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今日のニュースコミュの2005年12月30日(金)-大阪-晴→曇

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★岡部が今季最高の4位、五輪代表確実-ジャンプW杯

 W杯で今季日本勢最高の4位に入った岡部


★年の瀬の欧州に厳寒、大雪

 大雪が降ったベルリン市内で、物ごいをするホームレスの男性。欧州北中部がここ数日大雪に見舞われている。


★新春待つ東京・浅草

 今年もあと2日。東京都台東区の浅草仲見世商店街は29日、多くの人でにぎわった。色とりどりの絵馬や羽子板などの縁起物が飾り付けられ、訪れた観光客や買い物客らは一足早いお正月ムードに浸っていた。


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★国交省が不自然な交渉、要求を次々のむ-外環道用地補償

 東京外郭環状道路(外環道)の建設をめぐる用地買収で、国交省が不自然な交渉をしていたことが明らかになった。敷地を買収された産廃処理会社の関係者は「反論も何もない。あれは交渉とは言わない」と国交省側の対応を評した。交渉には暴力団関係者が介在し、国交省側に要求を次々とのませていったという。

 同省関東地方整備局などによると産廃処理会社があった千葉県市川市などで買収交渉が本格化したのは99年。同社にも同年末、敷地が予定地にかかることが通知された。関係者によると、同社が暴力団関係者の男性(71)を取引先から紹介されたのはちょうどこのころだった。暴力団関係者は資金繰りに苦しんでいた同社に融資し、00年3月には約2週間、共同代表に名を連ねた。

 同年4月、同社と同整備局首都国道事務所(千葉県松戸市)との間で補償交渉が始まったが、暴力団関係者は社長(61)よりも数日先に同事務所を訪れた。補償金については社長と暴力団関係者との間で融資金を清算し、残金は等分に分けるという約束があったという。

 同月、同社の建物の所有権が暴力団関係者の知り合いの大阪の会社に移された。土地についても同年6月、この会社に売却手続きがとられた。さらに、焼却炉も同年8月に暴力団関係者の知人に所有権が移された。買収用地は敷地の4分の1程度で、交渉は「通常よりかなり多い、数十回以上」(同整備局)繰り返されたという。この中で産廃会社側は会社の移転を要求。国交省はこれに応じ、焼却炉の移転費用について同社から見積書を出させた。

 会社の移転を認めたことで補償額はさらに膨らんだ。まず、焼却炉以外の施設の移転費用が補償された。移転のため残りの土地(残地)を売り急ぐ必要があるとし、不動産市場で買いたたかれた場合の売却損分が残地補償に加味された。補償額は00年12月に総額約12億7000万円と提示され、わずか1カ月後の01年1月、約13億9000万円に増額されていた。









★北陸や東北地方で暴風雪 低気圧の影響

 気象庁によると、日本海に発生した低気圧が急速に発達する影響で、北陸や東北地方の日本海側では、30日夕方から風が強まり、31日明け方にかけて暴風雪となる見込み。30日朝、日本海に低気圧が発生し同日夜には急速に発達しながら東北地方を横断する見込み。この低気圧の接近・通過で強い雪が降り、落雷を伴う所もあり、同庁では警戒を呼びかけている。

 風の強まりとともに海上の波も急に高くなり、北陸や東北地方の日本海側で30日夕方から31日朝にかけてしける見込み。31日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、北陸と東北地方日本海側の山沿いの多い所で30〜40センチ。








★米ヒルトン、国内外のホテル部門40年ぶりに統合

 ホテルチェーン大手の米ヒルトン・ホテルズは29日、米国外で「ヒルトン」ブランドのホテルを運営する英ヒルトン・グループから、同ブランドのホテルすべてを現金33億ポンド(約57億ドル)で買収すると発表した。国内外の事業統合で「ヒルトン」ブランドの海外展開を加速し、競争力を高める。

 米ヒルトンが取得するのは、英ヒルトン直営ホテル40件とフランチャイズ160件。2006年3月をめどに手続きを終了する。英ヒルトンは社名をラドブルックスに変更、カジノなど「ヒルトン」以外の事業を継続する見込み。ヒルトンは米国事業と海外事業を1964年に分割。国内外の事業統合は約40年ぶりとなる。









