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2ちゃんねるコミュの【小説でも書くか】東京kittyニュース - 星塞遥か(@w荒

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ヲマエのCU(コンバット・ユニット)は戦闘機型式から可変翼を畳んで手足を出し、戦闘ロボット形態に姿を変えた。

座標を確認する。

「艦隊が攻撃されている!戻らないと!!!」

僚機の涼子が注意を促す。

ヲマエが今いるのは宙間戦士というやや平凡な名前のMMORPG内だ。ただ、アニメーションにもなって世界中で大きな人気を獲得している。

今日は艦隊戦の日で、いつもより多くのポイントが取れるのでヲマエはかなり発奮してゲームに取り組んでいた。

「わかった、戻ろう!」

ヲマエがそういった時だった。

あらぬ方向からビームが涼子の機体を貫通した。

「!」

ヲマエは驚愕の表情を浮かべ、画面に現れる展開に凍りついた。

「ごめん・・・・」

火に包まれる機体の画像と共に、涼子の最後のコメントが流れる。

「私、本当は男だったんだ。ごめん。。。。」

ヲマエは徹底的に打ちのめされてPCの電源を切った。

「そんな・・・1年間ずっと戦ってきたのにネカマだったなんて!」

コメント(21)

ヲマエは放心状態になってそのまま布団の中に入って寝てしまう。数学の宿題があったはずだが、童貞のヲマエはショックで布団の中で蛆虫のようにのたくって一秒でも早く次の夢の世界に逃げ込もうとした。

だがどうしても眠ることができない。

涼子と知り合ったのは去年の5月だった。
宙間戦士のMMORPGが始まったというのでアカウントを取ってゲームに入り浸るようになり、学校の勉強にも時に支障が出るほどにまでになったのには単にゲームが面白いからというだけではなく、涼子の存在があったからだ(@wぷ

一番最初に彼女、いやもう彼だが、と知り合ったのはメンフィス攻略戦のときだった。メンカウラーという重CU4機に攻められまくっていたヲマエが撃墜を覚悟したそのとき、太陽を背にして彼女の機体イシスはまたたくまにメンカウラー4機を粉々にしてしまった。

「危なかったね、新米くん」

ヲマエは彼女のそのコメントに女神を見るをもいがしたはずだ(@wぷ
面白そうなゲームだな。
リアルタイムシミュレーションの大規模オンラインゲームあったら良いのに。あるの??
氷の惑星ペレトでは、
どこまでも白い雪の世界の中、
涼子のイシスの危機を救ったのはヲマエだった。
敵の要塞まであと一歩のところで燃料切れになった
強襲型装備のイシスに
ヲマエは吹雪の中で倒れたイシスの機体にエネルギーチューブを接続し、自分の残り少ない燃料を分けてやったものだ。

「いいの?」
「いいさ」

だが童貞のヲマエは彼女の本当の名前を聞くことさえなかった。単に一緒にいて戦っていればそれだけで幸せだったのだ(@wぷ



童貞でヴザマなヲマエは悲しみの中でほとんど一睡もできず朝を迎えた。今日はゲームの世界に浸る気がしなかった。それどころか当分ゲームから離れていたかった。

「学校でも行くか」

ヲマエはカバンに教科書などを詰め、そういえば数学の宿題やってなかったなと思いつつ食パン一枚を咥えて家を出た(@wぷ

駅までの道をぶらぶらと歩いていく中で、社畜や学生たちが並びながら、またはヲマエを追い越し、またヲマエに追い越されていく。そんな姿を見ながら、ヲマエはリアルの世界の虚しさを実感する。

かといってゲームの仮想世界に没入する気にもならなかった。涼子がネカマだった衝撃は、未だにヲマエの心に深い傷となって残っている。

電車に乗り、ドアに体をもたれながら、ヲマエは近くに立つ2人のJKの話し声に気づく。

そのうちの一人にヲマエの視線が掴まれる。

ショートカット。170cmくらいはあるだろうか。
顔が小さくて存在感が強い。

「それでさ、右から出るか左から出るかとか決めるしかないわけでしょ?」
「脚本とか監督とか演出とか・・・・」

彼女の言葉の端々から、演劇部なのかなとヲマエはをもう。





つらい過去があったんですね涙涙涙

で、おK?
トピ違いではないかね(@wぷ

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