ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

青山繁晴『深淡生』コミュの著書【日本の防衛戦略】より。明日の日本の防衛は?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント(8)

言いだしっぺの責任として、まず直球です。

?有事の際自衛隊はどこまで戦えるか。強いのか弱いのか。
?中国・北朝鮮の脅威に対して、日本政府は国民を守れる体制にあるのか
?有事勃発の際、本当に米国は日本を無条件に守るのか。
?いつまでも米国の属国で日本人は生き残れるのか。

皆様、この四点にしぼって、しばらくディスカッションをしていくというのはどうでしょうか。



まずは、トップバッターとして最適任のKABUさんに、直球投げましょうか(笑
大きな「直球」ですね。

(1)有事の際自衛隊はどこまで戦えるか。強いのか弱いのか。
(2)中国・北朝鮮の脅威に対して、日本政府は国民を守れる体制にあるのか
(3)有事勃発の際、本当に米国は日本を無条件に守るのか。
(4)いつまでも米国の属国で日本人は生き残れるのか。

「有事の際」といってもいささか広うござんす。ですから、話を簡単にするために、「有事」を以下の5者に分けて考えましょう。
(甲)核ミサイル攻撃を日本本土が受ける場合
(乙1)通常兵器で日本本土が攻撃を受ける場合
(乙2)通常兵器で(台湾を含む)日本周辺で日本の船舶航空機が攻撃を受ける場合
(丙)特殊部隊が日本本土内で破壊工作や日本人・日本市民の拉致工作を行う場合
(丁)上記(甲)〜(乙2)も辞さぬという脅迫を外交交渉において受ける場合

次に「どこまで戦える」「強いのか弱いのか」「国民を守れる体制」「米国は日本を無条件に守る」の判定基準を、まあ、必然性はありませんが、日本が人口の1割の死傷者(戦争では通常、死者:傷病者=1:9と考えますので、120万人の死者、1080万人の傷病者)までの被害であるのに対して、敵の攻撃/防御能力を機能不全に陥らせることができたことと定義しておきます。


◆有事の際自衛隊はどこまで戦えるか
さて、事前の段取りをこうつけた場合、(1)「有事の際自衛隊はどこまで戦えるか。強いのか弱いのか」に関しては以下の通り、

(甲)に対応する手段は日本はもたないし、MD体制にせよPAC3やSCにせよ「弾除けの鹿島神宮のお札」程度の効果しかないのは、残念ながら現在の常識でしょうから。我が優秀で勇敢なる自衛隊は単独では「全然戦えない」「弱い」「国民を守れる体制にない」ことは明らかであると思います。よって、この場合には、(3)のアメリカの核による抑止力が「日本を守る体制」の骨格になると思います。

けれども、MD体制にせよPAC3やSCは無味か? 更に、急迫した攻撃の兆候がある場合に敵の対日本の攻撃基地をたたく「限定敵基地攻撃能力」(★)は無意味か? 否です。物理的にはそれはあまり意味はなくとも、(何割かのミサイルを迎撃できることも確かであり)それらを整備しなければ日本人の半分が死傷するのが、死傷者が人口の2割から1割に抑えられるのならその意義は小さくない。また、日本は国防に本気だというメッセージを特定アジアだけではなくアメリカにも送ることは、(3)「有事勃発の際、本当に米国は日本を守る」ことを促し(だって、自分でやれることはちゃんと自分でやった国を見捨てるのはそうでない場合に比べ容易ではなかろうから)、特定アジアに対して武力行使のリスクを高く見積もらせることになるからです。

★限定敵基地攻撃
これは、<9・11>やアフガン&イラン戦争前のオーソドックスな国際法からの自衛権の正当なる一種とされているものですが、それを実効非しめるには移動式ミサイル発射装置やダミーのミサイル発射装置もどきを上手にたたく為に、1個師団規模の敵基地急襲特殊部隊と現地のスパイ網がなければ機能しません。まして、10−20%の誤爆が許されないのであれば限定敵基地攻撃は全く不可能とされています。