★ネット取引、年末活況・冬休み、個人が株投資

 株式市場で個人投資家の売買が加速している。東京証券取引所第一部の売買代金は29日、月間として初めて60兆円を突破。ジャスダック証券取引所ではこの日の売買代金が過去最高を記録した。「年末は商いが細る」というのが経験則だが、今年はインターネット取引が盛り上がり、年末の活況を演出した。

 個人マネーは29日、新興企業が上場しているジャスダックにまとまって流入した。同市場は株価変動が大きいことで知られ、個人投資家の比率が高い。売買代金は2268億円と初めて2000億円を上回った。東証一部の代金も2兆6000億円と、機関投資家や外国人の参加が少ない年末としては高水準。12月の売買代金合計は61兆円強になった。








★出生率、今年過去最低に・出生数落ち込む

 1人の女性が生涯に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率が2005年に過去最低を更新する。04年も1.29に低迷したが、出生数の落ち込みで低下傾向に歯止めがかかる気配はない。政府の推計との乖離(かいり)は広がるばかりで、年金制度改革などにも影響を及ぼしそうだ。

 厚生労働省がまとめた人口動態統計の年間推計によると、05年の出生数は106万7000人と、前年から4万4000人減少した。減少数は前年(1万3000人)を上回り、未婚化や晩婚化などを背景に少子化に拍車がかかっている。









★<泥湯温泉>母子3人死亡、父は重体-硫化水素ガス中毒か

 29日午後5時ごろ、秋田県湯沢市高松泥湯沢の泥湯温泉「奥山旅館」従業員から「近くの駐車場付近で人が倒れている」と119番通報があった。救急隊員らが駆けつけたところ、同旅館に宿泊していた東京都豊島区西巣鴨2、東京大学理学部助手、松井泰さん(47)と妻理恵さん(42)、小学3年の長男日々太(びいた)君(8)、同1年の二男智足(ちたる)君(6)の4人が倒れており、病院に運ばれたが、理恵さんと兄弟2人は間もなく死亡し、泰さんも意識不明の重体。県警湯沢署などは、温泉付近から発生する硫化水素ガスによる中毒ではないかとみて調べている。

 調べでは、県営駐車場の近くに硫化水素ガスの噴出口があり、その上に雪が積もっていた。噴出口付近はガスの熱で雪が解け、くぼ地状になっていたが、子供の1人がこのくぼ地に落ちたフライングディスクを取ろうとして落ち、理恵さんともう1人の子が助けようとして落ちたとみられる。泰さんと従業員も3人を救助しようとしたが、泰さんもガスを吸って倒れたという。


 温泉関係者によると、泥湯温泉は硫黄泉で、周辺には、ガスの噴出口が多数ある。夏場は地表に噴き出したガスが風に飛ばされて拡散するが、冬場は雪がくぼ地状になり、ガスがたまることがあるという。松井さん一家は、たまったガスを吸い込んだのではないかとみられている。同旅館では00年2月にも、硫化水素ガスを吸った従業員と宿泊客計21人が病院で手当てを受けていた。



▽ことば(硫化水素) 

 火山地帯で発生するガスで、中毒になると呼吸困難で死亡する率が高い。空気より比重が大きいため、すり鉢状のくぼ地が特に危ない。卵が腐ったようなにおいがあるが、濃度が高くなるとにおいを感じなくなり、頭痛や吐き気、息苦しさなどの症状が出る。濃度が700ppmを超えると意識障害を起こし、1000ppm以上ではわずか数回の呼吸で死に至る。助けに行った人まで死亡するといった2次災害が多い。



◇年末を秘湯でくつろぐ観光客に衝撃

 秋田県湯沢市高松泥湯沢の泥湯温泉で29日、東京都豊島区西巣鴨2の松井理恵さん(42)と小学3年の長男日々太(びいた)君(8)、同1年の二男智足(ちたる)君(6)が死亡、父親の東京大学理学部助手、泰さん(47)が意識不明の重体になっている事故は、年末を秘湯でくつろぐ宿泊客に衝撃を与えた。同旅館にはこの日、8組17人が宿泊しており、子供連れの宿泊客は「不安です」と表情を曇らせた。

 湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部などによると、母子は奥山旅館から南東へ約150メートル離れた県営駐車場近くにできた雪のくぼ地の中で倒れ、泰さんはそのへりに倒れていた。子供2人は駐車場近くの空き地で遊んでいたが、フライングディスクがくぼ地に落ちたため1人が拾いに行き、戻ってこないため、理恵さんともう1人の子供が捜しに行き、次々と転落したらしい。斜面を流れる湯の熱のため雪が空洞になっている部分で足を踏み外したとみられる。

