竹輪句会コミュの2018年7月10日(火)　浅草ほうずき市吟行披講

今年も企画実現できました。
　19時半雷門からそぞろ歩き(の前にまばたき氏のみくじ末吉)、20時に閉門する浅草寺駆け込み参拝とか今年の雷札いただいたりし、各作句散策の後に、魚民にて句会しました。
　3～5句投句　4句選です。

参加　:　浩平、せえべえ、まばたき(瞬)、ホリエ、ザ
　　　　　選句参加(有難うございます)　:　オクタビオ、泡沫

<4点句>
二の腕の墨も善良茅の輪かな　　ザ

<2点句>
刈り上げのイナセが夏を売りにけり　　せえべえ

仏様夏の祭りを見てるだけ　　まばたき

散りぢりに引き裂かる神ほおずき市　　ホリエ

四万六千日御堂野太声にて閉門　　ザ

生花店整体屋どぜう屋と西日　　ザ

気配だけまとって帰るほおずき市　　ホリエ

七月の茅の輪をくぐる為に唄　　ザ

警備員に急かされ四万六千日　　浩平

奥山に西に欲気の夜店立つ　　せえべえ

<1点句>
風止みぬ鬼灯市の声高く　　せえべえ

鬼灯と佐川男子の並ぶ市　　浩平

鬼灯のよく萎みたる売り子かな　　浩平

ゾウガメの四万六千日詣り　　せえべえ

ほうづき市酢きものと塩味旨き　　ザ

油断ならぬ売り子ばかりや鬼灯市　　浩平

<選外>
鬼灯を見るとふるさと思い出す

夏の夜神社の明かり照らす夜

夕闇に黄金に光る葭簀小屋

カタコトと夏の神社に響く下駄

緑なら酸漿朱なら鬼灯で?

神社内風鈴の音であふれだす

<特別>
末吉は夏を始める神籤かな　　泡沫

末吉や夏の瞬発力秘めて　　オクタビオ

　以上です。