さて、「有事の際自衛隊はどこまで戦えるか。強いのか弱いのか」の他の4ケースは以下の通り、

(乙1)通常兵器で日本本土が攻撃を受ける場合
→制海権・制空権とも30分〜3時間以内には我が自衛隊がゲット。
(乙2)通常兵器で(台湾を含む)日本周辺で日本の船舶航空機が攻撃を受ける場合
→集団的自衛権の問題がまだあるが、周辺事態のコアケースであり、これまた日本は単独で特定アジアのすべての海軍力・空軍力を30分〜3時間以内には我が自衛隊は壊滅させられる。
(丙)特殊部隊が日本本土内で破壊工作や日本人・日本市民の拉致工作を行う場合
→法と訓練の不備から守れない。
(丁)上記(甲)〜(乙2)も辞さぬという脅迫を外交交渉において受ける場合
→集団的自衛権および自衛権の内容がこの国で再度確認される必要があるが装備的には十二分に対応できる。


◆中国・北朝鮮の脅威に対して、日本政府は国民を守れる体制にあるのか
簡単に言えば、自衛隊はそこそこ優秀であるものの、政府の体制はお寒い限りと言える。すなわち、上記の如く、集団的自衛権の是認、敵の特殊部隊に体する令状なしの身柄拘束や盗聴などの法整備が不十分。


◆有事勃発の際、本当に米国は日本を無条件に守るのか。
◆いつまでも米国の属国で日本人は生き残れるのか。
予測不可能。
最初に言っておかなくては。

感動的です。
何が感動的って、KABUさんにしたら、いつものようにロジカルに話しを展開しているだけだよといわれるでしょうが、、、、

まずその五段階評定(違っ^^:)ではなく、五段階シュミレーションに感動しました。

ひとつ付け加えさせていただくとすれば(敬愛している雅子妃殿下風味でよろしく^^)、ミサイル攻撃の場合弾頭部分に搭載するものによって、被害にかなりの異差がでますよね。

例えば積載物が「単なる火薬」の場合
(乙1)通常兵器で日本本土が攻撃を受ける場合
→制海権・制空権とも30分〜3時間以内には我が自衛隊がゲット。
というKABU分析。
かなり信頼度の高い防衛システムをもっていることに安堵しました。

で。。。。ここに、火薬(乙1)と核(甲)以外のもの、例えば「貧者の核」と呼ばれている「生物・化学」が搭載されていた場合の、国内の混乱はいかばかりでしょう。
VXガスなんかが搭載された日には、アバウトに富士急ハイランドにおちたとしても風向きによっては、都内全滅ということもありえますよね。

で、万が一そんなことになったら、同盟国あたり確実に叩きに来ますよね。だって米軍の司令部がこのたび横須賀基地に移転したくらい、重要な戦略基地になっている擬似米国もどきの日本ですもの。

だからこんな虚しい戦いを挑んでくる国があるとはとても思えませんから、現実的な恐怖はやはり

(丙)特殊部隊が日本本土内で破壊工作や日本人・日本市民の拉致工作を行う場合
(丁)上記(甲)〜(乙2)も辞さぬという脅迫を外交交渉において受ける場合
ですよね。

(丙)を防ぐ手立てがないのはその手段の卑怯さにありますね。それの延長線上に、オサマたちが仕掛けるかもしれないテロが加わりますよね。


で、何より問題なのは(丁)の脅迫を外交交渉もどきですよ。
ロシアに拿捕されて襲撃された事件。これはもう、国は国民を守れていない典型ですよね。
関連では、韓国竹島実効支配・中国尖閣付近のガス田の実用運転開始。
こんなのもまさに、国を守れない国。
つまり、ぼんやりしている日本国民の最たるものだと思うんですよ。



あと、もひとつだけ、言いたい事があるんですけど。
長くなっちゃうけどスキップしないでね(らんらんラ・・・これも違っ^^:)

平成13年に出された「テロ対策特別措置法改正案」と「自衛隊法改正案」はどんな改正がなされたか、リサーチできますでしょうか。
わたしもみてみますけど、ネットではなかなかでてこないんですよね。

これが改正されないと、実働部隊として機能しませんもんね。いくら優秀な訓練をつんだ自衛官が揃っていても。
敵前逃亡は銃殺刑というのが世界の常識ですが、公務員自衛官の任官離脱っていう部分は、私には言うべき資格がないのでパス、ぱすぱすぱす(苦笑

でもホント、KABUさんって、しごと早くて的確で、ほれぼれするなぁ。まぢ。^^
防衛大学新校長着任に期待しない?:自衛隊は劣化した組織か?