 くぼ地は幅約1.5メートル、奥行き約2メートル、深さ約1.5メートルで、理恵さんと子供がうつぶせに折り重なり、体の上に雪がかかっていたという。現場近くでフライングディスクも見つかった。同旅館では00年2月にも、宿泊客と従業員の計21人が硫化水素ガスを吸い、目の痛みなどを訴えて治療を受けた。湯沢保健所によると、この時は内湯に設置した換気扇の排気口が外に積もった雪でふさがり、ガスが旅館内に充満。同保健所は排気口付近の除雪を定期的に行うよう指導した。
 今回の事故について同保健所は「00年のケースと違い、想定していなかった」と話している。

 神奈川県相模原市から宿泊に来た主婦(29)は「びっくりしている。夫と10カ月の子供と来ているが、子供も歩ける年齢だったら同じ事故に遭ったかもしれないと思うと怖い」と話した。



▽平林順一・東京工業大教授(火山化学)の話 

 硫化水素は空気より重いため、低地には行かないことが大切。冬場、ガスが出ているところに雪が積もると下が空洞になる可能性があるし、逆にガスの熱などで積雪がすり鉢状のくぼ地になることもある。事故の詳細は分からないが、こうした場所は致死レベル以上の高濃度になることがあり危険だ。登山道などでは危ないところにさくを設けているが、温泉などでは必ずしもそうなっておらず、くぼ地などに入らないように気をつけるしかない。










★ES細胞存在せず、論文は完全偽造-ソウル大調査委

 ヒトのクローン胚から世界で初めて胚性幹細胞(ES細胞)をつくったとする研究論文のねつ造疑惑を調べている国立ソウル大学の調査委員会は29日、クローン胚由来のES細胞は存在しなかった、との調査結果を発表した。この結果、同大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授(53)が今年5月に米科学誌サイエンスに発表した論文の内容は、完全な偽造だったことが判明した。

 調査委は今月23日、黄教授が患者の体細胞を使ったクローン胚から作成したと主張していたES細胞11株のうち、9株はデータねつ造によるもので、ES細胞ではないと発表。残る2株について詳しいDNA鑑定を行ったところ、患者のDNAと一致せず、クローン胚からのES細胞ではないことが確認された。

 黄教授は昨年2月、世界で初めてヒトのクローン胚からES細胞を作成したと発表。今年5月にねつ造が問題となった論文を発表した後、今年8月には世界初の「クローン犬」に成功したと、続けざまに「世界初」の研究結果を報告していた。しかし、今年5月の論文が全くの偽造だったことから、他の研究内容についても疑惑が持ち上がっており、調査委では他の論文についても、詳しく調べる方針。

 一方、調査委とは関連のないソウルのDNA鑑定企業、ヒューマンパス社は29日、黄教授がクローン犬だと主張するアフガン・ハウンドの「スナッピー」は、血液検査の結果「クローンである」との調査報告を発表した。スナッピーは今年4月24日、ラブラドールの代理母犬から生まれたとされている。同社の社長によると、黄教授が11月末にスナッピーのDNA鑑定を依頼してきたという。

 この結果に対し調査委は、スナッピーが本当にクローン犬かどうかを正確に突き止めるのは非常に難しいとして、慎重な構えを見せている。








★ガザ北部に砲撃、「緩衝地帯」狙う、イスラエル軍

 イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ北部でイスラエル領内へのロケット弾発射が行われている地区を掃討するため同日夜、砲撃を開始した、と述べた。ガザ北部に「緩衝地帯」を設置することを狙っている。

 ガザ住民が、対象地域に立ち入らないよう事前警告を行ったとしている。居住者がいない地域としている。イスラエル軍は、ガザ地区でテロ活動を取り締まらないパレスチナ自治政府に代わり、作戦を実行していると主張した。砲撃を続ける期間は不明。この後、対象地域でテロ活動を根絶するため、空爆や地上作戦を強化すると言明した。過去4週間にわたり、200発以上のロケット弾「カッサム」がイスラエル内へ撃ち込まれたとしている。

