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青山繁晴『深淡生』コミュの日本という国家が自立するには【情報管理・防諜体制・J−CIA 編】

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個別議論に入る前に自立した国家とは何かという定義が必要ではないかと思う。
私はそれを
「他国に過度な依存をすることなく国民の生命と財産を恒久的に維持できるシステムを持った国家」
と定義したい。
この条件を担保できない危険性がある要素の中で最も優先順位の高いものから整えていく必要がある。
国家の自立というとアメリカの核の傘に守られているとか国防軍が無いとか憲法がという話になりがちなのだが、現在の日本にもっとも欠けており軽視され続けてきたのが対外情報の収集とその分析を行える政府直轄の情報機関だと思う。資源のない貿易立国が対外情報の収集と分析無しにここまで生きながらえてきたのは神の国ならではの僥倖と言わざるを得ない。
「敵を知り、己れを知れば、百戦あやうからず」
しかし今の日本は敵も知らず(対外情報収集分析機関を持たず)、己の中身は駄々漏れ(スパイ防止法も防諜機関もない)。
この状態で核保有をしても海外に重要情報は駄々漏れ、憲法を改正して国防軍を持っても暗闇の中で慣れないナイフを振り回すような様になりかねない。あえて言う。核より憲法より軍隊よりまず情報機関なのだと。

幸いなことに日本の政治家でこの問題にきちんと着目して日本独自の情報機関を立ち上げようと平成16年度から本格的に政治的な動き出しを実現させている人がいる。何を隠さなくとも安部首相のことだ。ことあるごとに自分の給料を下げちゃうお坊ちゃま優等生気質には苦笑いだが、エネルギー問題、安全保障問題でこの政治家の取るアプローチは目の付け所が高い。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/16216/

浅学な私がこんなに大上段に構えて物申すのは冷や汗ものだが、るるーさんの脅はk、いえ、励ましに支えられて蛮勇を振るってみることにする。
このトピックでは自立した日本に相応しい情報戦略や情報機関のあり方に関して語り合い、コミュニティの皆様方の知恵を拝借したい。トピ主の私は年末の激務に追われる中間管理職サラリーマンであるためにRESのサービスレベルは3日以内とさせて欲しい。

コメント(98)

 毎日新聞らしい記事ですね。
 記事に出てくる立命館大の藤岡惇教授ですが、以下のURL先を読んでみてください。割と香ばしい主張をする人のようですね。記事の中の批判も妄想からさほど距離のないところに居そうな気配です。
http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/page269.html
藤岡教授が上記の引用したサイトで批判している「宙(そら)の会」がどういうところなのかを見てみました。
http://www.soranokai.jp/index.html
なかなか面白いところです。こういうシンクタンクがあるなんて日本もなかなか捨てたもんじゃないですね。中国が先日行った古い衛星破壊は衛星への攻撃実験の成功ではなく、ランデブー実験失敗による衛星破壊だったのではという見方を示しているコラムがあって、はたと膝を打ちました。なぜそのように「読んだ」のか、という背景説明も実にうなづけるものでした。こと宇宙に関して信頼できるインテリジェンスソースかもしれません。教えてくれたお花畑・藤岡惇教授には感謝です。

 記事に出てくる「宇宙開発に詳しいジャーナリストの松浦晋也」ですが、民生用の予算がこれで削られてしまったことと偵察衛星は取材しようにも国家機密の壁があることとでダブルパンチ。自称宇宙ジャーナリストとしては商売上がったりということではないでしょうか?そりゃ批判も言いたくなるでしょう。 
 こういう人たちを記事に引っ張り出して印象操作をするというのが毎日・朝日のお家芸ですね。国家防衛のための大事なステップを一歩一歩踏みしめているにもかかわらず、役に立たないから「やめちゃえば」ということを匂わす非建設的な批判記事。そういう捨て台詞のような低レベルの政府批判が自らの使命であると勘違いしている彼らの質の低さを放置すると国益を損ないますね。

 この毎日の記事(批判)で僅かながら妥当性があるのは、過度な秘密主義という部分ですね。機密保持法・情報公開法などで機密情報をきちんと運用できる法定義を行わないと、情報の取り扱いに過度に保守的になって、なんでも国家機密になってしまいます。江畑氏だったか大森氏だったか、そのようなことを課題として指摘していたと思います。
「宙(そら)の会」の解説よみました。中々面白いですね〜。ただドッキングでぶつけただけで、粉々になるものでも無さそうですし、第一どの位粉々になったのかさえ良くわかりませんね。

今日の各紙に「日本版NSC創設」の記事が出ました。
コンパクトで現実味が在り何々良さそうなスタートです。
ただ外務大臣と防衛大臣の個人的資質が国の安全に大きな影響を及ぼしそうです。