あるBBSに「釣り」とも思える記事がありました。

朝日新聞を叩き潰す掲示板
http://daitokai.jp/NOASAHI/bbs

叩いときました。以下、その「釣り記事」「それへの同志の反論」「KABUのコメント」を転載いたします。

●「釣り記事」
そんなに…  投稿者:風来坊  投稿日:2006年09月09日(土)19時07分18秒 [ID:fXnZoVneoNE]
 早く釣れて戴かなくても良かったのですが…

 個人的には、自衛隊に興味を持って貰うコト自体には異論ありません。
 ただ、戦後「違憲の軍隊」として永きにわたり扱われてきた「自衛隊」が、10年そこらで
簡単に「軍隊」にはならないのですよ。
 「違憲の軍隊」から「国防の要としての国軍」になるには、今まで以上の努力が必要です。

 華やかな功績…その影には、国防として為さねばならぬ本来の責務、その犠牲になりたって
きたことをご存じか?
 国際貢献の人員が、一体どこから涌いたのか? いきなり増員したのでしょうか?
 そんなコトはありません。現存する部隊から付け替えによる組織改編、新規編成、人員を
削っていった結果です。
 事実、定数はむしろ、削減されているのですから。
 装備品も予算も器の大きさが全く変わらない中から出しているのですから、そのしわ寄せは
どこへ行くのでしょう? 答えは簡単ですよね。

 そもそもです。
 一時期行われていた「就職のできんヤツは、自衛隊に入れて!」という人材確保なんてどうです?
 ちょっと以前までの自衛官に対する社会の目は、そんなに温かいものではありませんでしたよ。
 マスコミに叩かれ、世間に疎まれ、その子供は「お前の父ちゃんは人殺しだ」と蔑まれ…
 そんな屈辱に対する不満を言葉には出さないでしょう。ただ、堪え忍んできたのかも知れません。
 そんな扱いを受けてきた自衛官達が、どれほどの士気を持っているのか?
 それが、国際貢献と言う晴れの舞台に上がったからといって、本質がいきなり変化できると
思いますか?

 名ばかりの統合運用等3軍が統合して運用できるのは、まだまだ先のことでしょう。
 メディアに出ることが多くなった自衛隊の活動を手放しで「良かった」と思うのは、「憲法
9条があるから戦争が起こらないんだ!」と言うサヨクの立場と何ら変わりません。
 マスコミや自衛隊翼賛の保守系からの一方的な情報は、時にサヨクとは逆の意味で「実体を
覆い隠そうとする力」になります。

 防衛庁から省になったからと言って、一体何が、どう変化するのか?
 国防という観点から見て、どんなメリットがあるのか?
 自衛隊を真の意味において国軍にするためにも、もっともっと多くの国民に自衛隊の実態を
理解して貰いたいと思い、書いてみました。
 書いたのは、小生が知り得るホンの一部にしか過ぎません。
 だから、メディアに曝される以上に、自衛隊の置かれている立場を理解して下さい。
 ぜひ興味を持って調べて見て下さい。そして、国軍として障害となり得る要因を排除するよう
協力して下さい。



●同志の反論
RE:そんなに・・・  投稿者:高志  投稿日:2006年09月09日(土)20時59分17秒 [ID:TesQ8I7EZQ2]
何を嘆いておられるのでしょうか。
愚痴ですか?ならば場所を変えられたほうが宜しいかと。
ここは、「朝日新聞を叩き潰す掲示板」ですから。

なるほど、情けない自衛隊ですね。誰が、そのようにしたのでしょうか?
軍事音痴な政治家、官僚、それで良しとしてきた国民では。

そしてそれをリードしてきているのが、朝日新聞をはじめとするマスゴミなのでは。
防衛費削減、自衛官削減は誰が決めた事か。
それに対してマスゴミは異論を唱えたことがあるのか。

陸上自衛隊のサマワにおける成果をマスゴミはどう評価しているのか。
朝日は、あたかもイラクでの成果なぞ無かったという論調で終始している。
何故、防衛庁は反論しないのか。多分しても受け入れないのがマスゴミなのでしょう。

