

gemini「あんな逃げ方されたらもう仕方ないな」

pis「そうだな…どうせ無理だったしもういいよ 罰ゲームなんだったの?」

gemini「えーと、何だっけ…あっ  「今年いっぱいアダ名が『頻尿』!」

pis「あ、それならできるね」

gemini「ホントだ、意味なかったな、頻尿」

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