 イスラエル・ラジオによると、パレスチナ強硬派組織「イスラム聖戦」は、今年2月の停戦合意を順守するため、自治政府のアッバス議長が求めたロケット弾攻撃の中止を拒否した。聖戦は、イスラエルが合意を破っていると主張している。イスラエルは今年8月、ガザから移植者や軍部隊を撤収させているが、ここ数カ月間、パレスチナ勢力によるロケット弾攻撃が加速している。イスラエルはこれに対し、空爆で対抗している。








★広島で早朝火災、子ども2人が遺体で発見

 30日午前5時55分ごろ、広島市安佐北区落合南、曽利修さん(31)方から出火。木造2階建て住宅延べ約120平方メートルを全焼し、隣接する民家4棟の一部を焼き、約1時間40分後に消えた。曽利さん方の焼け跡から子ども2人の遺体が見つかり、広島県警可部署は、行方不明の長女(12)と二男(5)とみて確認を急いでいる。調べでは、曽利さん方は妻(39)と子ども4人の6人家族。同署で出火原因を調べている。









★イスラム過激派 パキスタン人、日本支部を画策-警視庁が捜査
└15年に入国、接触


 アルカーイダやロンドン同時テロとの関係が指摘されるパキスタンのイスラム過激派テロ組織のメンバーが、日本支部設立を目的に極秘入国していたことが二十九日、警視庁公安部の調べで分かった。産経新聞が入手した警視庁の内部捜査資料にも「支部設立を目的として来日」と明記されている。イスラム過激派の組織網構築の動きが日本国内で確認されたのは初めて。米中枢同時テロから五年となる節目の年を前に、政府も国際テロ対策の抜本的な見直しを迫られそうだ。

 問題のテロ組織は、「シパヘサハバ・パキスタン」(SSP)。

 捜査資料や調べでは、男は一九七〇年代生まれで三十歳代のパキスタン人。警視庁は、イスラム・コミュニティーやモスク(イスラム教寺院)への捜査の過程で、情報提供者である「協力者」から「SSPのメンバーが支部設立のため来日した」とするテロリスト情報を得た。出入国管理記録を照会したところ、この男が平成十五年、宗教活動のビザで出入国し、礼拝中などに「SSPの支部設立を目的に来日した」と発言していた事実を確認した。

 男は都内を拠点に首都圏のモスクに顔を出していたほか、技能の在留資格で入国して横浜市内に住んでいた貿易業の男(27)=パキスタン国籍=や都内の元製本会社勤務の男(40)=同=らと、駅構内などでひそかに接触していたという。警視庁はこのうち都内の男を入管難民法違反(不法滞在)容疑で逮捕するとともに、関係者の行動監視を続けて日本でのSSPのネットワーク解明を進めている。

 捜査は、国際テロを専門とする公安部外事三課が担当。都内の都銀支店に開設された男が関係する五つの口座についての捜査の概要は、警察庁警備局にも報告されている。

 パキスタンには、ロンドン同時テロの実行犯が昨年から今年にかけて出入国。SSPはパキスタン国内で数々のテロに関与し、ロンドン同時テロの実行犯との接触も疑われており、ムシャラフ大統領はロンドン同時テロ直後の演説でSSPを名指しで批判していた。パキスタン政府は二〇〇二年一月、SSPを非合法化し、事務所の閉鎖と資産凍結の措置をとっており、米国務省も〇三年四月、SSPを「テロ組織」に指定している。




 ■現地でテロ要員勧誘

 ロンドンやバリ島など世界にイスラム系のテロが拡散する中、日本でもイスラム過激派組織が支部設立を画策していた。警察当局は「日本のイスラム・コミュニティーからテロリストをリクルートしようという動きでは」と警戒を強めている。

 これまで警察当局が想定していたのは、米中枢同時テロのようにテロリストが入国し行うテロ。サッカーの日韓ワールドカップ(W杯)直後の平成十四年七月から十五年九月、アルカーイダ幹部のリオネル・デュモン被告が滞在、別のイスラム組織のメンバーと群馬県で同居していた事実は、警察にも衝撃を与えた。

 だが、米中枢同時テロの主犯格でアルカーイダのナンバー3だったハリド・シェイク・モハメド被告は、米捜査当局に「日韓W杯を狙いテロを計画したが、日本には『インフラ』(支援網)がなく、断念した」と供述。「日本人へのテロはイラクなど国外の可能性が高い」(警察幹部)との見方が大勢だった。ところが、警視庁の二年以上におよぶ極秘捜査で、イスラム過激派によるテロ支援網の構築にもつながる動きが日本国内で初めて確認された。