田中真紀子元外務大臣や加藤紘一元防衛庁長官とかの組合せを想像すると…背筋が寒くなります(笑)。
 こーちゃんさん、コメントありがとうございます。
 中国のスペースデブリ問題に関しては、「宙(そら)の会」の解説が当たっているのかどうかは私にも分かりませんが、彼らならではの見方が非常に面白いですよね。彼らのような存在が日本にあるということそれ自体も非常に面白いと思ってます。
 ドッキングの失敗というと繊細な作業がミスったかのように聞こえますが、超高速移動体の相対速度を合わせるというのはなかなかの仕事ですから、超高速で「衝突」したのだとすると粉砕も無い話ではないと思えるのですけどね。
 
 「日本版NSC創設」も喜ばしいですね。田中真紀子元外務大臣や加藤紘一元防衛庁長官ですか(笑)確かにぞっとしますね。小泉前首相が現れてなければ、経世会支配が続き媚中派の政治家が跋扈していたであろうと考えると、その話も無い話でもなかったと思います。そう考えると、なおのこと背筋が寒くなります(笑)
ぬりさん、ここのお題の情報管理、防諜体制、J-CIAなんか、彼らメディアの一番の憎悪の対象ですからね。
そうそう、来年度ようやく新設される中央即応集団に「PKO訓練部隊」が出来ますが、これなんかも散々PKO法成立時やその後の派遣時に騒いだ結果、泥縄で来た政府の海外派遣政策を批判できなくなってますね。まあ、メディアが墓穴掘るのが悪いとは思いませんが、目先しか見ない彼らは本当に害悪です。
TATSUさん、「宙(そら)の会」ですか〜。てか、件の教授なかなか香ばしそうな方で・・・
内閣調査室に関して、面白いブログのエントリーがあったので紹介します。最近ベストセラーを連発し、護憲に関してユニークな主張を展開している神戸女学院大学文学部総合文化学科・内田樹教授のブログです。

http://blog.tatsuru.com/2007/04/03_1036.php

彼の「下流志向」という最近のベストセラーのことで内閣調査室が連絡を取ってきたそうな。面白いといえば面白いけど、なんか他にやることあるんじゃないの?という気がしなくもない。

ところで手嶋龍一氏の講演会に行ってきます。面白い話が聞けたら、可能な範囲でここで共有します。
そういえば、年末のニュースでNSC構想断念とありましたね。書き込むの忘れていました。

そうだろうなとは思っていましたが、また後退してしまいとても残念ですね。
あれには、心底がっかりしましたね。
コミュメンバーでその日記を起こしている方も、何人かいらっしゃいましたね。

廃案にした政治家の方々は、不要だと認識しているということですよね。
信じられない程ゆるい安全保障のセンスだと思うのですが・・・・。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

正月早々ウータン首相が「変化の実感できる年に」なんて言ってますが、
もう十分実感してます。
悪い変化をね。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=374591&media_id=2
明けましておめでとうございます。
2008年こそは何とか時間を作って、こちらのトピにいくつかUPしたいと考えてます。

・北朝鮮拉致問題を巡るマスコミの姿勢
〜DISINFORMATION工作とは?〜
・イージス艦情報漏洩は日米同盟を根幹から揺るがす危機。
〜カウンターインテリジェンスとは?あるべき機密保持のための法的整備とは?〜

このあたりの今日的な日本のインテリジェンスにおけるHOT ISSUEを取り上げてみたいと思います。
えーと2月くらいかな?

NSCですが交替は残念だし安全保障のセンスの無さは致命的という感想は私も同じです。
しかし日本人は組織やOperationを壊して再編することが下手だと感じてしまいますね。似たようなCouncilはNSC立ち上げの際に廃止することにしてしまえばよかったものを。似たようなのが既にあるじゃん、と言われる隙を作ってしまった。アメリカなどは戦後60年で残っている組織はNASAとCIAのみで、後は廃止・再編を繰り返してきたと言われてます(極言ですが)。
TATSUさん

熱い項目ばかりですね。期待しています。
なかなか日本では良い変革が生まれませんね・・・。

数日前の報道ですが、「情報分析官」のポストが新設とのこと。
どれだけ機能することやら。


http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080104AT3S3100D03012008.html
「情報分析官」を新設へ・各省庁から官邸に一元化

 政府は内閣の情報収集・分析機能の強化を目指し、2008年度に「内閣情報分析官」を新設する。政府全体の情報を保全する「カウンターインテリジェンス・センター」も設置。警察、防衛、外務など関係省庁が縦割りで収集している情報を首相官邸に一元化し、機動的に政策に反映させる狙いだ。

 関係経費として08年度予算案に07年度の12倍に当たる2億4000万円を計上した。(07:04)
 ぬりさん、カウンターインテリジェンスセンターは元内閣情報室の大森さんをはじめとする「対外情報機能強化に関する懇談会」が2005年秋に町村外務大臣(当時)に出した答申書を反映してのものだと思います(私の推定)。懇談会から現在の「カウンターインテリジェンス(防諜)推進会議」へと受け継がれたのだと思います。
 提言では
 1.対外情報の収集・分析を行う専門官の育成
 2.政府全体での情報共有の仕組みづくり
 3.各省共通の情報保全基準の制定
 4.情報衛星等の技術的な情報収集の強化
 5.最新ハイテク技術の導入で電子的な情報漏洩やハッキングの防止
 6.国家機密に接するものに機密保持を義務付ける法体系の整備
などが謳われてます。4−6は今後どの程度取り組んでいくのか、まだ見えませんが、今回のニュースは1−3を踏まえていることが伺えます。

