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ルネ・デカルトコミュの方法序説とクリティカルシンキング

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デカルトの「方法序説」(岩波)を読み返しました。
デカルトのキーメッセージについて、私が掴んだ解釈を(誤解を恐れず)要約しますと、

ものを考える場合には、以下のことを外さないように注意せよ、ということになります。
1,事実に基づいて考えること
2,事実は網羅的に拾うこと
3,ごく当たり前の要素だけを使い、間違えようのない程ごく基本的なロジックだけを利用して前に進めること(トリッキーなものは一切必要ない)

当たり前すぎて拍子抜けですね・・
しかしこれを徹底させる限り、少なくとも自分自身が間違った思考に陥ることは避けられるでしょう。
さらに大事なことは、そこから出た結論は、やはり人間の「常識」に訴えかけるものであるということです。
様々な世界の人に自分の意見を理解してもらうためには、相手の常識に訴えかける力が必要です。
これは世界市民たらんとする者がが身につけるべき、大切な能力ではないかと思うのです。

300年以上前に書かれた本ですが、今風に言えば「クリティカルシンキング」の最初の教科書とは言えないでしょうか。

コメント(4)

contra 1 :何が事実であるのか,の判別基準が曖昧( 明晰判明な現前など幻覚ですら与えられる )
contra 2 : 無限を網羅することは不可能である,また,有限対象域であってもその構成素を網羅したか否かの判別基準が不明瞭である,かつ,網羅の前提である諸事実の論理独立自体が誤謬である可能性が高い
contra 3 : 間違いようのない基本的なロジックなどない(同一律や排中律すら古典的な確定的意味での真をおけない)
さて。べろべろ以上に酔っぱらっておる五十代ですが。

それぞれの時代なりの「パラダイム」ないし「エピステーメー」を無視して,現代の理窟でなでぎるのは,それだけで,私は哲学史ないし思想史の初歩的方法も識りませんよと言っていることにしかなりませんか。

同じ論法で,スコートゥスでもアリストテレスでもプラトーンでもアナクシマンドロスでもプロタゴラスでも,ソロアスタでも釈尊でもナザレのイエスでもムハンマドでも空海でも古事記でも簡短に幾らでも切れますが。

ちなみに皆様。

デカルトは「われ思う,ゆえに(エルゴ)われあり」で有名ですがデカルトの生涯でこの台詞があらわれるのは一度だけだということは御存知でしたか。
>>[2]

確かにその哲学者がどのような時代に生まれ、どのような社会的意識を持ち、どのような思想潮流の中に身を置きながら、どういった志向から自分の考えを構成していったか、という点にしっかりと目をやることは、その言葉・文章をまったく歴史的視線を捨象して読み手と同時代の書き手によるもののように読んでしまうよりも、ずっと精密な読み方ができますね。

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