・ マザーグース(イギリス伝承童謡のこと)あたりも入ってきますね。
Humpty Dumpty sat on the wall,
Humpty Dumpty had a great fall,
All the king’s horses,
All the king’s men,
Couldn’t put Humpty Dumpty together again.
How many miles is it to Babylon?
Three score miles and ten.
Can I get there by candle-light?
Yes, and back again.
If your heels are nimble and light,
You may get there by candle-light.
Three score miles and ten 30×2+10 つまり70マイル。
この数は、人間の寿命をあらわすという説も有るけど、
実はBC600年頃、エレミヤが預言したバビロン捕囚の期間が70年であること指してるんじゃないかと(エレミヤ25:11)。
70年の後、私は、バビロン王とその民カルデヤ人を、罪のために罰し、これを永遠に荒れ地とするであろう。
王国の誉れ、カルデヤ人の誇らかな栄えであるバビロンは、神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる。
そこには永久に住む者もなく、住みつく者もなく、アラビヤ人も、そこには天幕を張らず、牧者たちも、そこには群れを伏させない。
そこには荒野の獣が伏し、そこの家々にはみみずくが満ち、そこにはだちょうが住み、野やぎがそこにとびはねる。
山犬は、そこのとりでで、ジャッカルは、豪華な宮殿で、吼えかわす。その時の来るのは近く、その日はもう延ばされない。
・ 答えが複数出るなぞなぞ
Twelve pears hanging high,
Twelve knights riding by;
Each knight took a pear,
And yet left eleven there.
(12の梨が木の上に
12の騎士がその下に
それぞれひとつ引きちぎる
それでも梨は11残る)
・本題とちょっと離れるけれど(アナグラムと全然関係ない)、創作活動で語られるゴーレムについて。ゴーレムは、ユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形。ヘブライ語で「胎児」の意味。運用上の厳格な制約が数多くあり、それを守らないと狂暴化するといわれる。ラビ(律法学者)が断食や祈祷などの神聖な儀式を行った後、土をこねて人形を作る。呪文を唱え、(emeth、真理)という文字を書いた羊皮紙を人形の額に貼り付けることで完成する。ゴーレムを壊す時には、(emeth)の e の一文字を消し、(meth、死)にすれば良いというのがよく聞く話。
・ 聖書繋がりだったら新約聖書ヨハネによる福音書にこんなのも。
「18:38 ピラトは彼に言った,「真理とは何か」。これを言ってから,再びユダヤ人たちのところへ出て行って,彼らに言った,「わたしは彼に対して訴える根拠を何も見いださない。 18:39 だがお前たちには,過ぎ越しの際にだれかをわたしがあなた方に釈放するという習慣がある。それでお前たちは,このユダヤ人の王を釈放して欲しいのか」。
ピラトがイエスに、「真理とはなにか」とイエスに問う場面。そこをラテン語で、"Quid est Veritas"という。"What is truth"にそのまま対応する。このラテン語をアナグラム=文字の順序を入れ替えて別の意味の通った文にするということをすると、"Virest qui adest"(=ここにいる人だ)になるという。
ついでですから、キャロルの作ったアナグラムを数点載せておきます。
1872年ティチボーン事件の原告になったエドワード・ヴォーン・ケニーリー=Edward Vaughan Kenealyという名前から「Ah! We dread an ugly knave.=ああ、われらは卑劣なる悪漢を怖れる」というのを作ったり、あの有名な看護師フローレンス・ナイチンゲール=Florence Nightingaleという名前から、「Flit on, cheering angel.=飛び立て、快活な天使よ」というのを作ったりしています。これぞ!アナグラムですよね!!
Lord, who createdst man in wealth and store,
Though foolishly he lost the same,
Decaying more and more,
Till he became
Most poor:
With thee
O let me rise
As larks, harmoniously,
And sing this day thy victories:
Then shall the fall further the flight in me.
My tender age in sorrow did begin:
And still with sicknesses and shame
Thou didst so punish sin,
That I became
Most thin.
With thee
Let me combine.
And feel this day thy victory:
For, if I imp my wing on thine,
Affliction shall advance the flight in me
‘Mine is a long and sad tale!’said the Mouse, turning to Alice, and sighing.
‘It is long tail, certainly,’said Alice, looking down with wonder at the Mouse’s tail; ‘but why do you call it sad?’ And she kept on puzzling about it while the Mouse was speaking, so that her idea of the tale was something like this: -
・タイプライターのテキスト用として有名なパングラム。今はWindowsのオープンタイプフォントやトゥルータイプフォントのテキストとして利用されています。True type fontの進化版がOpen type fontだと思ってください。同じ「MS明朝」という名前のフォントでもOSやPCが違うと書体や字間が違うって経験をしたことありませんか?
The quick brown fox jumped over the lazy dogs. (37文字)
「素早い褐色の狐がのろい犬を飛び越す」
・Windows のビットマップフォントのサンプルに使用されているもの
Jackdaws love my big sphinx of quartz. (31文字)
「コクマルガラスは私の大きな石英のスフィンクス像がお気に入り」