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James Ivoryコミュの「日の名残り」についての考察

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英国の名門家に一生を捧げてきた老執事が自身の半生を回想し、職務に忠実なあまり断ち切ってしまった愛を確かめるさまを描いた人間ドラマ。原作は、英国在住の日本人作家カズオ・イシグロ(石黒一雄)がTVドラマ用の脚本を改稿した同名小説。
主演のアンソニー・ホプキンス(レスター博士と同一人物とは思えません!)とエマ・トンプソン。
音楽はやっぱりリチャード・ロビンス!

92年カンヌ国際映画祭受賞作「ハワーズ・エンド」のキャスト、スタッフが再結集☆
共演は「パトリオット・ゲーム」
のジェームズ・フォックス、「ある日どこかで」のクリストファー・リーヴ、「赤い航路」のヒュー・グラントほか。

コメント(8)

石黒一夫(漢字忘れた)はブッカー賞とったんですよね、これで。
芥川賞みたいなやつ。

当時 イギリスの人から「日本人の書いた本よ」ともらったので、
「面白かった?」ってきいたら、
「冗長だった。(つまらなかったというニュアンスがあった)」との返事。
そこがよいのにねえ。
テレビバージョンの配役にジェームス ウィルビーいたら面白いのにねえ
(もうこの名前はいいって?笑)

この監督の作品ってどれも 叙情性豊かで切ないんだけど、泣きはしないねえ。その加減が魅力なのだろうけど。
そう、私が映画に求めるものは「余韻」です。
エンドロールが流れてもなおつづく余韻。

たまに ぶっとんだおバカな映画も必要だけど。
大好きです。ちょっとわかりにくいところはあったけど、それは原作を読めば解消されますから。私としては何故ダーリントン卿が失墜したかという経緯について、もう少し突っ込んで描いて欲しかったというのが本音です。

ヒュー・グラントが良い感じで出てきますしね。ヒューとホプキンスの絡みがまた良いですよね。
ヒューの出し方はあれでよかったのかもしれませんが、若干
かげがうすいかな、って思います。
そこがいいのかなあ。

Cesarioさんは原作を読まれたのでしょうか。すごいなあ。

チャーリーズ エンジェル大好き。
シャドウにすると「キャッツアイ」みたい。
ごめんなさい。はなしぶっ飛んでて。
こんにちは。実はイシグロの作品はかなり好きで読んでいまして、当時この作品をアイヴォリー監督が映画化すると聞いたときはそうとう期待が高まって興奮したのを昨日のことのように思い出します。で結果は想像を裏切らない素晴しい映画でした。

デビュー作「女たちの遠い夏」、続く「浮世の画家」と「日の名残り」まではイシグロの作品には隠れたテーマがあるように見受けます。すなわち『過去の自分のあやまちと如何に向き合うか』という重いテーマ。デビュー作では太平洋戦争後の混乱の時代に友人の女性を(結果として)裏切った女性の過去、「浮世の〜」ではやはり戦争中に戦争画を描くという事で軍国主義に加担した老画家の過去、そしてこの作品では主人公の執事がかつて仕えた主人がナチスドイツへの協力者であったという苦い過去(ヒュー・グラント扮する若者がホプキンスにまくしたてるシーンを思い出して下さい)。いずれの作品でも過去を直視したい、でも直視しきれない、という主人公の苦悩が描かれていて、「日の名残り」では特にそれにエマ・トンプソンとの恋物語が重層的に重ねて語られていて実に見ごたえのある映画になったと思います。人間誰しもあやまちはある、問題はそれにどう向き合うかなのだ、とアイヴォリー監督が語っているかのように感じています。あやまちを犯しうる人間への暖かい目線と趣味の良い抑制された語り口がこの映画を感動的にしていると言ってよいでしょう。あー書いていたらまた見たくなって来たー(笑)

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