 防衛庁もカウンターインテリジェンス機能を持つ組織を立ち上げるようですし、良いニュースだと思います。まずはカウンターインテリジェンスから始めるというのは、非常に現実的ですしね。日本社会全体としては、いまインテリジェンス、波がキテますね。朝日新聞がインテリジェンスの特集記事を書くくらいですから。イージス艦の情報を漏洩させてしまって、防諜くらいなんとかせい、とアメリカに言われたのかも知れませんね(苦笑)

 難をいえば予算が少なすぎること。しかも昨年度は情報関係費用が12分の1?読んでて卒倒するかと思いました。あとスパイ防止法のような機密情報保護の法的な裏づけがないと運用が厳しそうですけどね。既存の組織をいじらずに何とかセンターとか新しいものを立ち上げるというのも前述した悪癖が再発しているようで、頭が痛いですね。

 ちなみにスパイ防止法はネーミングの悪さも去ることながら、統一教会の下部組織である勝共連合が映画まで作って法案成立のキャンペーンをしたため、逆に「霊感商法と繋がる悪魔の法律」とかネガティブキャンペーンがマスコミによって大々的に為されて潰されてしまいました。インテリジェンスの国民的関心を高める上で安倍元首相も気をつけていたように、統一教会には要警戒ですね。
 アメリカから防諜くらいなんとかせい、と言われたのでは?
 という意味では、GSOMIA「General Security of Military Information Agreement」の関係でアメリカから圧力がかかってますので、文字通り外圧が一因となっているという線はありですね。
 情報衛星も北朝鮮のミサイル騒動があってのことだし、外圧でないとこの国は変われないのか、と思ってしまいます。が、悲観していても仕方がないので、我々は内圧を高める努力をしましょう。
-------------------(2008年1月16日 朝刊 東京新聞)---------------------------
内調職員、情報漏えいか 警視庁、任意聴取 ロシア側に内政関連で

 内閣情報調査室の五十代の男性職員がロシア政府関係者と接触し、日本政府の情報を漏らしていた疑いが浮上、警視庁公安部が捜査していることが十五日、分かった。公安部は国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで既にこの職員から数回にわたって任意で事情を聴いており、容疑が固まり次第、書類送検する方針。調べでは、職員はロシアの担当ではないが、電子データではなく書類などの形で昨年、ロシア政府関係者に日本の内政に関する情報を都内の飲食店などで渡していた疑いがある。職員と同関係者とは数年来の付き合いがあるとみられる。
 内閣情報調査室は、内閣の重要政策について情報の収集や分析を行う内閣官房の機関。
-------------------(2008年1月16日 朝刊 東京新聞)-----------------------------------

 がっかりです。
 さらに
 内閣情報調査室の職員も公務員なので、国家公務員の守秘義務違反で法的に対処できますが、逮捕され懲戒処分を受けた職員が公判で事実関係を争うとき、国家機密に関わることが取りざたされても、それを適切に取り扱うための法的裏づけはありません。裁判を傍聴されて、国家機密に触れた人の口に戸を立てる手段はなく、そもそも公判を非公開にするなどして、そんな事態にならないように司法関係者を律する法的裏づけもありません。
 また、仮にたとえば、内閣情報調査室が外注した関連業者が何かのはずみで国家機密に触れて、それを世間に吹聴しても諸外国に売り飛ばしても、国家公務員でないので法的訴追はできません。現在はカウンターインテリジェンスセンターを内閣調査室に新設してますが、法律的には国家公務員法や自衛隊法の範囲で対応しようとしているようです。しかし、上記の理由で、それでは不十分なのです。そもそも、その国家公務員法の規定も甘いですしね。アメリカだと終身刑です。
 そんな風に、日本のインテリジェンスに関する法的整備の遅れは致命的な水準にあります。
 国家機密保持に関わる法的整備が本当に急がれます。スパイ防止法のトラウマをものともしない勇気ある政治家はいないものでしょうか?また、国民の側も年金では騒いでも、こういうことには、とんと疎い。これが問題だということをアジェンダ設定できないマスコミの能力の低さも非常に頭が痛いです。

 そんな中、産業スパイ防止法制定の動きが。。。  次回に続く

内調の存在意義も問われそうですね。


情報を漏洩するがわの人間を罰するだけでなく、国家機密を持ち去ろうとする諜報員側を取り締まることはもっと難しいんでしょうか。


公調の緒方元長官といい、NSC廃案といい、日本の情報活動、未来を憂いてしまいますね。

がんばれー。
>国家機密に関わることが取りざたされても、それを適切に取り扱うための法的裏づけはありません。


この件は、ロシア外交のスペシャリストであった異能の佐藤優氏も危惧されていますね。どこまで危機管理意識・能力に薄い(欠如した)国家なんだろうなと思います。まさにセカンドレイプ(二次被害)のような馬鹿げた事にならないよう、司法検察当局は、知恵を使って欲しいと思います。
皆さま、はじめまして。
新参者の、ゆーあいです。

プロ同士が仕事上、情報のやり取りがしていく中で癒着してしまった。
その者を今まで目こぼししていた罪を使って、組織からパージじた。
という可能性は無いんでしょうか?