防大卒の幹部自衛官を貶める前に朝日を叩け!
この掲示板の趣旨に則って。今後、私もそういたします。


●KABUのコメント

風来坊さんの「的外れな」にコメントをします。
といっても私には内容がよく理解できないところがあり、結局、どうすれば自衛隊がもっとよくなるのかの風来坊さんの具体案が見えない。よって、風来坊さんにとっては本意ではないでしょうが、幾つか気になった「言葉」にコメントすることで自衛隊の組織の問題の問題性を考えてみたいと思います。

1)現在の自衛隊員の多くは、有事=即ち敵襲よりも、会計検査を恐れます。
 その次にマスコミです。

・・・有事よりも恐れるかどうかは保留します。私の周りの自衛隊員諸君や防大生諸君、防衛大学の教授陣や幹部候補生学校の教官、ならびに防衛庁官房の諸君や駐在武官の諸君は全くそうではないが、個々人の心の中はわからないからです。しかし、これが事実であるとして、それが何か問題ですか? 普通の民主主義社会ではこれは当然のことであり、むしろ、健全なことではないでしょうか?

いずれにせよ、個々の自衛隊員諸君の心性とは別に、自衛隊が有事に備えた組織であり有事に備えた装備を蓄え日夜訓練を怠っていないことも事実でしょう。つまり、風来坊さんのコメントは「個々の自衛隊員の心性」と「組織としての自衛隊のパフォーマンス」を混同されたものであることは確実ではないでしょうか。これらは無関係ではないが、さりとて、この板の流れである「防衛大学新校長」に<媚中派教授>が着任(笑)は後者「組織としての自衛隊のパフォーマンス」により強く関係するものであり、蓋し、あまり意味のある指摘とは思えません。


2)将官は、内局や財務官僚に頭が上がりません。

・・・これは「頭が上がる/上がらない」の言葉の問題ですが、現在の内局&財務当局と自衛隊の関係は、高志さんの「RE:的外れな…  」につきていると思います。ご存知のように、内局の幹部は警察予備隊に遡るまでもなく、警察官僚の出向先(霞ヶ関用語でいう「植民地」)である期間が長く、また、三次防計画策定時からはこれに旧大蔵省の出向枠が加わりました。けれど、現在では防衛庁プロパーの内局幹部も充実してきています。防衛庁の人材研修制度改革に(そのまた人材の国際能力開発プロジェクトに)関わってきた私の経験から言えば彼等は、ある意味、制服組よりも自衛隊を愛する素晴らしい連中です。

また、小泉内閣で予算策定機能の主要部分が総理官邸に移行するまで、(小沢一郎と組んで細川内閣での福祉目的税を導入しようとしたかの斉藤大蔵事務次官に代表されるように)防衛庁担当主計官は主計官のトップだったのです(ですから、片山現代議士の防衛庁担当主計官は値打ちが下がるw)。これは何を示すか、「頭が上がる/上がらない」に関わらず財務官僚にとっても自衛隊は極めて大切な存在であるということ。

蓋し、上述のごとく、予算策定は国家の大事です。それを防衛庁単体ではなく財務方が厳しく査定するのは民主主義国家のあるべきありかたでしょう。実際、今次の国家公務員一律6%の人員カットにおいて、特定アジから飛来するの外国人のせいもあって劣化した治安対策のための警察人員増員と並んで自衛隊の人員を削減に最後まで反対してくれたのは(均衡財政論を錦の旗印にするはずの)財務省であり防衛庁内局です;而して、小泉首相は熟慮の末、自衛隊の例外扱論を退けた。どちらも立派だと思います。畢竟、政治が異なる価値観と利害の対立の解決であるとするならば、私はこの例は我が国の政治が正常に機能していることの証左ではないでしょうか。

これらを鑑みるならば、「将官は、内局や財務官僚に頭が上がりません」ということは現在は事実とも言えないし、また、それに類することがこれまた「個々の将官の心の中」にあったとしてそれは、自衛隊の士気とはなんら関係のない事態であろうと思慮します。