 現地のイスラム・コミュニティーからテロの「人材」を勧誘する−。これが昨今のイスラム過激派によるテロの潮流だ。七月のロンドン同時テロは英国で生まれ、「英国人」として暮らしていたイスラム系移民の子による自爆テロ。豪州で十一月、原子炉を狙ったテロ容疑で一斉摘発されたイスラム組織メンバーは、豪州生まれの移民二世らだった。米英両国などとともに日本も攻撃対象として名指しされており、警察関係者は「テロリストに悪用される恐れのある国内のイスラム・コミュニティーの一層の実態把握に努める」としている。

                 

【用語解説】シパヘサハバ・パキスタン(SSP)

 パキスタンで活動するイスラム教スンニ派の過激派テロ組織。80年代に設立。パンジャブ州ではシーア派との宗派間対立でテロを繰り返している。アフガニスタンにあったアルカーイダの軍事キャンプで訓練した戦闘員を多数抱え、分派組織「ラシュカル・イ・ジャンビ」(LJ)はアルカーイダを支援しているとされる。LJは99年1月、爆弾で当時のシャリフ首相の暗殺未遂事件を起こし、警察官ら4人を殺害した。









★漢字書けない中学生 正答3割弱「読み」優先の弊害

 教科書に出てくる漢字のうち、中学生が正しく書き取れるのは全体の三割にも満たないことが教育シンクタンク「ベネッセ教育研究開発センター」(東京都多摩市)が東京都の公立中学に通う中学生二千人に行った「国語の学習に関する調査」でわかった。同センターでは、漢字の「読み」「書き」どちらも重視されてきた学校の漢字教育が現行の学習指導要領から「読み」優先へと変更されたことが漢字の書けない生徒を増やす原因になっており、「極めて深刻な状況にある」と憂えている。

 調査は東京都内の公立中学校(六校)に通う一年生から三年生の生徒二千三百三十五人を対象に今年の一学期に実施した。中学生配当漢字九百三十九字のうちすでに国語教科書に出てきた漢字について、文中に設けた空欄に適切に書き取る形式のテストを行い(中一のみ一部未履修の漢字あり)、国語学習に関するアンケートも実施した。その結果、漢字テストの平均は二七・八点(百点満点)。得点分布でも「一〇点〜二〇点未満」が22・2%と最も多く、三〇点未満の生徒が全体の61・2%を占めた。「国語が得意かどうか」と実際の得点との関係を見ると「国語が得意」と答えた生徒ほど高得点となる傾向はみられたものの、「とても得意」とした生徒も平均点は四二・八点にすぎず、「まあ得意」とした生徒は三三・四点しか書き取れなかった。

 漢字教育は平成元年の学習指導要領で「各学年の常用漢字に使い慣れ、文章の中で適切に使うようにすること」と「読み」「書き」セットで示されていたが、平成十年に告示された現行の指導要領では「読みはその学年で、書きは二年間(次の学年)で」と「読み」優先の指導に変更されている。

 同センターでは今回の調査結果について「これほど漢字が書けないのかと結果には正直驚いたが、起きるべくして起きた当然の結果ともいえる」と指摘。「調査実施時期が未習分野を多く抱えた一学期だったことや、パソコンの普及で大人も含めて漢字を書く機会が減ったといった環境変化などもこうした結果につながる一因とは思うが、現行の学習指導要領で学校の漢字教育が『読み』優先となり、上の学年で『書く力』が育たずにいることが、今回の結果に端的に表れたのだろう」としている。

 このほか調査では76・5%の中学生が「中学生の言葉遣いは乱れている」と感じ「難しい言葉は覚える必要はない」とした生徒は17・1%にとどまった。しかし、約八割の生徒が「国語は上手な勉強の仕方がわからない」。漢字テストの下位層になるほど、こうした思いが強くなり、逆に高得点の層ほど、「小さいころ親が本を読んでくれた」「親が家でよく本を読んでいる」「先生や親から本をすすめられる」などの回答も目立つ傾向がみられた。

                 