それぐらい頑張っていて欲しいと想っているのですが。
期待してもダメなのかな?
ゆーあいさん


私もそれを思っていました。
漏洩の引き換えに何か得ているはずですよね。

しかしその正当性を開かれた形で評価するのは難しいですね。


自浄作用のある閉じた組織を作るしかないか…
使途不明金が出たとしても、それが正統な経費なのか、ジャッジできるのは厳密に言えば当事者だけという世界ですもんね。

確か、佐藤優氏がロシアの諜報員に渡したものは、ソ連では禁制の女性のヌードカードであったり、流通が極めて少なかった公衆電話用の貨幣を大量に渡してあったというように、こういう特殊なものから、当然ながら掴ませるお金であったりするようですから、計上できないマネーもありそうです。

本題に戻って、青山さんも、情報を他国から得る場合、例えば某国の機密情報を得るというような場合、青山さんご自身の具体的スケジュールと引き替えで、その国の情報を貰うというようなバーター取引をされるようです。ですから、漏洩と引き換えに、その方も必ず何かしら得ているはずだと私も思います。

得た物が、対価価値として同等の、ロシア側のインテリジェンスであったならまだ救われますが、個人の懐に入るお金の可能性もありますね。
真実は本人のみぞ知るです。おそらく私達一般人には、事の真実はまず伝わっていないし、こないと思ったほうがいいと思われます。
インテリジェンスに関しては、特にそうだと思われます。
ぬりさん、どうもです。

>国家機密を持ち去ろうとする諜報員側を取り締まることはもっと難しいんでしょうか。

難しいです。なぜなら、まず法律がないから。あとインテリジェンスの世界では、やられるほうが悪い、でたいてい終わりなんですね。抗議しても沈黙で返されるだけなのです。
 
 
 
 
ゆーあいさん、はじめまして。
トピ主のTATSUです。よろしくお願いします。
 
>プロ同士が仕事上、情報のやり取りがしていく中で癒着してしまった。
>その者を今まで目こぼししていた罪を使って、組織からパージじた。

 うーん、僕もそう思いたい!その可能性は確かにあると思います。
 でも、ソ連時代のKGBのころから、日本はずっとやられっぱなしなんですね。プロ同士ではなくて、向こうはプロでも、こちらは残念ながらアマチュア、いいところセミプロなんです。
 インテリジェンスの世界では等価交換が原則なんですが、等価交換できるインテリジェンスは残念ながら日本には乏しいです。むしろ、巧みな手法で餌付けされ情報提供者に仕立て上げられていった可能性の方が高いと思ってしまいます。悲観的に過ぎるでしょうか。
---------------産経より-------------------------------------------------------
公安部の調べや内調によると、男性職員は国際部に在籍時の10年、当時のロシア大使館員と
セミナーで知り合った。書記官を含め3人以上の大使館員と繰り返し接触した。

男性職員は当初、飲食代を負担してもらうだけだったが、数年前から現金を受け取り始め、その
対価として自ら情報を提供するようになったという。提供した情報は主に海外の新聞や雑誌の翻
訳だったが、昨年からは内調の資料を自分で編集して手渡していた。

書記官とは、ほぼ月1回、接触。昨年1〜10月には計8回で82万円を受け取り、現金は競馬など
の遊興費に充てていた。男性職員は「まずいと思っていた。求められた情報は出していない」と話
しているという。
---------------------------------------------------------------------- 
 おそらく最初の接触の時点でどうすれば情報提供者に仕立てることができるか徹底的にプロファイルされて、出会いをセッティングされ、徐々に取り込まれていったと思います。相手のほうが数倍段上で、しかもカウンターインテリジェンスの組織バックアップもノウハウも乏しければ赤子の手をひねられるようなもの。この男性職員は虎穴にいらずんば虎児を得ず、という心境でインテリジェンス戦にのりだしたのかもしれませんが、相手が悪すぎます。

 
 
るるーさん、こんばんは。
使途不明金ですが、国家機密としてもきちんと明確に記録され、50年後とかに特定の役割を持つ人にだけ情報公開されるとか、そういう解毒装置がスパイ防止法とセットで準備される必要があるのだと思います。

