この「What is A? Was ist A?」の問いの理解は、いささか分析哲学的に意訳しているものの、実は、プラトーンのイデア論から中世盛期スコラ哲学以来の認識論に他ならない。
畢竟、「What is A? Was ist A?」を有意味な問いとして成立させる「概念」「属性」「本質」が存在するのかどうかが、中世後期の「普遍論争」(この世に存在するのは、偶さかあるいは慣習的に「A」と呼ばれることになった(本来は互いに何の必然的な関係もない)個物のみか、あるいは、個物を「A」に収斂せしめる「本質」なのかの議論)のメインテーマである;否、それは16−19世紀、否否否、現在にいたる西欧哲学のメインテーマである。
(甲)アメリカ合衆国の国籍(公民権)または永住権を保持する人々
(乙)上記以外でアメリカ合衆国に帰属意識を持ち、かつ、上記の人々も彼等(not themselves but them)がアメリカ合衆国と運命を共にしており、よって、アメリカ合衆国やその地域の政治にコミットすることは正当なことだと考えている人々:要は、それなりに根付いた不法入国者や亡命者等々