3)防衛施策の面に関しても、防大出身者の多くは、体裁ばかりを気にして、実を伴わないものを
提案します。ぶっちゃけ、防大出身者ばバカが多いのが事実です。
・・・なんか、防衛大学卒業者に恨みでもあるんですか(笑)。根拠を示してください。私は数百人の防衛大学卒業者の国際能力開発研修とその成果評価をしてきましたが、例えば、米国大学大学院での彼等の成績も評価の残した印象も旧大蔵・旧通産省や大手都市銀行からの派遣性にくらべて有意の数値として極めて高いですよ。


4)将官になれる人間は、?幹部候補生学校での序列が良く、?防衛小六法等規範を覚え(理解では
なく)、?模範回答で幹部学校を優秀な成績で卒業した人間!と決まっているのです。

・・・これは明らかに間違いです。風来坊さんか風来坊さんがヒアリングされた自衛隊員の方は「幹部候補生学校での序列も悪かった」のではないでしょうか。

実際は(多くの官庁と同じで)、幹校の序列ではなく、その後、数年の部隊勤務を経た後、兵種・専門ごとに行われる上級学校での成績が重要です;しかる後、その成績に従いより重要なポジションに配置され(いいですか、重要なポジションというのは、カウンターパートナーも手強く出世の点ではリスクも大きいということですよ)、それらのポジションでのパフォーマンスにより佐官止まりかさらに自衛隊の重責を担う地位に昇るかが漸次判定されるのです。

例えば、カンボジア派遣部隊の隊長は(個人の成績は書きませんが)、上級学校を終えた後、幕僚スタッフとして外国の軍隊と交渉準備や世界のマスメディア対策で極めて際立ったパフォーマンスをあげられ、かつ、施設大隊の長としても(就職予備隊とさえ揶揄されていた部隊で)隊員の能力と士気向上にリーダーシップを発揮され、カンボジアに行かれた。これらは、すべてリスクを伴うポジションではないですか? ならば、そこで彼がexcelentなパフォーマスを残した彼が将官に進むのは当然ではないであり、それは、「防衛小六法等規範を覚え」ていたからではないのですよ。


5)校長が新しくなったからと言って、防衛大学、自衛隊が変わるとは到底思えません。

・・・これは正しいでしょう。風来坊さん、防衛大学の校長の業務を存じてこれを書いておられるのでしょうね? 蓋し、防衛大学の校長の仕事は「内外に対する防大と自衛隊の象徴」であり、国防の理念と価値を国民に適宜語ることなのです。それ以上でも以下でもない。すべて実務は、訓練/学科/予算総務の実質3副校長(格)が行われるのであり;実際、校長の個性にもよるけれど、校長が防大生の前に姿を現すのは年に2回かそこいらですよね。

ならば、元々、「校長が新しくなったから防衛大学、自衛隊が変わる」と考える方がおかしいのです。けれども、その限られた権限の範囲の中で、五百旗頭真 さんには、国際政治のリアリズムとその中での自衛隊の存在意義を静かに熱く語り続けていただきたいと私は希望しています。


http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba
風来坊さんのプロフィールは、推測すれば自衛隊除隊者のかまってちゃんでしょうか。内部の浅い部分の知識が多少おありのようです。少なくとも防大で教育を受けた方には感じられないのですが、どうでしょう。

高志さんとKABUさんの、とても親切な反論というか諭しが、風来坊さんに届くと良いのですが。


>3)防衛施策の面に関しても、防大出身者の多くは、体裁ばかりを気にして、実を伴わないものを提案します。ぶっちゃけ、防大出身者ばバカが多いのが事実です。


この風来坊さんのことばに、わたし特に反応してしまいますよ。
第50期
2002年(平成14年)4月5日 487人入学
2006年(平成18年)3月19日 380人卒業
卑近な例で恐縮ですが、実は知人の何人かはこの中に含まれていまして、私のごく近い身内もこの時直前まで入学を予定(直前辞退)していたものですから、入学した彼らの優秀さを肌で知る者として、防大卒業者にバカが多いと断言するのか、少し頭を傾げます。何を根拠にこんな十羽一絡げのくくり方をするんでしょう。悲しいですね。
彼らの教育カリキュラムは、並みの四大の比ではないですよ。


>だから、メディアに曝される以上に、自衛隊の置かれている立場を理解して下さい。ぜひ興味を持って調べて見て下さい。そして、国軍として障害となり得る要因を排除するよう協力して下さい。