マジで金でしたか…。
それも後ろめたさも。


「喝!」

どころじゃないですね。ゲンナリです。
>TATSUさん

やっぱり、この分野は負けっぱなしなんですね。
産経からの貴重な情報ありがとうございました。
ゆーあいさん
あくまで私の解釈ですけどね。

ただ、元内閣調査室の大森さんは以下のように述べられてます。
「彼ら(ロシア)が欲しかったのは、官邸がロシアについて、何をどこまで知っていて、今、何に興味を持っているか、だったのではないか」
「OBとして、今回の事件は申し訳なく思う。しかし、日本のインテリジェンス機関は、規模も小さく歴史も浅いので、まだまだ未熟なのは否めない。これを機会に猛省すべきです」



自衛隊のシギント(電波等の信号を丹念に拾うインテリジェンス)は世界レベルという話もありますし、
商社が世界的にネットワークを張り巡らせているので協力を得られれば潜在力は高いですし
内閣調査室は外郭団体を複数もっていて過小評価されているけど総体しては侮れないとか
もともと戦前は陸軍中野学校とかアジア限定ですが諜報能力は世界レベルだったし、
国民がその気になってあと20年くらい精進すれば、この分野でも負けっぱなしにはならないと思います。私は日本人の潜在能力を信じています。

忍者!
そうですね、ぬりさん。
まさにそれ。
本来、日本には欧米に負けないインテリジェンスの歴史と潜在力があるのです。
<日本版CIA>政府の検討会議が設立見送る
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=407651

また後退してしまいました。
くだらない理由とマスコミのバッシングで安倍さんを潰してしまったツケを日本国民はこれから10年単位で払うしかありません。
が、悲嘆していても始まりませんので前向きに捕らえて、あとは政界再編に期待ですね。

内閣調査室に関しては着実に拡充が図られているし、まず分析官を育てオシント(OpenSourceInteligence)をしっかり行うという意味では一歩前進です。

国家としてインテリジェンス機能を持つ・拡張するというのは非常に難しいことでもあるので、あまり大風呂敷を広げると実現が先に進みません。「対外情報庁」という組織の性格からいって人員と予算と体制は相当に大きなものが求められますしね。実際、話が持ち上がってはポシャるを日本の政治では歴史的に繰り返してきました。ですので、私は着実に少しずつ前進していれば優ならずとも可かなと思うことにします。まずは海外に打って出るよりもカウンターインテリジェンス機能を強化して、せめて情報漏えいを防ぐことから始めるというのは現実的かもしれません。
安倍さんが居ない以上、少しずつでも前進していれば良しとするしかないですね。
日本版CIA

噂で聞いたんですが、対外情報庁<日本版CIA>が出来なくて「逆によかった」と言われていました。
現状の人員はもはや中国 ロシアの息のかかった人ばかりで情報が中央に集まれば集まるほど情報がリークしていくらしいです。人員の選定では公安の一部の人しかきれいな人間はいなかったとか。
 EEちゃんさん、コメントありがとうございます。
 うーん、耳を塞ぎたくなるような話ですが、一面では現実の部分もあるのでしょうね。諸外国の工作の深さやるや相当に深刻がものがあるという話は良く聞きます。
 ソ連のエージェントだったレフチェンコの回想録では海外諜報活動学校で教官は「KGBは、ソ連のスパイが逮捕されたり国外に追放されたりすることをまったく心配することなく、日本で重要な情報を集めることができる」と微笑を浮かべながら豪語したそうです。また同氏の回想録では、東京駐在部のKGB将校の言葉によると「外務省や内閣調査室のファイルに目を通すことさえできるほど重要な地位にある、複数の日本人エージェントから情報を入手していた」とも書かれてます。
 ただ、こういう状況だからといって現在の内閣調査室や公安がなくなってよいということにはならないし、対外情報庁も機を見て設立をすべきだと思います。ある意味でいまだってやられ放題ですから、これ以上悪くならないという自虐的な論拠ですが(苦笑)
 そうですね、やられっ放しの日本を見ているのは もう嫌ですからね!
私も機を見て設立される事を願う一人です、、、、
久しぶりに喜ばしいニュースなので、一応貼っておきます。


政府、高解像度の衛星を開発へ…40センチの物体も識別
 政府は、物体の識別能力を示す解像度で民間の商用衛星の水準を超える世界最高水準の情報収集衛星(光学衛星)の研究開発に来年度から着手する。

 2012年度に宇宙での性能を確認するための実証衛星を、14年度には新技術を搭載した光学衛星を打ち上げる予定だ。防衛目的での宇宙利用を認める宇宙基本法が昨年5月に成立したことを受けて、日本の情報衛星の性能を大幅に向上させる。

 14年度に打ち上げを予定しているのは「光学5号機」。内閣衛星情報センターが光学5号機関連として09年度予算案に68億円を計上しており、解像度の向上に加え、画像の明るさを確保するための研究を行う。このほか、実証衛星の開発のため33億円を充てる方針だ。

 商用衛星では現在、地上にある約40センチの物体を識別できる解像度40センチが最高水準とされ、これを超える性能を目標に掲げる。

 各国の軍事衛星の能力は詳細が明らかにされていないが、40センチの解像度を上回るのは、米国の軍事衛星だけと見られる。

 日本の情報収集衛星は、現在、高性能のデジタルカメラで地上を撮影する光学衛星2基と、夜間や曇天でも撮影できるレーダー衛星2基で運用しており、光学衛星の解像度は約1メートルだ。