【特に正答率が低かった問題例】

・水中で□息(ちっそく)しそうになる→窒〈1年0.4%〉

・□(よい)の明星→宵〈1年0%〉

・仲間から□外(そがい)される→疎〈1年0.8%〉

・強風のため□行(じょこう)運転→徐〈1年0.8%〉

・野球チームの監□(かんとく)をする→督〈1年0% 2年2.3%〉

・ホウレンソウを一□(いちわ)ゆでる→把〈1年0% 2年0.4%〉

・□下(のきした)で雨をしのぐ→軒〈1年0.4% 2年2%〉

・制度を□次(ぜんじ)改善する→漸〈3年0%〉

・会長に推□(すいせん)する→薦〈3年0%〉

・□辞(ちょうじ)を述べる→弔〈3年0%〉


【中3で正答率が10%以下だった主な漢字熟語】

 謹んで新年を祝う/問題を迅速に処理する/いたずらを戒める/卸値で販売する/感動の余韻にひたる/申し出を快諾する/雪辱を果たす/政府の諮問機関/参加者の名簿を作る/実情に即した対策/詐欺行為/話し合いを傍観する/優勝の祝宴/名作の誉れ/戦争は愚かだ/資源が乏しい/栄養が偏る/卑劣なやり方/感慨をこめて歌う








★岡部が今季最高の4位、五輪代表確実-ジャンプW杯

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは29日、伝統のジャンプ週間開幕戦を兼ねた個人第8戦(HS137メートル、K点120メートル)が独オーベルストドルフで行われ、岡部孝信(雪印)が128メートル、130.5メートルと安定したジャンプを見せ、260.8点で今季日本勢最高の4位に食い込んだ。

 岡部は全日本スキー連盟が定めたトリノ冬季五輪代表選考基準のW杯6位以内の条件を満たし、団体で金メダルを獲得した長野五輪以来2大会ぶりの代表入りを確実にした。 葛西紀明(土屋ホーム)は13位、伊東大貴(土屋ホーム)が16位。ヤンネ・アホネン(フィンランド)が今季初勝利、通算31勝目を挙げた。一戸剛(アインズ)、山田大起(北野建設)は2回目に進めなかった。









★パラサイト・シングル、米で増加「子と仲良く」親心も変化

 高校や大学を卒業後、独立して自活を始めた子供が再び親元に戻るというブーメラン・キッズ現象が米国で広がっている。無職、もしくは職業を持っていても家計に入れず、家事もしないという「米国版パラサイト・シングル」だ。増殖の最大の原因は、学費ローンなどの経済的理由や米中枢同時テロの衝撃による故郷回帰への願望などが挙げられているが、疑問を持ちながらもこうした子供を受け入れる親世代の意識や社会の変化も指摘されている。 

 米カリフォルニア州のバーリーンゲーム。大学卒業後、就職した会社が倒産して息子が実家に戻ってきたマーサ・ジョーンズさんは「彼が居てくれるのはうれしいが、起床は午後一時ですっかりバケーション・モード。そろそろ将来のことに真剣になってもらいたい」。

 二〇〇三年の米国勢調査によると、十八歳から三十四歳までの男女で親と同居しているのは27%。十八歳から二十四歳までに限ると半数以上が親と同居している。一方、一九七〇年の調査では二十五歳から三十四歳までの男女で親と同居している人は8%以下、二〇〇〇年には10・5%で、その急増ぶりがうかがえる。

 理由の第一に挙げられるのが家賃の高さや学費のローン返済の負担、失業という経済的事情だ。米コンサルティング会社「ソーシャル・テクノロジー」によると、米国の大学卒業者は平均して一万九千ドルの学費ローンを抱えているという。また、〇一年の同時テロによる衝撃や治安への不安が「安心だった子供時代を過ごした両親の家」へ戻らせているとも指摘している。

 だが、最大の原因は親世代の意識の変化のようだ。世界四十六カ国に拠点を置く調査会社「シノベイト」が十二歳から三十歳までの子供を持つ千人に行ったアンケートでは、43%の両親が「子供の親友になりたい」と回答した。「一度自立した子供を受け入れる経済的余裕や発想のなかった一世代前」とは違い、子供に嫌われるのを避け「仲良し」でいることを望む親の姿が浮かび上がる。

 こうした悩める親子へのハウ・ツー本「お母さんのところに戻ってもいい?」(リンダ・パールマン・ゴールドマン著)も登場。「『悩んでいるのは自分だけでないと分かって救われた』など多くの反響が寄せられている」(出版元)という。