風来坊さんの言いたい事はコレ↑であるなら、風来坊さん自身がまず、もっと建設的な提言をしなくては。これでは、反自衛隊論者のあおりと捕らえられても仕方ないですね。

============================



国防の最前線にたって、私たちの替わりに国家と国民をプロテクトしようという意思をもつ方々に、私は敬意を払うものです。防衛の現場を知る方ほど、その念は深いものだろうと想像します。

今日は朝から、日本の防衛の在り方を思考する大切さを提示していただきました。みなさんは、どう思われましたか?よろしかったら書き込みに続いていただけたら、更に意見交換の輪が広がってより良いかなと思います。
わたし自身は、学識も学歴もなく、政治オタクでも軍事オタクでもない、ただの一般市民ですので、専門的なお話は、十分の一も理解できているかどうかさえ、わかりません。

でも、ひとこと感想を述べさせていただきます。

この本の冒頭のテリーさんは「はじめに」という文章の中に、5年前の9月11日にアメリカで起きた同時多発テロのニュースを聞いて、まわりの人間が「怖い」と感想を述べたことに対して、他人事のようにしか聞こえなかったと書いていらっしゃる。

では、他人事ではなく、自分のこととして考えるにはどうしたらよいのだろう。

その答えを示してくれたのが、青山さんでした。それも、専門用語を使った言葉ではなく、一般人にもわかりやすい言葉で。

専門的な分野は、専門家にお任せします。防衛とは守ること。守られているのは、我々すべての国民であり、この国に住まう人すべてなんだなと思う反面、守られているだけでいいのだろうかという疑問さえ浮かびます。

この本は、そういうことを考えるよいきっかけでした。

それと、テリーさんに和製ジェームズ・ボンドと命名された青山さんには、ボンドガールがいっぱいいてとうぜんだな、と納得した本でもありました(笑
守られているだけで良いのだろうかと考える場合、できることはいろいろあると思われます。納税もそのひとつでしょうし、NPOなりに参加してもいいですし、教育を受けなおした上でしかるべき活動を展開されるのでもいいかもしれません。

一番身近なものは、やはり良質な世論形成のために自分なりに問題意識を持ち、発言を関係各所に表明する事、などではないでしょうか。専門的な分野は専門家にお任せするのではなく、自分でも自分なりに考えてみることが、ただ守られている状態から一歩前進することに繋がると思います。
ここの皆様も、ご専門は別にあられるようですから、平素考えている範囲内でのご発言だと思われます。

私も法律的には全くの素人ですが、自分なりの検証を憲法改正について始めようかなと思っています。以下【】はそれに対する私の考え方をブログ化したものです。いうなれば、私が青山さんから学んだ最大のもの『ともに考えましょう』の実戦です。

てつこさんも、他人事ではなく、自分のこととして考えるにはどうしたらよいのだろうと思われていらっしゃるのですから、ご自分のこととして発言されていれば、守られるだけの立場からは少なくとも第一歩は既に解決されていることと思います。

その一端をてつこさんもここにお書きいただくことで『ともに考える』スタンスが更に広まってゆけば良いなぁと、思います。>「そういうことを考えるよいきっかけでした」と言われる「そういうことを」是非ここでもお聞かせください。^^




【正直この作業は、法学部を卒業した訳でもない私にとって、かなり骨の折れる作業です。しかし、来たるべき安倍政権がめざすだろう憲法改正と教育基本法の改正を予測すれば、この種の予備知識を蓄えることは、国民の意思を反映した憲法改正を実現する意味で、当然考えるべき国民の義務だと思うからです。その基本スタンスで、少しづつ検証していけたらと思うのです。・・・・以上私のブログから引用です】
>そういうこと
具体的にということでしょうか

え〜と…(「○○の考え、休むに似たり」の心境(^^;)

たとえば、国家予算の防衛費の使い方に目が行く、とか、
もう一度、憲法を読んでみる、とか

旅先でも、「テロにあったら、どう行動すべか」などと考えてみたり

一般市民にできることは、そんな単純なことだけですけれどね
ほんの少しずつでも、生活の合間に学習していけたらいいですね。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

青山繁晴『深淡生』 更新情報

青山繁晴『深淡生』のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。