 これは1969年の「宇宙利用は平和目的に限定する」とする国会決議に基づき情報衛星を非軍事分野の利用に制限してきたため、衛星の解像度などの能力は、「民間で一般的に使われている技術」に限定されていたためだ。

 宇宙基本法の成立によりこうした制約が外れ、防衛省は1月16日に「宇宙開発利用に関する基本方針」を発表し、「情報収集衛星の能力強化により、入手しうる画像情報の質・量をさらに向上させる」ことを打ち出した。

 解像度が高くなれば、軍事関連施設や大規模災害、事故などの状況を把握しやすくなる利点があり、光学5号機の前に内閣衛星情報センターは来年度、解像度約60センチの新たな「光学3号機」を打ち上げる予定だ。

(2009年1月31日14時41分 読売新聞)
喜ばしいニュースなので貼っておきます。
2月に報じられた光学3号機の打ち上げが成功したようです。
安全保障やインテリジェンスの何たるかも知らない素人に「仕分け」られる前に、打ち上げ成功で本当によかったです。

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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日午前10時21分、政府の情報収集衛星「光学3号機」を搭載したH2Aロケット16号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。約20分後、衛星を無事分離し、予定軌道への投入を確認。打ち上げは成功した。

 H2Aの打ち上げは7号機以降、10機連続の成功となった。

 情報収集衛星は北朝鮮などの軍事関連施設の監視が主目的の事実上の「偵察衛星」。光学衛星と夜間や雲がかかっても監視できるレーダー衛星の1組2基で情報収集する。光学3号機は設計寿命(約5年)を過ぎた光学1号機の代替衛星。安全保障上の理由から詳細な能力は公表されていないが、地上の物体の識別能力がこれまでの1メートルから数十センチに向上している。

 打ち上げ費用は約94億円。光学3号機の研究開発費用は総額約487億円という。

 政府は、天候などに左右されず地球上のどの地点でも1日1回は撮影できる「2組4基」態勢での運用を目指している。03年11月にH2A6号機の打ち上げに失敗し1組2基を失ったが、06年9月に光学2号機、07年2月にレーダー2号機の打ち上げに成功。これにより「2組4基」態勢が確立。だが同3月にレーダー1号機でトラブルが発生、現在は「2組3基」の変則態勢で運用している。

 政府はこうした事態を解消するためレーダー3号機を11年度に打ち上げる予定で、成功すれば「2組4基」態勢を回復できる。【川島紘一】

毎日新聞 - 11月28日 11:12
NHK TVドラマ 「外事警察」
http://www.nhk.or.jp/dodra/gaiji/index.html

インテリジェンスの醍醐味を味わうことができます。
ドラマは面白かったです。
麻生幾の『外事警察』が原作なので内容も割合しっかりしてます。
日本の防諜組織である公安、外事警察という組織が日本にあることを皆さんに知って欲しい。

見逃した方、
1月10日 日曜日の12:00からBSで一挙全6話を放送するらしいです。
是非、ご覧ください。






「外事警察」
わたしもハラハラしながら見ておりました。

青山さんの近大での講義の中で出てきた「外事課」ってこういうところなのかぁ。

BBCのMi−5を扱ったドラマと比較しながら観賞しておりました。
はい、公安の外事課ですね。佐々さんが元課長で彼の著作を読むと実態を把握できます。
━━━━━━━━━━━━━
性的誘惑の女性スパイを摘発
━━━━━━━━━━━━━


        古澤 襄

韓国の中央日報は北朝鮮工作員のキム・ミファ逮捕事件を報じている。
朝鮮半島の緊張状態が生まれているこの時期に、2008年の元正花(ウォ
ン・ジョンファ)スパイ事件の再来として、韓国が北朝鮮の女性スパイ
を摘発したのは、政治的な狙いがあるのだろう。

北朝鮮との融和政策を進めた金大中・盧武鉉時代に北朝鮮工作員が韓国
に潜入したことは広く知られている。北朝鮮を主敵と断じた李明博政権
下で、韓国社会が必ずしも一枚岩で、北との対決に走る空気だとも思え
ない。金大中・盧武鉉時代を懐かしく思う層もいる筈である。

この事件は、李明博政権がこれら工作員の摘発を行い、国内の引き締め
を行う第一弾なのではないか。そんな匂いがする。危険を察知した工作
員が日本国内に逃亡してくる可能性もある。

スパイ防止法がない日本は工作員の天国といえる。否応なしに日本も朝
鮮半島情勢に巻き込まれると思った方がいい。

<ソウル中央地検公安1部は国内機密情報を抜き取って北朝鮮に伝達して
きた疑い(国家保安法違反)に北朝鮮国家安全保衛部所属工作員キム・
ミファ(36、女)を拘束したと23日、明らかにした。