 もっとも、この新しい親子関係を「双方が真に自立するためのプロセス」と肯定的に受け止める考え方もある。社会心理学者のスーザン・ニューマンさんは「親にとっては一種のアダルト・チルドレンを観察する良い機会となり、子供は両親と親としてでなく同じように悩みや問題を抱えた人間として付き合う。互いを客観的に見ることが本当に平等な関係を築くきっかけになる」と話している。










★鳥インフルエンザで女性死亡-中国で3人目、感染は7例目

 新華社電によると、中国衛生省は29日、福建省三明市の女性(41)が高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスに感染し死亡したと発表した。中国での人への鳥インフルエンザ感染確認は7人目、死者は3人目。福建省での確認例は初めて。

 女性は工場で働いていたが、発熱など肺炎に似た症状が出て今月8日に入院、21日に死亡した。死亡後に疾病予防コントロールセンターが女性の組織のサンプルからH5N1型への感染を確認した。衛生省は世界保健機関(WHO)や香港政府などに通報、女性に接触のあった人などに発症した例はないとしている。

 中国ではこれまで計12の省と自治区で家禽(かきん)などへの鳥インフルエンザ感染が確認されており、人には遼寧省、広西チワン族自治区、安徽省、湖南省、江西省で計6人の感染が確認されていた。死亡した2人はいずれも安徽省。










★公園トイレに乳児の死体-成田市

 二十九日午前十一時十分ごろ、成田市美郷台一、殿台児童公園トイレに出産後間もない男児の死体があるのを、遊びに来た小学生六年の男子児童(12)が見つけた。成田署は身元の確認を進めるとともに、死体遺棄容疑で捜査している。

 調べでは、死体は男女共用トイレの個室内にあった。服は着てなく、水色のバスタオルの上に置かれていた。死体には目立った外傷はなく、へその緒がついていた。三十日に司法解剖して死因を確認する。










★死刑確定者78人-37年ぶりの多さ
└大量執行危ぐの声も

 判決が確定し、拘置中の死刑囚は二十九日現在七十八人に上る。直近でこれより多いのは八十二人だった三十七年前の一九六八年。厳罰化の傾向を反映しているほか、執行数が減ったことも影響したとみられ、死刑廃止団体の関係者は「国際世論などへの配慮から執行に歯止めがかかっているが、今後、大量執行の可能性もある」と危機感を募らせている。

 最高裁などによると、死刑確定者の累計は、九一年以降は五十人台で推移していたが、昨年は十五人が新たに確定して六十八人に増加。今年の確定者は昨年に続く二けたの十一人となった。

 十一人は、オウム真理教(アーレフに改称)による坂本弁護士一家殺人事件の岡崎一明死刑囚ら。

 一方、九〇年代後半に年間数人だった死刑執行は、二〇〇〇年以降は年一−三人と減少気味。今年は千葉、高知での強盗強姦(ごうかん)殺人事件の北川晋元死刑囚一人だった。また今年、死刑判決を受けた被告は三十八人。近年では昨年の四十二人に次ぐ多さで、最高裁で十人、地裁が十三人、高裁が十五人だった。

 超党派の「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は、終身刑導入と死刑執行停止の法案をまとめているが、提出の見通しは立っていない。保坂展人事務局長は「死刑を続けるのは国際社会に逆行した流れ。死刑制度の是非を問う世論の関心を喚起していきたい」と話している。










★町全体が病んでいく-栃木の小1女児殺害1カ月

 栃木県今市市の小一女児殺害事件が起きて、まもなく一カ月になろうとしている。栃木、茨城両県警の懸命の捜査が続いているが、容疑者の逮捕には至らず、地元では不安が募っている。登下校時のパトロールを続ける保護者にも精神的な疲労がたまり、「このままでは町全体が病んでしまう」と臨床心理士は警告する。捜査の長期化は地域住民にどのような影を落としているのだろうか。 (宇都宮支局・松尾 博史)

 女児は今月一日、下校途中に行方不明となり、翌二日、茨城県内で他殺体で見つかった。「当初はすぐに解決すると思っていたが…。犯人像や動機が分からず、“第二の犯行”や模倣犯が怖い」。女児が通っていた今市市立大沢小PTA会長の粉川昭一さん(42)は、こう不安な思いを打ち明ける。事件の長期化とともに住民の疲労も増す。事件後ずっと続く登下校時のパトロールをめぐり「うちの子は自分で守る。よその家の子のことまでは知らない」と参加を渋る人が出てくるなど、保護者の間で温度差も出始めているという。