検察はキム容疑者に対外秘文件を渡した疑いで元ソウルメトロ幹部オ某
容疑者(52)も拘束した。保衛部は北朝鮮の防諜機関で最近、諜報・工
作活動を強化しているものと情報当局は見ている。

キム容疑者は▽保衛部所属▽性を武器に男性たちを誘惑して機密を抜き
取る▽北脱出者に偽装して入国した−−という点から2008年スパイ疑い
で検挙された元正花(ウォン・ジョンファ、36、女)と似た形だ。

検察と国家情報院によれば北朝鮮慈江道出身であるキム容疑者は1997年、
朝鮮労動党に入党した後、保衛部工作員に選ばれた。

キム容疑者は国情院から「薬剤師として勤め、朝鮮労動党党員証を紛失
した後、問責を避けるために保衛部工作員を志願した」と述べたものと
伝わった。

キム容疑者は以後、中国に入国して韓国関連情報を収集し、保衛部に報
告してきたというのが検察・国情院の説明だ。キム容疑者は吉林省延吉
と湖南省張家界などでホテルの経理として就職したり、化粧品店、旅行
会社、喫茶店などを経営したりしながら韓国の関係者と会った。

キム容疑者はオ容疑者、大学生イ某容疑者(29)らとインターネットの
アダルト画像チャットやメッセンジャーを通じて接触したことがわかっ
た。

特にオ容疑者は2007年6月、キム容疑者が北朝鮮工作員だという事実を
知った後も彼女の頼みを受けて同年10月、当時、自分が勤めていたソウ
ルメトロの総合司令室コンピューターから非常事態対処の要領など300の
対外秘文件を抜いてキム容疑者に差し出したと検察は言った。

オ容疑者の流出した文件は地下鉄テロなどに悪用される可能性があるも
のと検察は判断している。オ容疑者は何度か中国を訪問し、キム容疑者
と会うなど近い関係を維持してきたことが分かった。

キム容疑者は2002、2005、2008年、3回も中国公安にスパイ、麻薬密売
の疑いで摘発され、北朝鮮に追放されたが、そのたびに偽装身分を利用
して再入国したことが調査でわかった。

彼女は身分を隠すためにいくつかの偽名を使い、中国同胞や中国の少数
民族になりすました。

キム容疑者は昨年3月、保衛部から「韓国へ行ってオ容疑者・イ容疑者
らと連携して活動せよ」という指令を受け、脱北者に偽装してラオス駐
在韓国大使館に到着した後、同年9月、国内に入ってきた。

入国後、合同尋問過程でキム容疑者の正体が明らかになったが、国情院
は国内の接線網把握のためにキム容疑者を釈放し、集中監視をしてきた。
しかし最近、キム容疑者が第三国に逃避しようとする情況が捕捉される
と彼女を逮捕した後、余罪を調査している。(中央日報)>
元正花スパイ事件=元正花(ウォン ジョンファ、1974年1月29日 - )は、
北朝鮮の女性諜報員である。北朝鮮ナンバー2の金永南最高人民会議常任
委員長の縁戚。脱北者を装い韓国でスパイ活動をしていたが、2008年7月
15日、韓国の検察に逮捕された。一緒に工作活動をしていた継父の金東
淳も逮捕された。

北朝鮮保衛部は、元正花の韓国潜入工作訓練を受けた経歴や行動の大胆
さ、臨機応変さ、性に対する開放的な考え方に着目し、彼女の罪を赦す
代わりに工作員として、1999年より中朝国境地帯に潜入させ、延吉や琿
春などで脱北者ら約100人を北朝鮮に拉致して面目を躍如した。その後、
保衛部は韓国潜入を命じた。

2001年3月に中国へと潜入、現地で妊娠後、中国人の夫人を得ようと中国
に来ていた韓国人会社員と婚約した。元正花は子供を中絶しようとする
が、保衛部の妊婦は疑われにくいとして中絶を認めなかった。

2001年10月頃に正式に結婚して韓国への入国を果たした。入国直後に脱
北者として韓国政府に出頭。そして会社員とはすぐに離婚し、女児を出
産した。

その後、正式に諜報活動を開始し、結婚情報会社に登録。韓国軍人の紹
介を希望し、韓国軍の士官や脱北者団体の幹部関係者ら7名とも肉体関係
を持ち、軍の情報や要人の情報を保衛部に流した。

また、韓国に亡命していた黄長!)元朝鮮労働党書記や脱北者団体代表金
聖民の所在把握、韓国人諜報員の暗殺命令も受けていた。

肉体関係で得たネットワークを基に、韓国軍部にも入り込み、韓国軍政
治将校などに、約50回に及ぶ北朝鮮の主張を正当化する講演会を行い、
軍部への洗脳工作を大っぴらに行っていた。

元正花は日本にも諜報活動のために3度入国、朝鮮総連への接触や日本の
永住権を得るため日本人男性3人との見合いも行っていた。

2007年6月に最初の日本潜入を行った。日本の脱北者の居所を調べるため、
神奈川県川崎市在住の日韓の国際結婚業者の協力者とともに宮城県仙台
市を訪れた。同年8月にも再度潜入している。

2008年7月15日、日本から帰国した直後、韓国の検察によって、国家保安
法違反容疑で逮捕された。この時に韓国内に潜入していた継父や、韓国
軍内の協力者も逮捕された。

8月には起訴され、10月15日に水原地方裁判所で行われた1審で懲役5年を
宣告された。10月20日には控訴しないことを弁護人を通じて表明し懲役5
年の刑が確定することとなった。

元正花は中国内での韓国人実業家の拉致も行っており、裁判ではこの拉
致事件が大きく判決に影響を与えた。さらにその拉致実行犯であるスパ
イが日本に3度も来ているため、この拉致事件が日本の拉致問題解決の手
がかりとなる可能性がある。

しかし日本のマスコミは女スパイの拉致に関する情報を全くといってい
いほど取り上げていない。また被害者がどこの誰なのかも明らかにして
いない。(ウイキペデイア)
2010.05.27 Thursday name : kajikablog
●脱北者偽装の対南工作頻発──アジアの公安網から見放される日本当局
(会員制経済情報誌『現代産業情報』5月15日号より転載)

日本ではあまり認識されていないが、北朝鮮の対南工作──テロ活動が熾烈化している。

しかもアジア全域を舞台にして工作対象に接近しており、北の先鋭度は高まっているとみるべきである。

日本の公安当局者を驚かせたのは、4月20日に韓国当局が逮捕した2人の北朝鮮工作員の接触手口だった。

韓国の報道によれば、工作員の男2人は韓国に亡命した元朝鮮労働党書記、黄長ヨプ(光偏に華旁)氏の暗殺を命じられていた。

「2人は昨年11月、北朝鮮人民武力部偵察総局長の金英徹上将(韓国軍の中将に該当)から直接『裏切り者の黄長ヨプ(光偏に華旁)の首を取れ』という指示を受けて動いていた」(関係者)という。

関係者が語る。

「その手口は入念の一言に尽きる。韓国国家情報院の捜査によれば、2人は深夜に川を渡り中朝国境の中国・延吉までたどりつき、その後ブローカーに接触してカネを払い、タイに密入国した。

そこでわざとタイ当局に捕まり、脱北者としてソウルに強制退去された。つまり、脱北者を装うことで、きわめて自然な形で韓国に入国していたのだ」

脱北者としての韓国入国時の事情聴取の段階で、2人は韓国当局から「不審」と監視されていた。

このため黄氏暗殺は未遂で終わったのだが、問題視すべきは、脱北者を装って対南工作を仕掛けてくる北と、それを見越して防諜線を張る韓国公安網の攻防の熾烈さを、日本の公安が共有していないという現実であろう。

韓国公安、特に国家情報院関係者は、「日本には危機感が希薄すぎる。パートナーとして不満だ」と吐き捨てるほどなのだ。

国家情報院関係者が「失望した」と振り返る事件は、2年前、08年夏に発覚した。

韓国当局は脱北者を装い韓国に入国した北の女工作員、元正花受刑者を国家保安法違反の罪で起訴したと発表。

韓国裁判所の判決は「元受刑者は北当局の指示を受け、韓国で軍幹部を色仕掛けで篭絡。

北に送り込んだり、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に加入させようと謀った」など、様々な工作を認定した。

関係者が語る。

「元受刑者は07年から08年にかけ3回、日本に入国している。韓国人としての真正旅券を使用してだ。

朝鮮総連幹部や大阪の在日商工人との接触が目立ったが、真の目的は在日出身の脱北女性Yの居場所を探すこと。

Yはもともと脱北者を装った北の工作員として韓国入国したが、転向し、韓国当局に工作計画の指示や全貌を供述してしまった。このため元受刑者はYを殺害する目的で日本での居場所を探索していたのだ」

元受刑者を泳がせていた韓国当局は、日本入国計画を察知した際に、日本の公安ルートに情報を乗せたという。

「場合によっては、韓国公安は日本当局に花を持たせるつもりでもいた。しかし日本の公安は動きが鈍く、

このままではYが消されると危機感を抱いた韓国公安は、在日韓国大使館や領事館に潜む国家情報員の職員にYを匿わせて守った。

そして手ぶらで韓国に帰国した元受刑者を仁川国際空港で逮捕し、自白に追い込んだ。日本に見切りをつけた韓国が、すべて自力で処理したのです」(関係
者)

近年とみに増加した脱北者偽装の北工作員の韓国入国。南北の諜報戦は緊迫している。

そこから多数の北工作員が日本に渡り、工作活動を展開しているのだ。それすら把握しきれていない、日本の公安とは何なのか。

アジアのテロ網という現実についていけず、公安網からも外されるとは、由々しき問題なのである。
「外事警察」 映画化されます。
公安の外事課という日本のカウンターインテリジェンス機関を描いた物語。
インテリジェンスのテキストとさえ評される作家 麻生幾さん原作です。

映画「外事警察」公式サイト  2012年6月2日(土)全国公開
http://www.gaiji-movie.jp/

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