 同小で児童らのカウンセリングを行ってきた県臨床心理士会会長の日野宣千(たかゆき)さん(69)は「犯人像がまったくつかめていないので、憶測が憶測を呼ぶ現象が起きている。このままでは町全体が病んでいくことも考えられる」と心配する。

 昨年、奈良市で小一女児が殺害された事件は、小林薫被告(37)=殺人罪などで公判中=の逮捕までに一カ月半を要した。地元の自治連合会会長の馬場徹さん(73)は「子どもたちよりも、親や教員の方が精神的に大変だった」と話す。小林被告は発生二十八日目に「次は妹を狙う」と女児の母親にメールを送信。住民らは「犯人が近くにいるのでは」と戦々恐々になり、公園からは子供の姿が消えた。

 馬場さんは奈良県警本部長を訪ね「逮捕してほしい」と要望。捜査を混乱させないよう、地元で被害者の家族などに関する“うわさ話”を控えるよう心掛けた。今年も広島市、そして今市市で低学年児童が殺される事件が繰り返された。馬場さんは「今市市民へのアドバイスは難しい」と考え込んだ。そして「日本は大変な国になってしまった」と落胆した。










★家電カバー、お人形…母の手芸
└「オカンアート」増殖中

 刺しゅう入りの家電カバーや、愛きょうのある人形など、どこの家庭にもありそうな主婦の手芸作品が「オカンアート(母親の芸術)」と名付けられ、話題を呼んでいる。実用性はあまりないのに、自分でも作ってみたくなる不思議な“感染力”がある。お正月休みに、あなたも挑戦してみては。

 オカンアートという言葉を考案したのは、手芸好きの母親を持つ娘のようだ。2003年3月、インターネットの匿名掲示板の中に専用コーナーを設置した。「油断してるとドンドン増えるオカンの芸術作品について語り合いましょう」と呼びかけ、「まずは私から」と、母親が軍手で作ったブタの人形を紹介した。

 これが反響を呼んだ。「うちにもある」と書き込みが続き、作品の写真を載せる人も。キューピー人形に着せる毛糸の服や、せっけんに虫ピンをビッシリ刺してリボンで飾った白鳥、電話機カバーなど。確かに「ある、ある」と話の輪に入りたくなるような作品が目白押しだ。

 この掲示板は今も続いていて、現在までの発言数は、約6000件。話題を呼び、10月にはトレンド情報誌でも紹介された。掲示板参加者の会社員女性(28)は「みんなおもしろがって書き込んでいますが、根底にはオカンへの愛がある。気持ちはうれしいけれど、ちょっとセンスが……というやり場のない感情を共有できるのが楽しい」と話す。

 

◆実利より満足◆

 その彼女たちが「オカンアート演習所」と呼ぶのが「ユザワヤ芸術学院」だ。手芸用品店「ユザワヤ」(本社・東京)が1978年に開校した手芸学校で、当初数十人だった生徒は増え続け、現在は首都圏のほか神戸、福岡など全国7校で約1万人に上る。

 学院長の立石光夫さんは「うちのお客さんの95%は主婦。まさにオカンアートの担い手と言えるでしょう」。

 ユザワヤ商事副会長の中本翠(なかもとみどり)さんが、昔のアルバムを見せてくれた。リボンで作ったプードルや、ビニールひもを編んだバッグや帽子など、「私の母も作ってたなあ」という懐かしの作品群だ。

 「かつて主婦の手芸といえば実利に結びつく内職だったが、高度経済成長を経て、自分が楽しんだり、人に贈って喜んでもらうなど、心の満足を得るための手芸に変わってきたのです」

 東京・大田区の蒲田校をのぞいてみると、広いフロアに大勢の“オカン”たちが陣取り、籐(とう)工芸や紙粘土人形などの作品に取り組んでいる。50歳代の主婦は「娘の結婚式の招待状を手作りしたい。結婚はまだ決まってませんけどね」。娘の喜ぶ顔が見たい――これこそがオカンアートの心だ。


 滋賀県多賀町の主婦足立菊代さん(63)は、夫が定年退職して使わなくなった大量のネクタイを人形に生まれ変わらせた。足立さんはこれまで約100体を作った。「長女が働く老人ホームに贈りました。お年寄りが自分の部屋のドアノブに下げ、目印にして喜んで下さっているそうです」

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